【野球】安井待望の今季初打点も、関関戦黒星スタート

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◇平成28年度関西学生秋季リーグ戦最終節対関学大1回戦◇10月21日◇わかさスタジアム京都◇

関 大 010 000 301=5
関学大 005 201 00ⅹ=8

(関)山本、阪本大、濵田、肥後、水師―高橋、久米
(学)中内洸―仲川

関大がこの関関戦を2連勝し、さらに同立戦が3戦目までもつれ込めば、優勝が決まるはずだった。しかし結果は、関学大に3点本塁打を含む15安打を許して敗北。2年ぶりのリーグ優勝が遠のく、痛い敗戦となった。

先発は今秋全節2戦目で登板し、負けなしの山本。伝統の一戦で流れに乗るために、1回戦に起用された。一回裏はいつもより球数が多いながらも0点で切り抜け、関大の攻撃につなげる。

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これに応えたのは、山本の女房役の8番・高橋。2死一塁の場面で初球を左中間に運ぶと、一塁走者の勝岡も迷わず三塁を蹴ってホームベースに飛び込んだ。関大の先制にベンチも沸く。しかし、三回の裏に悲劇が待っていた。

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1死一、二塁で関学大4番の森中に中前二塁打を許すと、打球を中堅手・勝岡が後逸。失策の間に走者が帰り、逆転されてしまう。さらに、6番・姫野には右翼方向に3ラン本塁打を浴び、一気に突き放された。四回裏にも、三回途中から山本に代わりマウンドに上がっていた阪本大が、4連打2失点とノックアウト。前半の5回までで1-7と、勝利のためにはかなり厳しい状況に追い込まれた。

敗戦ムードが漂う中、七回に待望のチャンスが巡ってくる。2番・阪本将の右前打、3番・古川の左前打で2死一、二塁。今季打点0と苦しんでいる4番・安井に打順が回ってきた。ファウルで粘りに粘って捉えた8球目。「打った瞬間に入ったと思った」と、打球はぐんぐん伸びて右翼席に。3点追加し、ようやく4番らしい仕事ができた。最終九回にも1番・多田の左前打、阪本将の右越二塁打で1死二、三塁と好機を作る。続く古川は二ゴロに打ち取られたが、関学大の二塁手が処理する間に三塁走者の多田が生還した。しかし、後半の反撃もここまで。関関戦の初戦を落としてしまった。

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かなり厳しい状況ではあるが、関大に優勝の可能性がなくなったわけではない。「自分たちは勝つだけ」(松山主将)、「僕らは勝つしかない」(安井)と、選手たちは2、3回戦での必勝を誓う。今日の試合もバットは振れているだけに、投手陣の踏ん張りが鍵になりそうだ。【文:谷 風花/写真:新潟瑞葵、吉見元太】

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▼早瀬監督
「山本はいつも2戦目で、ここで勝ちがほしいというところで内容良く抑えてきた。関学打線が振れていた。それに捕まってしまった。山本も今日はコントロールが良くなかった。やはり三回の1発がこたえた。うまく打たれた。あそこを3点以内で終わらせたかった。前半のチャンスをうちが生かせなかった。前半を2-5、3-5で抑えておけば。特に6、7点目が痛かった。後半勝負と言っていて、実際に後半つながりはあった。とりあえず自分たちは明日、明後日で勝たないといけない。これで完全に他力本願になってしまったが、2戦勝たなければ意味がない。関関戦は伝統の一戦だし、しっかり勝つ」

▼松山主将
「投手が前回の立命大と同じようになってしまったけど、野手はそれでも点を取れたのは集中が切れていない証拠。しかし、もっと気持ちの切り替えを早くできていたら。安井が本塁打を打ってくれたけど、気持ちの切り替えが早かったら逆転できた。4年生の中から一振りで決める選手が出ないとダメと思っていたから、安井の本塁打がなければつながっていなかった。明日以降にもつながる一打だった。明日も多くの応援が来てくれる。自分たちは勝つだけ。感謝の気持ちを持って、最終節を戦い抜きたい」

▼安井
「(試合前は)調子は悪かったけど、気持ちの弱さを見せないように。ここまで来たらやるしかないと思っていた。(本塁打について)打ったのは内のスライダー。ずっとツーシームで攻められていて、投手が2,3回首を振ったので、それまで1球も来てなかったスライダーが来るかなと思った。打った瞬間に(スタンドに)入ったと思った。今まで全然打ってなかったので、最後くらいはなんとか1本出たらいいと思っていた。(今季初打点を挙げて)4番は打点を稼いでなんぼ。遅いけどこれで明日は乗って行ける。僕らは勝つしかないので、全員で粘って勝ちたい」