【空手道】強豪追い詰めた自信を胸に、集大成の全日本に挑む

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第59回全関西空手道選手権大会◇10月2日◇大阪商業大学総合体育館

【男子組手】
1回戦敗退 1部残留
<1回戦>
関大2―2京産大(1引き分け)
代表戦敗北
<入替戦>
関大3-0滋賀大

【女子組手】
3回戦敗退
<2回戦>
関大3―0京大
<3回戦>
関大0-2京産大(1引き分け)

【男子形】
4位 関大  全日本出場権獲得

全日本まで最後の団体戦となる今大会。組手はどこまで手応えをつかめるか、形は全日本出場権を目指し、熱く戦う。

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まずは男子組手だ。先鋒の谷口が0-1で敗北すると、次鋒は髙橋主将。開始から30秒、互いにタイミングを見計らう時間が続く。残り30秒で突きが決まると、直後に連続ポイントで勝利となった。
中堅の小西は相手を場外に出す程の攻めを見せるが、中段蹴りで離され2敗目となる。
後がなくなり、副将で出場したのは松本だ。背の高い相手に苦戦し、「勝てた試合」(髙橋)と惜しくも引き分け。だが、大将の木村が終盤で上段突きを決めて勝利すると、2-2の1引き分けとなり、勝負は代表戦へと持ち込まれた。

▽小西
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▽木村
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相手の釜口には関西選手権決勝で髙橋が大差で敗れている。「出てやろうと思った。」と、メンバーにも背中を押され、大一番に挑んだ。最初にポイントを決めたのは髙橋。しかし、すぐに返される。追い込んで突きを狙うがなかなか隙を付けない。残り1秒まで蹴りで逆転を狙うも惜しくも敗退となった。

▽髙橋
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1部残留をかけた入替戦では「来年を見越して出した下級生も結果出してくれた」(奈須監督)。先鋒、谷口が上段蹴りで勝利すると、次鋒は3年生の田坂。「楽しんで」と応援からも声を掛けられ、順調に突きが入り2勝目。最後は中堅の松本が1分を残して関大の1部残留を決めた。

▽谷口
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▽田坂
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▽松本
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続いては女子組手だ。シードで上がった2回戦の相手は京大。先鋒の長谷川が相手に1ポイントも与えず、1分を残して試合を終える。中堅・玉置も相手の蹴りをかわしながら突きを入れ、3-0で関大の勝利を決めた。大将の片岡は「いつも通りで」と声を掛けられ開始5秒で1ポイント。素早い動きで突きを重ねる。全員が相手チームに1ポイントも与えずストレートで3回戦進出を決めた。

▽片岡
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しかし、3回戦の相手は男子と同じく強豪の京産大。先鋒の玉置がなんとか引き分けで粘るも、「後輩が引き分けでつないでくれたのに、キャプテンとしてつなげられなかった」と長谷川。残り3秒でポイントを取られ、悔しさをにじませた。最後を任された片岡は中盤に上段蹴りを決められたのが響き、敗北。準決勝進出とはならなかった。

▽玉置
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▽長谷川
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男子形はニーパイポを選択。順番が来る直前まで栗本、田端、そして1年生で唯一出場した西島の3人で動作を確認する。だが、終盤にタイミングが合わず芦屋大と同点に。全日本の残り一枠をかけて2校で再試合に挑んだ。「2回目、伝わってくる感じでは動けてると思った」と栗本。1回目よりも動きが合い、迫力のある演武を見せるが、またもや同点となる。審議の結果、最低点の高かった関大が勝利。4位となり、全日本の舞台へ滑り込んだ。

▽西島、田端、栗本(左から)
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京産大を追い詰めた組手や、勝負強さの光った形。今大会の結果は大きな自信となったに違いない。残り1ヶ月、「出来るだけ長く一緒にコートに立ちたい」と監督、選手の想いは同じだ。関大空手道部を立て直してきた4年生は、日本武道館で有終の美を飾ってくれるだろう。【文:谷満梨奈/写真:多田知生】

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▼奈須監督
「(男子組手は)相手が昨年優勝校の京産大で、いい戦いができるように同じ空間を共有するようにした。大切な団体戦までに費やした時間は長い。試合については代表戦までもつれ込ませたことは自信になったと思う。11月の全日本でもう一度しっかり勝負したい。入替戦は来年を見越して出した下級生も結果出してくれた。次につながる試合になった。ほめてあげたい。(女子組手は)対神大戦は勝つべくして勝った。次の京産大は強豪だったけど、実力的にはもっと風穴開けられるチャンスはあった。躊躇した分出し切れてなかった。(形は)上位4校が全日本へ行くことができるから、ギリギリつかんだ。栗本が4年間やってきて最後になる。(空手道部は)実力はついてきたし、自信もって試合に臨ませるというのを意識してきたから、今回はよかったと思う。(全日本に向けて)春から一緒に走ってくれて、できる限り選手と長くコートに居たい。一緒に試合を楽しみたい」

▼髙橋主将
「ここ一番の山場だと思って臨んだ。西日本選手権で負けているのもあって、苦手意識を持っている選手もいたけど、喰ってやろう」と前向きに行った。当たりがドンピシャだっただけに、引き分けになってあと1ポイントでも取っていれば勝てていた。勝負弱さが出てしまった。(代表戦になったときは)出でやろうと思った。何度も対戦している相手だから出て楽しんでやろう。(メンバーについて)5人中4人が4年生。2部落ちは免れたけど、来年気は抜けない。オープン含め、個人の課題を全体で共有して、全員で克服するようにしていた。仕上がりは良くて全体として伸びている。(全日本に向けて)できることは全部やっておきたい。楽しみながら空手をするというのが目に見えて現れてきた。手ごたえ感じている。小学2年生からやってきて学生としては最後、楽しんで思い出に残る試合にしたい」

▼長谷川
「勝てない試合ではなかった。後輩が引き分けでつないでくれたのに、キャプテンとしてつなげられなかった。この試合に向けて中段をメインでやってきていたから、それが出なかったのが悔しい。全日本ではしっかり攻めていけるように課題をしっかり練習していきたい。最後だから、今日のような悔いの残る試合はしないように先陣切っていきたい」

▼栗本
「1回目は動きが固かった。2回目、伝わってくる感じでは動けてると思った。合わせる時間少なかったけど、次につなげられた。1年生が初めてだったから、大学の形の打ち方を合わせてもらうようにした。本選抜けれるようにしたい」