【野球】安井が4番の意地見せた!サヨナラ勝利で優勝へ望みつなぐ

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◇平成28年度関西学生秋季リーグ戦第8節対関学大2回戦◇10月22日◇わかさスタジアム京都◇

関学大 202 000 000  =4
関 大 020 100 002x =5

(学)後藤田、下山、佐藤、中内洸―仲川、浅尾
(関)吉川、濵田、山本―久米

1点差で迎えた九回。気迫のヘッドスライディングを見せた土井、阪本将の鮮やかな同点打、そして安井のサヨナラ打で勝利をつかみ、優勝への望みをつなげた。

伝統の一戦、初戦を後がなくなった関大。負ければ終わりの大一番だ。先発は吉川だったが、初回に4安打を許し先制されてしまう。

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二回、5番・杉本が二塁への内野安打で出塁。若泉は初球で犠打を決める。松山も安打でつなぎ、久米が左前へ落とし1点を返す。さらに吉川の犠打を試み、これが捕手の野選を誘い満塁。多田は一直で2死となるが、阪本将の左前適時打で同点とする。久米が惜しくも本塁でアウトとなり逆転とはならなかった。

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しかし、同点に追いついた直後の三回。1死から吉川が3連打を浴び満塁のピンチを招く。6番打者に中犠飛を放たれると、送球での失策も絡み再び2点のリードを許す展開となる。

四回、先頭の松山が13球粘り出塁。盗塁を決め、久米の犠打により三塁へ進む。代打・北川の打席で、関学大の2番手下山が暴投。1点を加えた。

五回以降は互いに0行進。関大は五回から濵田、七回からは昨日悔しいマウンド降板となった山本が投げ、無失点で味方の反撃を待つ。

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そして試合は九回裏に突入した。代打で登場した土井が三塁へのゴロでヘッドスライディング。気迫の内野安打でチャンスをつくる。代走には杉森が送られ、多田が犠打を決め1死二塁。続く阪本将はフルカウントからの6球目を右前に落とし、杉森が生還し同点に追いつく。関大側の応援が一層盛り上がる中、古川は右飛に倒れ2死。ここで打席には昨日本塁打を放ち今季初打点を挙げた4番・安井だ。追い込まれながらもファウルで粘り、フルカウントからの8球目。打球は二遊間を抜け、中前へと運ばれ阪本将が本塁へ帰還。サヨナラで白星をつかみ取った。

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2度の同点打を放った阪本将は連日の猛打賞に、四死球も含め7打席連続出塁と絶好調だ。安井も前節までは調子が上がらなかったが、関関戦で活躍を見せている。同立戦の結果次第にもなるが、優勝の可能性を残す。全ては3回戦に託された。【文:新潟瑞葵/写真:吉見元太】

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▼早瀬監督
「中盤から後半にかけてずっと押してはいたけど、なかなか点が入らなくて。でも粘り強くいってくれた。序盤の失点が痛かっただけに、ランナーためながらもうまくいかなかった。早めに下山の攻略をしたかった。低めにきて泳がされて、インコースに攻められた。中内に対しては気合で、安井もまっすぐ勝負してくれた。安井は関関戦まで打点0だったけど、三振でもいいからどんどん振るように言った。オープン戦で良かったから、ずっと4番に置いている。昨日の本塁打でやっと吹っ切れた感じ。山本も昨日悔しい思いをしていたけど、今日のマウンドにそれをぶつけてくれた。球のキレも良く、勢いつけてくれた。4年生にとっては最後のリーグ戦。確率は低いが優勝の可能性もまだ残っている。明日もゲームができることがうれしい」

▼松山主将
「最近点を取られすぎていて慣れている部分があったけど、焦ることはなかった。下山に対してずるずるとチャンスをつくりながらも点が取れず、全員歯痒さを感じていた。最後に安井と(阪本)将太が打ってくれた。状態がいい選手はこのままいってほしいし、悪い選手は気持ちでなんとかいってほしい。4年生にとってリーグ戦は最後になる。悔いのないように全部出せるように、4年生がもっとやらないと。応援もこれだけ多く来てくれて、こういうゲームができてよかった」

▼安井
「(サヨナラ打について)なんとかここだけは打って4番の仕事をしたいという気持ちだった。打った瞬間抜けたと思ったのですごくうれしかった。低めの甘い直球。中内も最後なので直球で勝負してきた。僕も負けないように気持ちで打ってやろうと思った。(結果が出ない時期は)フォームを崩していたのもあるし、気持ちの弱さが出てしまった。打席で球種とかをいろいろ考え過ぎて、それが悪い方に出てしまった。最後なので開き直って、楽しんでやるしかないと思っているのがいい結果につながっている。情けない結果でいつ4番を外されてもおかしくなかった。ずっと4番に置いてくれて、バントかなという場面でも『打て』のサインを出してくれる。本当に感謝している。(優勝に望みをつなげたが)立命を応援して勝ってもらって。それしかないので。僕らも勝たないといけないので、明日試合ができることを喜びに感じて、明日に備えたい。(チームスローガンの『渋男』を考案した本人として)今日だけは(渋男に)なれたかなと思う。望みがつながった分、必死にやっていきたい」

▼阪本将
「負けたら終わる、今の4年生にはずっと面倒を見てもらっていたから、絶対に終わらせたくないという気持ちで打った。関関戦からスタメンに入ってチャンスをもらっている。リーグの最初は状態が悪かったけど、立命大戦前から調子が上がってきていたから、打てる自信があった。明日に向けてもしっかりと準備をして、少しでも長くこのチームでプレーできるようにやっていきたい」

▼山本
「昨日短いイニングで降板してしまった。今日は1点差で負けている場面での登板だったが、流れを変えてやろうと思った。まっすぐで押して、自分の長所を出すことができた。(9回裏の場面では)土井さんが出てくれて、最後は安井さんが決めてくれて、4年生の底力を見せてもらった。同立戦の結果次第ではあるが、最後の最後まで諦めずに戦っていきたい」