【器械体操】明大に及ばずも、木村が個人種目全制覇!

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◇第62回明関定期戦◇10月30日◇関西大学千里山キャンパス東体育館◇

【女子団体】
関大127.85-152.45明大

【男子団体】
関大342.8-366.05明大

【女子個人】
4位 佐野
6位 文野

【男子個人】
1位 木村
6位 芳之内

今年の器械体操の明関対抗戦は、関大のホームである千里山の地で開催された。開会式では、選手が並んで入場し、昨年優勝校の明大が優勝杯を返納。両校の学歌斉唱、選手宣誓も行われた。

午前中には女子の跳馬、段違い平行棒、平均台、床の4種目に、酒井、佐野、永岡、文野が挑んだ。「レベルが高い」(佐野)という明大に総合では敗れてしまうが、けがからの復帰戦となった佐野が、跳馬と床の2種目で3位に入り存在感を示す。酒井、永岡、文野も、力強さと柔らかさを両立した演技で魅了した。

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午後の部の男子はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の順に演技が行われた。メンバーは今西、長澤、神山、横山、芳之内、木村の6人。「定期戦なのでできるだけ試合に出ていない人も出した」(國弘監督)。3年生以下の構成で、フレッシュなメンバーが名を連ねる。

実力で勝る明大に圧倒された関大だったが、その中でもひときわ輝いたのは1年生ながらエースの木村。次々と技を成功させてもクールな表情で演技を進める。大きなミスこそ見せなかったが、あん馬、つり輪、平行棒での細かなミスに課題を挙げた。それでも、全種目でトップの数字をたたき出し、関大をけん引。さらに、2年生の芳之内もあん馬、平行棒で全体3位につけ、納得の表情を浮かべる。平行棒の後にはガッツポーズも飛び出した。ただ、木村と芳之内以外の選手が得点を伸ばすことができず、明大から勝利とはならなかった。

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試合後、國弘監督は「チームとして点数を出すには底上げが必要」と反省点を挙げた。すべての種目で最初に登場した今西も「ミスが出て、最初の役目を果たせなかった」と肩を落とす。しかし、今回は定期戦とあって、互いの演技に拍手を送りともにたたえ合う姿が随所に見られた。今回見つかった課題を修正。また、明大から感じ取ったことも生かして今後の飛躍につなげる。【文/写真:林 亮佑・宮西美紅】

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▼國弘監督
「いつもはベストメンバーで臨むが、定期戦なのでできるだけ試合に出ていない人もということだった。大学始めの人間が6種目まわってやりごたえがあったかな。良い経験にはなったと思う。明治とは実力はかけ離れている。なかなか実力がないのでどこまで食いついて、追いついていけるか。明治もメンバーを落としてきたが、木村は全種目で優勝。個人では大きな収穫だった。試合に強いし、きれいな体操をする。他の部員にも良い手本になる。演技以外にも育っていってほしい。ただ、ポイントゲッターの人間が点を取れていない。チームとして点数を出すには底上げが必要。今回の大きな反省点。(今回は)運営もスムーズに気持ちよくできるかにも重点を置いていた。その点に関しては良かったと思う。新人戦は個人戦になる。木村が優勝できるか。来年の足掛かりにしたい。まずは怪我をしないようにやってきたことを普段通りの演技ができるか。反省点をふまえて、来年のステップアップにつなげられるかがポイント。男子団体で全日本に出場することが目標だが、まず一番は関関戦。男子が勝って引き分けに持ち込めたら」

▼佐野
「今年の4月頃にけがをしてしまって、関西インカレと西インカレの2つの公式戦に出られなかったので、今回は復帰戦だった。今日の試合のために準備はできていたつもりだったので、いい形で出しきれてよかった。明大の女子の方はレベルが高いので、1種目、何か1つでも入賞したいという思いで今回の試合を頑張った。結果を見れば2種目(3位以内に)入れていたので、すごい自信になった。この交流戦は同じ場でレベルの高い技を見られるので、刺激になった。最初のアップのときに、床でミスをしてしまっておびえてしまったが、いざ試合が始まるとみんなの応援などで気合が入って、いい形で床をしめくくることができて、入賞もできたのでよかった。今後は4種目とも強化していきたい。横にひねることはできるが、縦のダブルがまだ入れられていないので、それを目指して来年の大会は頑張っていきたいと思う」

▼今西
「明治とは差があって、少しでも差を縮められて冷や汗をかかせられるようにと思っていた。種目によっては冷や汗をかかせられた。あん馬が課題。新人戦に向けて最終調整できる良い機会になった。(個人的には)最初が多かったのにミスって役目を果たせなかった。みんなが盛り上げてくれたので楽しめた。(明大は)1回生が頑張っていた。根性を見せてもらった。木村はエースで頼りにしている。なくてはならない存在。引っ張っていってもらいたいし、自分たちにも負けずに引っ張っていきたい。今後はチーム全体で勝てるようにしたい。チームで全カレを目指したい」

▼木村
「今の自分の力をミスなく出し切るのが今日の目標。あん馬でミスがあった。新人戦ではミスがなくせるようにしたい。夏に体力が落ちたのでそこから練習を頑張って、今日はできることをやろうと思っていた。跳馬で狙って完全に止められたところは良かった。あん馬の最初とつり輪の着地で乱れがあった部分が心残り。平行棒でも納得はいかなかった。来週(新人戦)はミスが出たところをなくして、まだ1回生なので次につなげられるようにしたい。最近は練習を頑張っていた。体重を落として体幹をやりながら精度を上げてきた。明大は着地が良かったので、今日は狙っていこうという感じだった。全日本インカレで結果を残して、より上の試合に行きたい」