【剣道】4年ぶりの全日初戦突破!

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◇第64回全日本学生優勝大会◇10月9日◇エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)◇

【1回戦】関大1−0東農大(6分け)
【2回戦】関大1−4日経大(2分け)

関西学生優勝大会でベスト8に入り全日本学生優勝大会の出場権を獲得した関大。過去3年、出場権はつかむものの1回戦突破には至らず、無念の結果となっていた。今年こそは、1勝でも多く挙げ、全日本で関大の名を知らしめたいところだ。

「チームみんなで勝とう」と全員で意志を固め挑んだ1回戦。先鋒・岡本から勢いのある打突で攻めるが、引き分け。鬼頭、川上、大澤の3人も1本を奪うことができないまま均衡した状態が続く。三将・國定は、相メンや引きメンで1本を狙うもののなかなか旗が揚がらない。途中、竹刀落下で反則を取られると、1度仕切り直し勢いのある真っ直ぐなメンを放つ。しかし、これも1本とはならない。続く副将・大野がなんとか1勝を挙げようと、奮闘する。激しい攻防を続けるが5分が経ち、6分けで勝負は大将・田辺へ。田辺は、初太刀で迫力のあるドウを打ち主将の貫禄を見せつける。相手のツキにもひるむことなく、自ら前へ前へと攻め入る。そしてついに、素早いメンを打ち込み1本となった。そのまま試合終了で、見事1本勝ち。悲願の初戦突破を主将自らが導いた。

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2回戦に駒を進めた関大。先鋒・岡本は、1回戦よりも増す迫力で相手に向かうが、勝負決まらず。鬼頭もその勢いを引き継ぎ、戦うも引き分けとなった。2回戦より出場の五将・尾坂が、相手にドウとコテを決め込まれ2本負け。1勝を取り返したい関大は中堅・大澤へとつなげた。メンを連発し、惜しい場面も多く見られたが相手にコテを奪われる。取り返すことなく時間が過ぎてしまい、負けを喫す。次の三将が負けると関大の敗北が決まる。そんな状況の中、國定は4年生の意地を見せつける。メンやコテを間合いを図りながら打ち込んでいく。しかし、相手のコテに連続で旗が揚がってしまい、2本負け。関大の3回戦への道は閉ざされた。それでも、「お前の剣道をしてこい」と主将からの言葉を胸に、副将・大野が自分の剣道で輝きを見せる。得意のメンで序盤から攻め続け、相手から2本を奪い、勝利を飾った。後輩の頑張りを受け、いざ、大将・田辺へ。1秒たりとも気を緩めることなく相手と戦い、好機を狙う。だが、後半に相メンで相手の旗が揚がり、1本を奪われた。1本を返せないまま試合終了の合図。無念の敗北となった。

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今回の試合で4年生は引退となる。4年ぶりの初戦突破に1本をもぎ取った田辺。「今日の悔しさをバネにしてこれからも頑張ってほしい」。来年から剣道部を背負う後輩たちは、関大の敗北が確定していても、絶対にあきらない主将の姿をしっかり目に焼き付けたはずだ。最後まで粘り、果敢に攻め続ける。チームでつなげて勝利へ導く関大剣道部は、これからも進化し続ける。【文:西井奈帆/写真:新潟瑞葵】

▼田辺主将
「全日に向けて2週間、一生懸命勝つためにやってきた。1回戦の前にみんなで『チームでつないで勝とう』と決めていた。6分けで自分に回ってきて、絶対自分が決めてやるという気持ちで挑んだ。自分はメンで相手がドウだったけど、メンの方が先当たったと思った。最初相手の旗が見えて焦ったけど、関大の旗が2本揚がってほっとした。2回戦もつなげていこうと言ってたけど、そこで1回戦の気持ちがつながってなかったと思う。副将・大野の前でもう試合は決まってたけど、『お前の剣道をしてこい』と言って、しっかり自分の剣道をしてくれた。4年間剣道部、4年生では主将も務めて最後は楽しめた。2年生から試合に出させてもらってて最後の試合も初めて全日で勝てて良かった。後輩たちには今日の悔しさをバネにしてこれからも頑張ってほしいと思う」