【アイスホッケー】荒れた試合も攻撃陣が一蹴! 課題は守備力 

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◇第63回関西学生秋季リーグ戦第8節対同大◇10月22日◇関西大学たかつきアイスアリーナ◇

【第1P】関大3―2同大
【第2P】関大3―0同大
【第3P】関大2―1同大
【試合終了】関大8―3同大

前節関学大戦との試合で今季初の『1P2得点で無失点』勝利を収めた。しかし、日本一だけを見据える選手たちにとってはまだまだ通過点。今後の試合でも、9連覇に向けて圧倒的な力の差を見せつける。

リーグ戦が進むにつれて攻撃陣が波に乗ってきた関大。しかし、前節鈴木コーチが「練習してパーセンテージを上げていかないといけない」と振り返ったように、パワープレーでは迫力を欠いている。しかし、この日は違った。立ち上がりから果敢に攻める相手が、いきなりマイナーペナルティーで退場。試合序盤でのパワープレーのチャンスに選手たちは燃えた。パックを支配した攻撃から最後はDF中村。

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ブルーライン付近からスティックを振り抜くと、そのままゴールネットを揺らした。開始わずか1分での先制弾がチームを勢いづける。10分過ぎには、FW木下がゴール前で詰め込んで追加点。

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2戦連続での『1P2得点で無失点』勝利に期待が高まる。

しかし「課題は守備力」(佐々木健主将)という言葉通り、この日は完全に崩されるシーンが目立つ。また、致命傷になりかねないゴール前でのパスミスもあった。GK沼田智が懸命のセーブで防ぐも、1P2失点と守備陣が精彩を欠いた。

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さらに第2Pでは、DF陣が次々に退場。DF土居が10分退場を食らい、守備陣が少ない状況での立て続けの反則に「ホッケーを理解できていないし、チームのことを考えていない」と佐々木健は激しくチームを叱責した。絶体絶命のピンチを迎えたがここを守り切り、FW浪岡、DF佐々木健の4年生が得点。

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積極果敢に来る相手の戦意を喪失させる貴重な追加点でリードを広げた。最終Pでは中村のこの日2点目となるゴールなどで2点を追加し、計8得点。苦しむ時間もあったが、きっちり勝利をつかみ取った。

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試合後、ここ3試合で22得点のチームに大迫コーチは「シュートを打つ意識は上がっている」と厳しい言葉を並べながらも、一定の評価を下した。課題は守備力。主将は「無失点を全員で意識したい」と残り試合への意気込みを語った。年明けに開幕するインカレまで残り約2カ月。関西で圧倒的な優勝、そしてチームを着実に完成形へと近づける。【文:高橋良輔/写真:三木勇人】

▼大迫コーチ
「前の試合良くて、次の試合悪くなる繰り返し。失点シーンも毎回同じ形で成長が見られない。走れているし、気持ちを高く持ってやろうとしているけど、根本の自分たちの課題を意識しないといけない。(パワープレーからの得点シーンについて)形はできていたけど、特にいい形ではなかった。今日は得点できたけど、関東とやった時にどうなるかを常に意識してやってほしい。今日は反則が多い試合になったがレフリーの問題もあるけど、それに左右されているようではダメ。いつも通りを心がけて気持ちを入れても自分のプレーを見失わないようにしないといけない。シュートを打つ意識は上がっていて、得点できるようになったけど、もっと質を上げていくこと。ようやく並みの姿勢になってきたけど、まだまだ力の差はある。まだまだ発揮できていないと思うのでやってほしい。これからインカレに向けて、基礎的な部分も含めて細かいところをしっかりと詰めていきたい」

▼佐々木健主将
「点は取れていたけど、一番気になったところはチームプレーを徹底できなかったところ。GKが詰められて相手と小競り合いになるけど、無駄な反則が多かった。気持ちはわかるけど、ベンチの状況を考えたらあそこは我慢しないといけない。ホッケーを理解できていないし、チームのことを考えていない反則だった。結果的に流れも悪くなったし、反省が多い試合になってしまった。攻める姿勢はできていて、得点の意欲はいいけどもっと無失点にこだわらないといけない。そこで始めていい試合と言えるし、守備力はこのチームの課題だと思う。強化して、みんなが少しでも意識することによって変わることもあると思う」