【サッカー】守り抜いた勝ち点3。前半4分の得点を勝利に結びつけ、伝統の関関戦を制しインカレ出場に向け加速する!

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◇第94回関西学生リーグ(後期)第9節対関学大◇10月29日◇ヤンマーフィールド長居◇

【前  半】関大 1-0 関学大
【後  半】関大 0-0 関学大
【試合終了】関大 1-0 関学大

大阪長居の地で関関戦は行われた。早稲田、慶應のようにライバル校の関係にある対抗戦は現役学生のみならず、OBOGや地域、地方にとっても関心の大きいことだ。関西大学は関西学院大学と対峙し、関関戦と称され絶対に負けてはならない試合となり関西地方では注目も高い。昨年、関学大は偉業・4冠(関西学生リーグ、関西学生選手権、総理大臣杯、インカレ)を果たし向かうところ敵なしの圧倒的な力を見せつけた。そして、現在もリーグ2位と関大は追う位置にある。何としても勝たなければならない戦いは多くの観客に見守られながら始まった。

 

前半は関大が作る。4分にFW竹下が右サイドをドリブルで上がると、ペナルティエリア内でゴール前へとボールを出す。FW加賀山がニアへ走り込み、関学大DFも反応。しかし、加賀山はこれをスルーしゴール中央に駆け込んでいたMF塩谷へと渡す。塩谷はそのままシュートを放つも、一度滑り込みでゴールを阻止するDFに弾かれる。しかし、跳ね返されたボールは再び塩谷の前に。振り抜いたボールはそのままゴールへと流れる。1-0。立ち上がりで最高の流れを作り、「勝つ」雰囲気を作り出す。その後もFW竹下、FW加賀山がシュートを放ち得点を狙うも決まらない。前半は終始関大が流れを作り関学大を圧倒する。


後半も関大が流れを作りたいが追い風が向かい風へと変わり関学大にペースを作らせてしまう。3分までに失点危機が3度発生するもGK前川のファインセーブなどで同点弾は必死に回避する。直後には加賀山からMF森主へとボールが渡り、シュートもこれはキーパーの手中。流れを変えることができず、17分、19分も攻められ危ない時間が続いた。終了間近にはフリーキックでピンチを招いたが、全員で守り切った関大。関西学生リーグ最少失点を誇る固い守備を見せつけ、貴重な勝ち点3を強豪・関学大から奪い取った。


関学大から浴びたシュートは前半0本、後半8本。伝統の一戦・関関戦は両校を熱くさせ、今年も激戦となった。前期の勝利も合わせ、今年の関関戦は関大が制した。この流れを忘れてはならない。インカレ出場に向けては、残り2節を残してリーグ優勝を決めた阪南大を除き、3つの枠に関大、関学大、大体大、立命大が勝ち点3の間で争っており予断を許さない状況だ。次節、大院大は前期は敗北を喫している。今日の流れを忘れずに大院大にも圧勝を収めたい。【文:水野 真/写真:林 亮佑・川﨑恵莉子】


▼前田監督
「関学と関大の今の力は、ここ数年関学の方が上。選手のモチベーションは嫌でも上がる。いろんな準備をしてくれている。いろんな効果があるし、盛り上がる。そういう環境に心を左右されることなく自分の気持ちを持っていくというのがこの間の反省。229人の代表なので、内に秘めたもので心に火をつけないといけない。前半はうまく攻めれた。背後に蹴る中でクリアが風で戻ってくるのでシュートまでいけた。後半は疲れも出て、ボールを奪いにいくことが緩くなった。ただ、最後まで粘って守備ができたので0で抑えられた。(塩谷は)1番強度が高く、走り回れる。関大としては求めているので良い傾向にある。特徴を生かしてやっている。疲れたときに打開されるところもあったが、前半はうまく守れた。直接離されて(勝ち点が)6になるか、0になるかというところで0にできたのは大きい。(インカレに向けて)昨年の悔しさがある。もう一度思い返して、選手を計算せず立ち上がりに照準を当ててとれあしたい。ロスタイムも含めて90分間うまくプレーしたい」

▼石井主将
「前節、立ち上がりが悪くて自分たちのサッカーができなかった。これを踏まえて、今日は立ち上がりからという話をしていた。得点は前節の反省を生かしたプレーだった。風向きの影響もあったが、前半は関大、後半は関学大という形になった。相手の時間が多くなるけど、後半はもっと走らないといけないという話をハーフタイムにしていた。応援も『全員サッカーで日本一』という中で自分に何ができるのか、を考えてくれた結果がここにあったと思う。ピッチ内の選手も含めて選手全員でつかむことができた試合だと思っている。反省は90分間自分たちのスタイルができたかというと、プレッシャーであったりとかできなかったときもある。それをしっかりと修正して90分間関大らしいサッカーをしていきたい」

▼MF塩谷
「ここ最近、勝てていない。試合内容としてもトップとしての自覚が足りていなかった。支えてくれている方々のことも思って戦おうと思っていた。得点は(竹下)玲王くんが抜けた瞬間に中を見たら加賀山がニアを走っていた。自分は中に入ろうと思って、加賀山につられて相手の後ろにスペースができて、そこに入った。一度シュートがブロックされたけど、跳ね返りが自分の近くに合って後は押し込むだけだった。自分たちの時間によくできるのは当たり前。相手の時間の時にどんなプレーをするのかが課題。これはずっと課題だと思う。次の大阪学院は前期負けている。同じ相手に2度負けるのはあってはいけないこと。1試合1試合勝って自分たちの手でインカレを決めたい」

▼GK前川
「個人的には最後の関関戦。試合に出始めた2年生のときからあまり勝った記憶がない。でも、今年は前期勝つことができた。前節は引き分けている。その時の反省も生かして勝とうという話をしていた。全体的に苦しい時間帯も良い時間帯も粘ることができて無失点で終わることができてよかった。風の影響もあって、押し込むシーン、押し込まれるシーンがあった。押し込まれる時も気持ちを見せて無失点に抑えることができた。攻撃力のある関学に対してしっかりと分析ができた結果だと思う。阪南大が優勝したので目標が変わってくる。まずはインカレ。4位以内ではなくて上位2位というのを目指して残り2試合全勝で終わりたい」