【ラグビー】PR小栗2トライの活躍で、今季初勝利!

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◇2016ムロオ関西大学Aリーグ第3節対摂南大◇10月9日◇鶴見緑地球技場◇

【前半】関大12-12摂南大
【後半】関大14-12摂南大
【試合終了】関大26-24摂南大

リーグ3戦目にして、ようやく関大ラグビーが結果に表れた。外国人選手を中心に強力なアタックを見せる摂南大。これに高いディフェンス力で対応し、さらには今季自信を持っているセットプレーから得点に結びつけた。中でも輝きを見せたのは、МOМ(マンオブザマッチ)にも選ばれたPRの小栗である。関大不動の左PR藤井が欠場となり、突如訪れたチャンスで自身初のAリーグスタメン出場。計2トライを決め、今季初勝利を呼び込んだ。
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小栗の1つ目のトライは前半18分。SO北田が敵陣深くの絶妙な位置へボールを蹴り出し、関大のラインアウトに。そこから左右に振られながらもモールで押し、最後は小栗がインゴール内にボールを押し込んだ。北田がゴールを成功させ7-0とリードする。しかし、ここから約15分は防戦一方。2トライを許して逆転されてしまう。だが、前半終了間際に先制トライと同じような好機を迎える。再び北田の好キックで、左サイドからのラインアウト。モールで摂南大のゴールへ近づくと、HO吉田が密集の中からボールを持ち出してトライを決めた。
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後半は立て続けに失点し、一時はダブルスコアに。しかし、相手選手に疲れが見え始めてから、関大の運動量の豊富さが生きてきた。後半21分。何度もフェイズを重ね少しずつ前進する。ラックからSH木下がボールを出すと、Aリーグ初出場の1年生CTB津田、北田とつなぐ。そこから少し後ろに控えていたCTB永井が角度のあるランでパスを受け取り、ゴールエリア中央に飛び込んだ。FB竹中のコンバージョンも決まり、摂南大との差が1トライ差まで縮まる。そして27分だった。右サイドでボールをもらった小栗が、タックルを受けて倒れ込みながらも腕を目一杯に伸ばしてトライ。さらに竹中が難しい角度からのキックで2点を追加して勝ち越した。残りの時間は、足が止まりかけていた摂南大に対し、関大はまだまだ余力がある様子で守備を徹底。ノーサイドの笛が鳴ると、今季初勝利にフィールド上の全員が喜びを爆発させた。
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「ようやくBKが展開できてきた」(高本主将)。FWでプレッシャーをかけ、BKが展開する関大の理想とするラグビー。後半の永井のトライには、今夏の練習の成果が存分に表れていた。さらに、小栗の先発起用に応える活躍。途中出場の津田も165㌢の体でも当たり負けしない強さを発揮した。ここからのリーグ終盤戦はより厳しい戦いが予想されるが、攻守のバランスが整ってきた関大ラグビーに怖いものはない。【文:谷 風花/写真:柴村直宏】
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▼桑原監督
「シーソーゲーム。どっちが勝ってもおかしくなかった。最後まであきらめずに選手たちはがんばってくれた。ただ、選手たちに聞くと、関大のやりたいことはきっちり止められていたらしい。摂南大も自分たちのプレーを研究してきていたのだろう。1、2節目は勝ち急いで焦りが出ていた。ゲームごとに成長はしていたから悲壮感はなかったが、今までミスも多くて、見ているこっちが吐きそうだった。詰めが甘い。今日は2点差で勝ったが、前半のモールもなぜ押し切れないのかと思っていた。フロントの3人は意識してよく走っていた。立ち上がりが硬くて悪い。もっと最初から圧倒する。今季3位以上で終えて、大学選手権に出る。まだまだ可能性はある。練習でしていることをゲームで出したい。最初の方はFWが走っていなかった。走るラグビーをできれば」

▼NO8高本主将
「正直、練習試合から負けが続いていたから、勝てたのは素直にうれしい。セットプレーから持ち込むのは、関大が自信を持っている形。だから、そこ(モールからのトライ)はみんな試合の前から意識していた。関大はAリーグの中で圧倒的な力を持っているわけではないから、僅差になることは分かっていた。ここまでの2試合は慌ててプレーして、そこから点差が広がっていた。今日はリラックスしていこうと思っていたし、実際その通りにできた。関大らしく大胆に行こう、というのも試合中に声をかけた。(BKのトライについて)FWが摂南大に対して圧をかけられた。ようやくBKが展開できてきたかなと思う。今日の勝利はチーム全体の勝利。誰が1番良かったとかはないし、23人のメンバー全員、123人の部員全員でつかんだ勝利だと思う。京産はいろいろな部分で関大を上回ってくる。BK陣をどう使っていくか、どう生かしていくかが重要になってくる。この2週間で、自分たちのラグビーを進化させたい」

▼PR小栗
「今年は良い感じに試合への準備ができた。毎日ミーティングを行い、気持ちを切らさないようにした。最近は練習試合でも勝つことができず、2連敗ということもあって気持ちが下がっていた。しかし、今日の試合でやっと勝利をつかむことができて自信になった。途中摂南に2トライ差で追い越されたが、気持ちが切れたら今までと同じ。結果勝つことができて最高だ。試合では、ラインアウトやスクラムなどのセットプレーで負けないようにした。摂南のLOはスクラムが強かったが、押してセットプレーを優位にしたうえで走れた。ゴール前では、積極的にトライを狙うようにしていた。普段はLOで試合に出場しているが今回はPRとして出場。高校時代のポジションはPRだったが、大学からはLOでも出場している。これまでにも試合は出場していたが、今日の試合はAリーグでは初めてのスタメン。また、自分自身にとって初勝利にもなった。改善点としては、ハンドリングエラーなどで相手にボールを取られるような、細かいミスが目立ったこと。これを修正して、このまま良いムードで次節に臨みたい」