【サッカー】[SOLEO]関大REDGROWに敗北を喫すも最後まで諦めないプレーを体現し続けた!

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◇Iリーグ2016【関西】年間総合優勝チーム決定戦1回戦関大REDGROW対関大SOLEO◇10月15日◇関西大学千里山キャンパス中央グラウンド◇

 

【前   半】関大SOLEO 0-2 関大REDGROW

【後   半】関大SOLEO 1-3 関大REDGROW

【試合終了】関大SOLEO 1-5 関大REDGROW

 

トップチーム以外の選手の公式戦への出場機会を提供するために行われるⅠリーグ。今年度は6ブロック55チームが関西地区で参戦し熱い試合を繰り広げた。関大からはULTRAS(Cブロック)とREDGROW(Dブロック)、SOLEO(Eブロック)が出場し、3チーム全てがブロック2位以上となり年間総合優勝チーム決定戦(決勝トーナメント)への出場権を獲得した。トーナメント式のこの決定戦では初戦からREDGROWとSOLEOが激突。さらにこの勝者がULTRASと対戦するという組み合わせの不運にも見舞われた。しかし、各チームともに『全員サッカーで日本一』を目指し練習をしてきた。試合会場は関大中央グラウンド。敵味方、そして会場やスタンドも関大一色という異例の試合は夕暮れ時の千里山で始まった。

 

SOLEOは「太陽(SOL)」と「勇敢な人(LEO)」を合わせて作られた造語。太陽のように勇敢な選手に、そしてチームに、という思いが込められている。前期リーグでは6位で折り返し、後期も開幕2戦は惜敗。決勝トーナメント進出は限りなく遠のいていた。しかし、その後怒涛の6連勝を果たし2位に食い込んだ。この勢いそのままにこのREDGROW戦も勝利し決勝トーナメントの駒を進めていきたい。

 

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開始2分にピンチが訪れる。REDGROWのMFがSOLEOのDFラインを突破しペナルティエリアに侵入。これをDF鷹江がセーブし失点危機を救う。12分にはFW安田がシュートを放ち先制点を狙うもこれは入らない。4分後にはフリーキックからゴールチャンスが生まれる。MF犬飼が放ったボールはペナルティエリア右にいたDF坂本が反応するもうまくボールをコントロールできず外へと転がり出てしまう。24分、30分に2度の失点を見舞われるも最後まで走り続けたSOLEO。45分には犬飼がペナルティアーク付近からゴール中央へシュートを放つが、跳ね返り左へと転がる。ここにSOLEOが駆け込むもタイミングが合わずシュートを放てない。2点ビハインドで試合は折り返す。

 

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折り返し早々に隙を狙われ失点するが、途中出場のFW梅田が見せる。「常に左サイドバックの背後は狙っていた」(梅田)と右サイドを突破すると相手DFの猛追も寄せ付けずにそのままシュート。これが決まりSOLEOの1点目となる。その後、コーナーキックのシーンではMF稲葉が放つも得点は得られなかった。6分後には再び稲葉がセンターアークにほど近い位置からロングシュートを放つ。渾身の弾丸はきれいな弧を描きゴールへと吸い込まれると思いきや、相手GKが上へとパンチング。2点目を決めきることはできなかった。

 

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試合結果は1-5と勝つことはできなかったものの、SOLEOの名前通りに勇気ある果敢なプレーをすることができた。この試合でSOLEOは今季の公式戦は全て終了しチームの4年生は引退が決まった。SOLEOは下級生が多い中で4年生は大黒柱としてけん引し続けた。その背中を見た下級生が今後、どういった日々の行動を周りに見せるのか。来年に向けた取り組みはすでに始まっている。【文:水野 真/写真:大島涼太郎・川﨑恵莉子】

 

 

▼岩切コーチ

「普段と変わらずと声をかけていたが、こういう雰囲気でいろいろ固さなどは見えた。(試合が決まってからは)選手たちはぎこちなかった。全体がそわそわした感じはあった。相手が思ったよりも気持ちの入ったプレーで、プレッシャーも早かったので、ばたばたしてしまったのが少し残念。(4回生には)インカレで出場の可能性があり、可能性が1%でもあるのでしっかりやるように声をかけた。(SOLEOというチームは)今年からできたチームで人数が70人ほどいて、一緒に練習できる時間も少なくて難しかったが、後期、夏休みを挟んで4回生を中心にチームがまとまってきて、それに伴って結果も出てきたので4回生にはすごく感謝している」

 

▼MF沼田SOLEO主将

「まずは同じ関大同士との対戦が複雑だった。今まで関大がIリーグで対戦することはなかった。嬉しいというのもあったし、いろいろな気持ちが交錯して複雑だった。REDGROWとも紅白戦をしている。良さも悪さを知っていた。入りからプレスも強くて相手も焦っているのかなと思った。本職はセンターバック。今日はボランチ。アンカー的ポジションで前に押し込めという指示もあったので、気持ちぶつけて出場した。4年間サッカー部として、最後はSOLEOというチームでキャプテンをさせてもらった。入学したときは思ってもいなかった。個人的には公式戦に4年越しで出られて少ない時間だったけどチームに尽くせたことが嬉しい。後輩には練習でしたことしか出ない。一日一日を大切に練習して、悔いのないように100%で過ごしていってほしい」

 

▼DF鷹江ゲームキャプテン(4年生)

「意識しないでおこうと1週間思っていたが、いつも通りリズムを作って、いいイメージを持って試合に臨むルーティンが続いてて6連勝できたが、今週は今日までずっと緊張していて、いいイメージを持てずに来ていたので、そういうところでやりづらかった。4回生が緊張してしまって、中心となる人達がそうなってしまったのがこの結果かなと思う。1、2年の時は怪我で1回も試合に出れなくて、2年間のブランクがあって去年一番下でやって、今年はやっと公式戦に出られるようになった。長いサッカー人生を見ても、あんまり試合に出れない時期がなくてずっと中心選手でやってきたので、でも大学でメンバーから外れたり、1番下のカテゴリーを経験したりといろいろ経験できた。そういったどういう状況でも今日も来てくれているが、親が見に来てくれてて本当に幸せだった。(REDGROW、ULTRASへ)今日の試合の通り気持ちが上回ったチームが勝つので、どっちにも120%の気持ちを出してもらって121%で他チームが勝ってそのまま日本一を目指してやってほしい」

 

▼FW梅田(得点者)

「(対戦相手がREDGROWに決まったとき)めちゃくちゃ楽しみだった。紅白戦とかも同じ(出身校の)関大一高のチームメイトがREDGROWに上がっている。自分のミスで負けることもあったりして、悔しいしすごい楽しい。負けてばっかりなのでリベンジしようと思っていた。(得点について)自分の特徴は足のスピードしかないと思っている。常に左サイドバックの背後は狙っていた。積極性が得点につながったのではないかと思う。反省としては相手にすべて自分のことは知られているので、常に縦を切られた。何もできなかった。課題を克服するために練習していきたい。(試合終了後、4回生が挨拶している中で)鷹江甲史朗くんの『この環境でサッカーできたことが幸せ』という言葉が胸に残っている。決勝トーナメントに行けるのも0%に近かった。そこから6連勝して進出が決まって、しかも対戦相手がREDGROW。これほど最高なものはないと思う」

 

▼FW川口(4年生)

「やりたいサッカーが出来たかと聞かれると、満足のいく内容ではなかった。 REDGROW はチームの完成度が高い。練習も良い緊張感を持ってやれているので、そこが今日の結果につながったと思う。自分たちは全員で毎日練習できていなくて、練習から隙も多かった。人数が多いというのもあるが、意識の温度差が今日のような大舞台で出てしまうのだなと改めて思った。けがが多くて、満足に4年間サッカーが出来たわけではなかった。最後に決勝トーナメント1回戦で関大対決、たくさんの仲間や応援があるなかでプレーが出来て幸せだった。みんなにありがとうと言いたい。(部員に向けて)人数多いけど、このメンバーやったら絶対日本一獲れると思う。あと1カ月ちょっと、みんなで一日一日を大切にして、日本一に向かって突っ走ろう」