【拳法】全日本総合選手権で髙丸2連覇、上垣内3位入賞!

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◇2016全日本総合選手権大会◇9月18日 ◇大阪市中央体育館◇

【第29回全・日本女子個人選手権大会】
優勝 髙丸 裕里
4位 脇山 沙樹

【第56回全・日本拳法個人選手権大会】
3位 上垣内 一成

学生に限らず社会人も多く出場する全日本総合選手権。その年の日本最強選手を決める最も権威のある大会だ。女子は髙丸が2連覇を果たし、男子は上垣内が2年生ながら3位に入賞した。

髙丸は得意の組技で2、3回戦を突破。いずれも30秒以内に2本先取し、格の違いを見せつける。4回戦も過去の大会覇者である相手にペースを握らせず、試合中盤に面突きで1本先取。そのまま逃げ切った。準決勝の相手は、4月の西日本個人で敗れた立命大の岡崎だ。「相手がどうきても自分らしく戦う」。試合開始から前に出て優勢に試合を運ぶ。延長戦に突入したものの、開始20秒後に1本を奪い、決勝に駒を進めた。

同大OB・松岡との決勝。昨年と同じ相手となった。決勝も積極的に前に出てプレシャーを与える。開始20秒で相手に警告が与えられると、直後に抑え込み面突きで1本を奪う。優位な状況となっても果敢に攻め続け、残り40秒。鮮やかな膝蹴り胴が決まり、審判3人の赤い旗が一斉に上がる。初戦から決勝まで1本も与えない完全優勝で、2連覇を果たした。

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西日本王者の上垣内は、パワーで勝る相手に技術で圧倒。4回戦は判定勝利となったが、順当に勝ち上がる。5回戦からは実力者が名を連ね、準決勝の相手は関大OBの友中。かつての学生界のスーパースターに善戦するが、2本先取され3位決定戦にまわる。

3位決定戦は身長10センチ、体重20キロを上回る体格、技術を備えた強豪相手に苦しむ。しかし、試合終了間際に得意の横打ち面を決めて勝利。兄(上垣内樹・神大OB/2014年の同大会で3位入賞)の記録上に並ぶ堂々の3位入賞となった。

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今年は思うような結果が出せずにいたエースの髙丸。相手に研究され苦しむことも多くなったが、常に自分を立て直す努力をしてきた。この2連覇はエース復活を決定づけたに違いない。上垣内は西日本個人優勝に続き、またもや快挙を果たした。しかし、「まだ目指すべき上がある」。結果には満足していない。追われる立場となった今、これからは圧倒的な強さが求められる。10月23日に全日本学生個人戦を控え、11月の全日本団体まで残り2カ月を切った。躍進を遂げる拳法部に今後も期待したい。【文:川﨑恵莉子/写真:拳法部提供】

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▼髙丸
「今年に入って個人戦では結果が出ず、ふがいない試合が続いていた。とにかく結果を出したかった。自分が優勝すれば、チームに勢いがつくと思って臨んだ。決勝は準決勝で松岡(同大OB)にリードしながらも、けがで棄権した脇山の気持ちも背負って戦った。去年は10分間に及ぶ延長戦にもつれ込んだが、今年は時間内で決めるつもりだった。絶対に勝つというつもりで挑んだ。勝てると信じていた。優勝したことは素直にうれしいが、この後に続く学生個人選手権、全日本団体を考えたら安心できない。早く気持ちを切り替えなければならないし、まだまだ練習が足りない。11月の全日本団体は6連覇が懸かっている。今年はただ勝つだけではなく、全員が勝って圧勝したい。残りわずかな時間、全員で強くなってチームを盛り上げて、最高の状態で引退したい」

▼上垣内
「今日の試合に限らず、いつでも兄を超える選手になることを目標にしている。同大会で兄が3位になっているので、ますは兄の記録に追いついてやるという気持ちで臨んだ。2年で入賞できたことはうれしいが、これから追われる立場になることへの不安もある。同時に、その中で勝っていかなくてはいけないという責任も感じている。3位になれたではなく、3位に終わってしまった。まだ目指すべき上があると考えるようにする。自分自身にまだ圧倒的な強さを感じていない。拳法のスタイルは違うけど、今後は髙丸さんのように勝っていきたい。そのためには練習を重ねるしかない。今回準決勝に負けて、3位になったことの意味。それを作るのはこれからの自分だと思って、さらに上を目指していきたい」