【自転車】危ない場面も切り抜け、全日本学生リーグ王者に輝く!

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◇平成28年度全日本学生リーグ◇10月23日◇桃山学院大学サブアリーナ◇

1位 関大

2位 大経大

3位 大阪大

関西5大学に、東工大も交えて行われる大学対抗の全日本学生リーグ。総当たり形式で全6試合をこなす。11月のインカレへ向け、自分達の実力を見せつけたい。関大からは、すべての試合に森本・野村組が出場した。

関西学生選手権で優勝した森本・野村組。余裕を持って挑みたいが、第1試合開始直後にボールがタイヤに当たったことでボールが転がり、まさかの失点。すぐに取り返そうと森本が積極的にシュートを放つが、うまくゴールに入らない。しかし中盤にようやくPKが成功してからは関大ペースで試合が進む。前半残り10秒で、野村が放ったボールが運良く無人のゴールに収まりリード。後半でも、隙をついて森本がボールをゴールに押し込むなど順調に点を重ねた。終盤にキーパーをすり抜け相手ボールがゴールインするミスもあったが、5-2で無事勝利を飾った。

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第2試合ではマークが厳しくシュートまで持ち込めない展開が続くが、開始2分後にチャンスが回ってくる。森本が相手からボールを奪うと、すかさず野村にパス。ゴール前を守っていた野村がすぐに飛び出し、その勢いのまま正面からシュートを放つ。キーパーの頭上にボールが決まり、先制点を挙げた。この調子でどんどん追加点を決めるかと思われたが、一層相手の警戒が強まり、決定打に欠けるオフェンスを余儀なくされる。後半でもその状況は変わらず、互いに無得点のまま試合が続いた。結局、前半の1点に救われることとなり、第2試合も関大に軍配が上がった。

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第3試合の対戦相手は、大経大だ。部員数も多く、強いプレーヤーも多い。開始直後、タイマーが止まるハプニングもあったが気を取り直して戦いに挑んだ。再開後、互いに1本ずつシュートチャンスに恵まれるが、わずかにコースを外れる。ディフェンス面では森本がコートを駆け回り柔軟に対応。キーパーの野村もきちんとゴールを守り無失点に抑える。勝利への決定打が欲しい関大だが、チャンスは残り1分に近づいたところで訪れた。ゴール付近で野村と相手が攻防の末転倒。こぼれたボールが森本の前に来ると、すかさずシュート。貴重な1点を手に入れた。後半でも前半と同じく膠着状態が続くが、点を守り切るために、よりディフェンスを強固にする。残り時間が迫ると相手の攻撃が勢いを増すが、細かく軌道修正し何とか食い止める。1-0で3連勝を挙げた。

第4試合は2年前に新人戦で敗北して以来、対戦機会のなかった東工大のペアだ。2年前のリベンジを果たそうと燃える2人。先攻でボールを取ると素早く動き、相手に踏み込む。開始2分でPKチャンスを与えられ、ゴールラインの内側にボールが押し込むように決まり先制する。追加点を挙げようと、森本が小回りを利かせ巧みにボールを移動させるが、隙をつかれボールを奪われる。そのまま無人のゴールに勢いよくボールが転がり、同点に並ばれた。さらにPK、ロングシュートを連続で決められ、ものの1分半で一気に3失点。攻撃のチャンスを作れないまま前半が終了した。後半では、相手のディフェンスを突破できないまましばらく時間が過ぎ去る。なんとか突破口を見つけようと、チャンスをうかがう2人。ゴールから少しキーパーが離れた途端、森本が素早くパス。受け取った野村のシュートがゴールインし、2点目を挙げる。さらに、関大ゴール付近で攻防の末、森本が相手ゴールへ勢いよく前輪でボールを蹴る。野村がすぐに飛び出し、無人のゴールに見事ボールを収めた。これで同点に並んだ関大。残り時も少なくなり、あと1点を追加した方が大きく勝利へ近づく。相手の攻撃を抑え、関大にボールが渡ると、声掛けをしながら2人ともコートの両端を疾走。ゴール正面に立った野村が勢いよくボールを蹴った。これが最終得点となり、4-3で勝利。笑顔で仲間からの祝福を受けた。

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第5試合は立命大と戦った。第1試合と同じく不注意で失点してしまうがすぐに野村が取り返した。前半はシュートミスが多かったものの、森本のPKが2本決まり3-1で折り返す。後半で勢いがさらに加速する。PKを決めると、野村がこぼれたボールを拾い無人のゴールへ向けて勢いよくボールを蹴る。順調に点を重ね、最後は野村が放ち防がれたボールにすぐに森本が反応しシュート。9-1の圧倒的な点差をつけて勝利した。

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最終試合は新人枠でのエントリーとなる大経大との戦いだ。こちらも前半は1点リードに留まりやや抑え目な攻撃だったが、後半では開始1分で連携プレーが成功。それを皮切りに次々とボールをゴールに収めていく。途中森本が落車する場面もあったが、それを逆手に取って相手の隙をついた野村が巧みに前輪を動かし、シュートを決めた。残り5秒で森本が放った鋭いシュートで10点目を獲得し、10-2で試合終了。6連勝を飾り、堂々の1位に輝いた。

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しかし、目標はインカレで頂点に立つことである2人にとって、あくまでこれは通過点にすぎない。「絶対優勝する」と口を揃えて言い切り、改めて目標を再確認した。学生生活の集大成を見せるべく、さらに練習に励む。【文:三浦優泉/写真:多田知生】

▼森本主将
「大学対抗ということで、対戦相手は自分たちとの相性を考えて組まれていた。なので勝手が違い焦った場面もあったし、(試合中)1点勝てているからいいや、と思うこともあった。特に東工大には、前半ぐいぐい来られて2点差をつけられてしまったことで、後半にFWでなんとか攻めて1点取りたいと思っていた。おかげで後半は3-0で終われたが、大経大ともぎりぎりの試合をしてしまった。だけど、学生相手では最近は快勝する試合が続いていたので、近い点差での戦い方を改めてしっかりすることができてそこはよかった。 反省点は、審判の判定に一喜一憂してプレー面にも影響してしまった点。切り替えが大切だとわかっていながら、できなかったことをきちんと受け止め次につなげなければならない。インカレは学生最後の大会。絶対負けないし、負けたくない。優勝します」

▼野村
「1戦目にとても緊張していたが、それ以降は余裕を持って取り組めた。全6試合を通す中で、自分の中でも成長を感じられた。メンタルを強く持てていたし、キーパーとしても相手のゴロを防げないといったミスもなかったのでよかった。1-0になった場面などで、もっと自分が攻めて決めることができていればと悔やむところはあった。今後はそれをきちんとなくしていきたい」