【馬術】『常勝関大』復活なるか、全日1回目走行は団体4位

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◇第66回全日本学生賞典障害競技大会◇10月29日◇JRA馬事公苑◇

『常勝関大』を掲げる馬術部の大一番が幕を開ける。一昨年には団体4連覇を成し遂げた関大だが、その後低迷期が続いた。王座奪還へ、全日個人王者2人を含む松水・中村・福留・原の4騎手が全日に挑む。

関大から最初の出走となったのは、松水・千駿組。丁寧に慎重に障害をクリアしていく。だが、トリプル障害では前足がバーに当たり、最後の1つを落下させてしまう。うまく切り替えられず、その後も落下が続き、タイム減点と障害減点で計17の減点となった。

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中村・千幸組は勢いよくスタートを切る。障害を2つ残したところで千幸が反抗する様子を見せ、コースを大回りしてしまうが、何とか持ち直し完走。減点8で中村は初めての全日での走行を終えた。

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福留とペアを組むのはピトロリーナ。開始のベルが鳴ってからたっぷりと時間を使い、ゆっくりとコースを進む。トリプル障害と次の障害で1つずつ落下が見られたが、その後はミスを抑え、減点8とした。

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団体4人目となる原・キャットウィーズルBを残して、団体成績の途中結果が発表された。原の5組前に走行した立教大の結果を受けて、暫定4位の関大は原の走行が減点7で3位の同大、減点5で2位の立教大と並ぶ。明日の第2走行に向けて順位を上げておきたい関大。原・キャットウィーズルB組の走行に注目が集まった。しかし、前日の雨の影響で「滑ってしまった」(原)。トリプル障害の1つ目に半ば突っ込んでいく形で減点をつける。それでも、一昨年の全日優勝ペアはすぐに立て直し、続く障害をクリア。水濠での着水で減点8とするが、それ以降は安定した軽やかなジャンプでフィニッシュした。

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初日の団体成績は4位と、苦しい立ち上がりと思われたが、関西大会でしのぎを削る3位の同大とは1点差。第2走行でどこまで減点を減らせるか。『常勝関大』の本当の勝負はここからだ。【文:庄田汐里/写真:西井奈帆】

【競技説明】
団体成績は各日の成績上位3組の減点の合計による。
障害飛越は減点数の少なさで勝敗を争う。以下の行為により減点4が課される。
・バーを落下させる
・水濠の水に着水する
・馬が障害を拒否する(反抗)
また、制限タイムを超えた場合、4秒につき減点1が課される。さらに反抗が2回あった場合は失権(減点500)となる。首位の個人成績の減点数が同じ場合、ジャンプオフ(決勝戦)を行う。

▼原
「昨日の雨で状態は悪かった。1か所(4番障害で)滑ってしまったが、その後も馬は冷静で、人間の方がテンパって落ち着けていなかった。明日は減点を少なく、目指すは満点。団体には現時点で最善のコンビで挑んでいる。満点で帰って来られるようにしたい」