【ラグビー】リーグ開幕。ライバル・関学大との一戦を落とす

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◇2016ムロオ関西大学Aリーグ第1節対関学大◇9月25日◇鶴見緑地球技場◇

【前半】関大0-7関学大
【後半】関大10-12関学大
【試合終了】関大10-19関学大

25日に関西大学Aリーグが開幕、待ちに待ったラグビーの季節がやってきた。今年から大学選手権がトーナメント制に戻り、関西の枠は昨年までの5チームから3チームに減少。2015年シーズンは4位通過で選手権出場の切符をつかんだ関大にとっては、なかなか苦しい条件である。しかし、この夏で厳しい練習を乗り越え、伝統の粘りのディフェンスに加え、効果的にBK陣を動かす攻撃スタイルを確立。コーチ陣にも新たな顔ぶれが並び、勝つための準備は万全だ。まずはリーグ初戦。春の総合関関戦では圧倒して勝利を収めた、関学大との一戦に挑む。

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昨年度卒業の倉屋前主将(現・宗像サニックスブルース)や尾池(現・近鉄ライナーズ)が観客席から見守る中、関学大のキックオフで試合が始まる。前半5分。関大の反則から関学大にボールが渡ると、自陣ゴールライン付近まで簡単に進まれてしまう。FWの踏ん張りも効かず、先制トライを決められてしまった。さらにゴールも成功し0-7となる。早くも追いかける展開となった関大。すぐに取り返したいところだが、関学大の勢いにディフェンスで対抗するしかなかった。ダブルタックルで攻撃の芽を摘んでいくも、20分には関学大のWTBが抜け出して独走状態に。あわやトライかと思われたが、CTB渡辺が横から飛びつき、サイドラインの外へ弾き出す好プレーを見せた。

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その6分後には、FB和仁原の短いキックが攻撃の起点になり、HO吉川がボールを抱えて縦に突破。しかし、ミスもあり得点にはつながらず。無得点のまま前半を終える。

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後半は11分に関学大にトライとゴールを許したものの、前半よりは関大の攻める時間が増えてきた。14分にはPR後藤が左サイドを激走。相手の猛追を振り切り、BK陣顔負けのトライを決めた。

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19分にも失点をしてしまったが、再び関大にチャンスが巡る。SO北田、渡辺が敵陣へ切り込んで勢いをつけると、FL二上にボールが回る。相手ディフェンスが複数人で止めに来るのもものともせず、左中間へ飛び込んだ。

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なんとしても逆転したい関大だったが、これ以上反撃できず。10-19で大事な開幕戦を落とした。

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試合を通して細かいミスが響いた関大。しかし、リーグは始まったばかり。まだまだ上位を狙うことは可能だ。チームも今日の敗戦にそこまで落胆した様子はなく、「関大ラグビーを極めて近大戦で爆発させる」(高本主将)と、早くも次節に目を向けている。次こそ今夏の特訓で自信をつけた戦士たちが大暴れしてくれるはずだ。【文:谷 風花/写真:嶋健太朗、柴村直宏】

▼桑原監督
「焦っていた。ミスが多かった。ミスしたら勝てないから、負けたのは当然。しょうがない。点を取りに攻めてもこっちがミスをするから、相手は全然怖くなかったと思う。(次節までに修正すべきは)メンタル的なところ。ミスが多かったうえに、今日はいいところが無かった。だから、もう負けないことと、ミスを減らすということ。今はベストメンバーを組めているし、関大は弱いチームではない。このリーグを終えて3位以上。もちろん3位を目指すのではなくて、その上も狙っていく」

▼NO8高本主将
「前半から伝統の粘りのディフェンスができていたが、ちょっとずつほころびが出た。関学のいいアタックの前にずるずるといってしまった。自分たちのアタックのミスから相手にいい流れが行ってしまったと思う。シーズン初戦で浮足立っているところがあったので、4年生を中心に引き締め直したい。もうここからは負けられない。チーム一丸となってやるだけ。(今日光った選手は)後藤。スクラムもフィールドでのプレーもよかったし、一人で抜け出してトライもあった。アタックの継続力を修正しないと上には勝てない。目標達成のためには負けられないので、関大ラグビーを極めて近大戦で爆発させたい」

▼PR後藤
「モールやスクラムなどのセットプレーを特に意識して練習してきていたが、今日の試合では自分たちのやってきたことが全然出せなかった。関学に押されてしまって、その機会に持って行かせてもらえなかった。キックでも相手に攻められた。前半は得点こそなかったが、7点で収めることができたから、そんなにロッカールームでもみんな焦っていなかった。それでも後半はディフェンスで詰めが甘かったから行かれてしまった。(トライについて)自分はトライを取るポジションではないからうれしい。今日のはたまたまでラッキーだった。(試合を通して)FW陣は初戦ということもあって硬かったイメージ。スクラムは良かった。ただ、ラインアウトの精度が悪くて、そこは次節までに修正していきたい。初戦を落としてしまったが、ここから負けることはできない。全部勝つつもりでやっていきたい」