【野球】山本完投で神宮まであと2勝

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◇第47回明治神宮大会関西地区代表決定戦対大商大◇10月29日◇南港中央球場◇

大商大 001 000 000 =1
関 大 200 100 020 =5

(商)尾田、大西―太田
(関)山本―久米

リーグ優勝から5日後、野球部に休む暇はない。開幕した関西地区代表決定戦。関大が神宮大会に出場するにはトーナメントを3勝することが必要だ。

開会式では、松山主将が選手宣誓を行った。

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初回、多田と古川の四球でいきなりチャンスをつくると、2死から5番・若泉、6番・土井の連打で2点を先制する。

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一方先発は山本だったが、三回、無死から連打を浴びると、9番にスクイズを決められ1点を返される。

だが四回、2死から1番・多田が右前安打で出塁すると、続く阪本将の右翼線を抜ける適時二塁打で追加点を挙げた。

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中盤は互いに0のまま進み、迎えた八回の攻撃前。「(藤井)勝利に回すぞ」。みんながベンチの前でそう声を上げた。先頭の多田が中前安打で出塁。その後2死二塁となり、藤井勝に打席が回った。4球目、真ん中に入ったスライダーを捉え、打球は中堅手の頭を超えて適時二塁打。「たくさんの人が自分を応援してくれて打てたので、うれしかった」。暴投もあり、この回ダメ押しの2点を追加した。

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山本は9回を投げ切り130球の熱投。四球で無駄な走者を出してしまったことを反省したが、「先発するからには最後まで投げたい」と1失点完投でチームに勝利をもたらした。

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相手を一度も寄せ付けることなく白星を飾ったが、「今日の勝ちはまた切り替えてやっていく」(早瀬監督)と気を引き締める。神宮まであと2勝だ。【文:新潟瑞葵/写真:吉見元太】

▼早瀬監督
「山本は少しピンチがありながらもよくふんばった。コントロールにバラつきがあったけど気持ちが入っていた。他の投手も準備していたけど、完投能力がある。8回に追加点も入ったのも大きかった。山本は最初に勢いをつけてくれると思った。ストレートで差し込めててよかった。攻撃も先制点を取れたのがよかった。明日も試合があるからすぐに切り替えていく。今日のように、2点以内に抑えて3点以上取る試合をしたい。一喜一憂してる場合ではない」

▼松山主将
「みんな全く慌てることもなかったし、初戦の気負いもなかった。かといって弱気になってもいなかった。状態がすごく良くて自信しかない。8月30日に大商大とオープン戦をして、尾田からもみんなよく打っていたので、悪いイメージはなかった。僕がチャンスで三振していて、内容的に悪かった。僕が打てなかった分、最後に(藤井)勝利がうっぷんを晴らすように打ってくれた。歯がゆさも全部吹き飛ばしてくれた。勝利もなかなか試合に出られない悔しさもある中で、あそこで結果を出してくれたのはチームにとって大きかった。(山本について)安定している。見ていて気持ちいいくらいの投げっぷり。大体大や奈学大は投手がいい。うちも負けないだけの投手はいるけど、チャンスで最低限でも1点を取る打撃とか、細かい積み重ねが大事になる。明日以降厳しい試合になると思うので、もう一回気持ちを入れ替えてやらないといけない。気を引き締めていきたい」

▼土井
「(一回の適時打について)初球から振ろうと思っていた。ストライクを取りにきた外寄りのカーブをうまく打てた。先に若泉が打ってくれたので気楽に打席に入ることができた。8月のオープン戦で尾田から打っていたのでいいイメージがあった。コントロールが良くて内外に丁寧に投げてくるので、早いカウントから打ちにいこうと昨日から決めていた。それが結果につながって良かった。調子が上がってきたのでこのままいきたい。3・4・5番と頼れる打者が並んでいるので、6番のほうが気楽に打てる。一戦一戦、気負わずに自分のできることやりたい」

▼藤井勝
「(九回の適時打について)ベンチでみんなが『しっかり振ってこい』、『楽しんで来い』と言ってくれたので楽しんで打席に入れた。先頭がいい形で出てくれて、みんながつないでくれた。ベンチもスタンドも応援が良く聞こえたので、本当に打てて良かった。打ったのは真ん中のスライダー。あまり変化球が得意じゃないけど、いい打球が飛んだ。周りもまさか打つとは思ってなかったと思う。自分でもびっくりした。スタンドを見たらたくさんの人が自分を応援してくれて打てたので、うれしかった。出ていなくてもしっかり声を出すとか、自分の役割は分かった上で試合に臨んでいた。いざ自分が打席に立って1点を取ったら大きい場面で打てたということは、今までやってきたことも間違って いなかったと思うし、いい状態で今日まで来られたのが一番。今日よりも厳しい戦いになると思うけど、ベンチワークも含めて全ての面で勝てるように、一戦一戦を大事に全員で戦っていきたい」

▼山本
「四球で無駄なランナーを出してしまったのが反省点。まだこれから2試合続く。神宮が決まるまでは気が抜けない。(大商大先発・尾田も関西六大学リーグの最優秀投手だが)自分は相手のピッチャーではなくバッターと戦っているだけ。先発するからには最後まで投げたい。相手の投手よりも長く投げたい。落ちる球に合わせてこられてたから、まっすぐを意識することを久米さんと話した。多少疲れはあるけど、任されている以上は期待に応えられるようにしたい。ピンチでスクイズで1点は取られてしまったけど、得点圏に置いてもふんばれたのは良かった。3連勝して神宮に行きたい。今日は緊張をプラスに変えて、自分の力を信じて投げた。バックもすごく信頼できる」

▼阪本将
「(四回の適時打の場面)タイミングを合わせてなかったけどなんとかなると思って、インハイのボールに反応して回転して打てた。犠打も、多田の足が速いから何のプレッシャーもなくできる。すごく楽にいける。立命大戦は、試合慣れしていなくて疲れで振れていなかった。疲労がすごく溜まっていたから、それを取ることを1番にしていた。次も絶対に勝つしかない」

▼若泉
「先制点が絶対にほしかった。あまり緊張せずにいけた。打った球はチェンジアップ、抜けた球。打てて素直にうれしかった。4年生はすごく頼もしくて引っ張ってくれているから、少しでも力になれるように。次も絶対に勝てるように精一杯頑張る」