【コラム】企画連載≪「日本一」への道≫/第9回/サッカー部を1番近い距離で追い続けて。

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関大サッカー部の今年の躍進はまさに『全員』だ。
サッカー部は関西学生リーグ、関西社会人リーグ、Ⅰリーグ2016【関西】などさまざまなリーグを活躍の場として日々成長をしている。2016年は石井主将を筆頭に「練習の質の向上」「自覚」「競争と協力」をテーマとして練習を重ねた。

その結果は確実に結果として表れている。トップチームは関西学生選手権で今年リーグ優勝を果たした阪南大や強豪の立命大、大体大を破り、優勝へと結びつけた。そして、夏の全国・総理大臣杯では1回戦で6-0という大勝を収めるものの、順大という関東の壁を打ち破ることができず2回戦敗退に終わった。
関西社会人リーグの関大FC2008は全国社会人選手権に初出場、そしてⅠリーグの関大ULTRASは全国大会出場権を獲得し、トップチーム以外も大きな成績を残している。

次なるトップチームの全国はインカレ。この大会をもって4年生は引退を迎える。最後の戦いはインカレ決勝の埼玉駒場で。そのためにもまずは関西学生リーグで4位以内に入らなければならない。11月12日土曜日に関大はリーグ最終節を迎える。この試合で引き分け以上に持ち込めば関大は出場権を得ることができる。対戦相手はびわこ大。日本一に向けた常勝関大の最終章をここからスタートさせたい。

試合以外にも注目すべきところがある。それはサッカー部の応援だ。『全員サッカー』を掲げる部の応援は、力ある200人の声が1つにまとまり、選手たちを鼓舞する。その光景はまさに圧巻だ。各選手にはそれぞれのチャントがあり、応援歌を全力で歌い上げ、会場に響き渡るときは誰もが振り返る。

今年、サッカー部全員の熱いプレーを大阪で見るチャンスは次が最後だ。共に関大を応援し、勝利の瞬間に出会う最後の機会。関大生は学生証を提示すれば入場無料となる。ぜひ、会場で関大の全国への切符を獲得する瞬間の立ち合い人が、1人でも増えることを願いたい。

私は2年間サッカー部の取材を行った。200人を超える部員が朝1限目前にグラウンドに集まり練習をする特異な環境。その中でも真摯に向き合い懸命に毎日を過ごす。サッカーを通じて成長していくその姿を見るたび、何度も心を打たれた。また、練習時間に部長や関大職員の姿も見られた。皆に愛されるチームがそこにはあるのだ。日刊スポーツで働く関大スポーツOBの大先輩から「記者をするなら毎日練習を見に行くくらいの気持ちでやりなさい」と言われてから始めた練習見学。毎日とはいかなかったが、週1日以上は少しの時間だが通い続けた。試合以外での活動を見ることで選手の特徴を捉えることができる。より深くまで知ることができたと自負している。
このサッカー部が『日本一』になる姿をこの目で見届けたい。活動を通して、ただシンプルに思うようになったことだ。だからこそ、出来うる限りの活動をしてきた。他大の学生スポーツ新聞に比べ、劣る部分もあったが全力を尽くした。それがもう終わりを迎えようとしている。

12月18日の埼玉駒場スタジアム。インカレ決勝の舞台に立つために関大の戦士たちはいま正念場を迎えている。次節のびわこ大戦で引き分け以上を決め、まずは出場権を得なければならない。引き分けを目指すのではなく、間違いなく勝ち点3を決めたい。長居の地で関大旋風、日本一へ確かな一歩を刻みたい【水野 真】

【試合情報】
11月12日土曜日14時00分kickoff
関西学生リーグ後期最終節
びわこ大戦
@ヤンマーフィールド長居