【アイスホッケー】塚本2試合連続弾に、主将の存在感! 快勝も歩み止めない

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◇第63回関西学生秋季リーグ戦第5節対同大◇10月5日◇関西大学たかつきアイスアリーナ◇

【第1P】関大1―0同大
【第2P】関大2―0同大
【第3P】関大2―1同大
【試合終了】関大5―1同大

「1P2得点で無失点、6-0のゲーム」。不動の関西王者が掲げた今季の目標だ。すべては日本一のため、強豪関東勢を意識した関西での戦いが繰り広げられている。しかし、ふたを開けてみると、上位対決だった関学大、立命大戦では不発。大迫コーチから「勝ちたいという気持ちが足りない」と奮起を促された。100%の力を出し切らなくても勝てる現状で、選手一人ひとりがどこまで自分自身を追い込めるかが最大のカギだ。

試合序盤、チャレンジャーとして挑んでくる同大の積極的なプレーに押される。相手がパックを保持する時間が続くが、冷静なディフェンスで得点は与えない。しかし、大迫コーチが「細かいパスなど、雑なプレーが目立った」と振り返ったように、不用意にパックを失う場面が続く。GK沼田智の安定したセーブに幾度となく救われるが、王者らしからぬ劣勢な状況で試合が進んだ。

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迎えた第1P終盤、パワープレーのチャンスで風向きが変わる。連動したパス回しがさえ、相手を包囲してDF佐々木健主将がブルーライン付近からシュート。ゴール前に詰めていたFW三浦がパックの軌道を変え、最後はFW香田がゴールネットに押し込む。苦しんだ第1Pで、価値ある先制点を奪った。

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しかし、第2Pでもパックをつなげない場面が目立つ。8分過ぎ、主将の絶妙なパスが完全に流れを変えた。相手DF陣の一瞬の隙をつくパスがFW塚本にわたり、そのままゴール前の1対1を冷静に決める。2試合連続ゴールで塚本自身もアピールに成功し、チームに勢いをもたらすには十分な2点目となった。

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ここからは、ようやくエンジン全開のプレーで相手を圧倒。スピード、パック際の攻防でも相手より一枚上の実力を見せつけた。その後も、FW小竹などが得点に絡み、今シーズンからメンバー入りした選手の台頭も目立った。

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最後は、「素直にうれしい」と普段は反省を並べる佐々木健が自画自賛した、パワープレーからの得点で5点目。選手からも雄たけびが上がるほど、教科書通りのきれいな形での得点シーンで試合を締めくくった。

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5-1で勝利を収めた試合後、4年生を中心に選手の輪がリンク上に広がった。「もっとできるし、工夫したい」(佐々木健)。さらなる高みを目指し続ける選手たちの挑戦は続く。まずは、「1P2得点で無失点勝利」を見せつけたい。【文:高橋良輔/写真:嶋健太朗】

▼大迫コーチ
「足を動かしていたし、前に前に意識していたので良かったと思う。でも、いつもの課題だがスタートが攻めきれなかった。4年生がきっちりとそこは引っ張ってほしい。あとは得点力。取るところはきっちり得点につなげないといけないし、シュートする意識がまだ低い。でも、パワープレーでいい形で得点してくれた。気持ちも入っていたし、そこは良かったと思う。GKの沼田は、毎回守りの中心としてやってもらわないといけない立場。毎回止めることで守備の中心で頑張ってくれているけど、そこまでのケアだったりコミュニケーションがまだまだ。(関学大、立命大、同大との対戦を終えて)細かいパス、シュートにおいて雑なところが目立っていた。練習から自分たちの精度を上げていくこと。1試合1試合、力の差がある中でしっかりと準備をしていきたい。メンタル面も大事になってくるので、どれだけ気持ちを入れて戦い抜けるかどうかだと思う」

▼佐々木健主将
「課題は守り。今は自分たちでやらしてもらっているので、どこまで追い込んで自主的にできるかどうか。4回生を中心にもっと話し合ってやっていきたい。今日のゲームは相手が足を動かしてくるFW陣だったので、それもあっていつもより足が動いていた。(5点目の得点シーンは)うれしかった。香田くんのパスが本当に良かったので合わせるだけだった。(ここまでを振り返って)体にチェックがいけていない。パックを取る形はもっとこだわりたい。体のぶつけあいはホッケーの魅力でもあるので、相手をびびらせるぐらいやっていきたい。まだ目標を一度もクリアできていないので、まずはそこから。FWとDF陣でコミュニケーションが取れていないので、もっと話して工夫していきたい」