【馬術】全日団体4位、2年連続で優勝逃すが来季へ前向き

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◇第66回全日本学生賞典障害競技大会◇10月30日◇JRA馬事公苑◇

【団体】
4位 関大

前日の1回目走行を終え、関大は4位。『常勝関大』を掲げる関大がここでとどまる訳にはいかない。3位には1点差で関西でのライバル、同大がつけている。4位からの逆転勝利を誓い、2回目走行が始まる。

関大、1組目には松水・千駿組だ。出だし2つ目の障害を落下。その後、トリプル障害、ダブル障害でも落下させてしまう。1回目走行ではタイム減点があったが、そこはクリア。しかし、障害減点を減らせず、結果は減点16となった。

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福留・ピトロリーナ組は、1回目走行と同じく2つバーを落とし減点8。タイム減点も追加され、計9点の減点となった。この時点で福留・ピトロリーナ組の減点が団体成績に合計されることが確実となる。続く2組は、1回目走行よりも減点を減らして走り切りたいところだ。

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そんな中、登場したのは原・キャットウィーズルB組。1つ目、4つ目でバーを落下させ序盤で少し崩れたが、その後は安定した走りを見せた。結果は、障害減点とタイム減点を加え、減点9。なかなか前日を上回る成績を残せない。

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関大、最後の出走は1年生で初めて全日に出場する中村と千幸のペアだ。スタートからバーを落としてしまう。その後立て直すが、最後のダブル障害を両方落下させ、障害減点24。「最終出番ということもあってすごく緊張した」と振り返るように1回目走行のような走りを見せることができなかった。

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2日間の団体成績は、前日から順位を上げられないまま4位と悔しい結果となった。昨年に続き2年連続で優勝には届かず。障害の絶対的存在、関大馬術部が負けてばかりではいられない。「1年間で『常勝関大』を取り戻す」(原)。今回出場した4人は、原、福留が3年、松水が2年、中村が1年と、このメンバーで来年の全日での『常勝関大』復活を狙うことができるのだ。「4連覇してからの2連敗でこの落ち目の歯止めをかけないといけない。それが来年になるようにしたい」(松水)。関大馬術部が目指すは全日優勝。もう一度、頂点へ。挑戦者は走り続ける。【文:西井奈帆/写真:庄田汐里・同志社スポーツアトム編集局提供】

【競技説明】
団体成績は各日の成績上位3組の減点の合計による。
障害飛越は減点数の少なさで勝敗を争う。以下の行為により減点4が課される。
・バーを落下させる
・水濠の水に着水する
・馬が障害を拒否する(反抗)
また、制限タイムを超えた場合、4秒につき減点1が課される。さらに反抗が2回あった場合は失権(減点500)となる。首位の個人成績の減点数が同じ場合、ジャンプオフ(決勝戦)を行う。

▼福留
「全体的にみんないつもより結果が悪くて、良くはなかった。乗っている人が緊張しすぎていつも通りの走行ができていなかった。個人的には、すごく馬の調子が良かったけれど、人間のミスがあったのですごく悔しい。日大は普段通りのことができて優勝したけど、自分たちはそれができなかった。技術面でも自分たちが劣っているわけもない。関大馬術部は、障害では絶対的存在だった。まずは、そこを挑戦者という気持ちで復活させたい。間違いなく優勝を狙う」

▼原
「団体4位は、よくない結果。悪い流れが続いていた。来年も同じメンバーでこの流れをいかに変えれるかが重要。1回勝っている大会で個人10位はありえない。改善できている点もあったけど、日々変わる動物相手だからそれに対応しきれなかった。来年は関大に新しく馬が入る予定で、馬に頼るわけではないけど、勝ちにいかないといけない。この流れを変えて、1年間で『常勝関大』を取り戻す」

▼松水
「実力不足、メンタル面の弱さが出てしまった。馬の調子はすごくよかったけど人がすごく足を引っ張った。馬が100%だったのに人が70%にしてしまった。1回目走行で上位との差がそこまで大きいわけでもなかったので、まだいけるぞというのはチームで話した。結果負けてしまったけど、馬の能力は他大学にも負けていない。やはり気持ちで負けてしまった。4連覇してからの2連敗でこの落ち目の歯止めをかけないといけない。それが来年になるようにしたい」

▼中村
「今までは、個人戦ばかりで団体戦は初めてだったので、自分の成績がチームの成績に影響してくる。1回目走行は、まだ良かったけど今日は最終出番ということもあってすごく緊張した。そこで失敗してしまったので悔しい。馬の調子はすごく良かったけど、完全に人の緊張が馬に伝わってしまった。メンタルが弱かったら、普段できることもできなくなる。あと3年間あるので、今年の反省を生かしてチームでも個人でも3連覇したい」