【野球】打線爆発!2季連続伝統の一戦勝利!

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◇平成27年度関西学生春季リーグ第7節対関学大4回戦◇5月24日◇わかさスタジアム京都◇

関学大 002 000 000=2
関 大 006 000 000=6

(学)宇都宮、中内、佐藤、重田、山口―仲川、松下
(関)吉川、阪本大―高橋佑

両大学の意地と意地がぶつかり合う伝統の一戦。今季はここまで1勝1敗1分で、4回戦までもつれる激闘が繰り広げられている。今日もスタンドには多くの観客が詰めかけ、関大の勝利を後押し。今日こそ、関学大から勝ち点奪取といきたいところだ。

勝利を目指す関大ナインだが、ここ2試合は関学大投手陣の前に打線が沈黙している。何とかこの状況を打破するために、早瀬監督は大幅にオーダーを入れ替えた。監督自ら、メンバー全員で戦う姿勢を示す。そんな指揮官の強い思いを背負い、吉川がマウンドに上がった。1、2回は走者を出すものの、得点を与えない。しかし、3回に関学大の1番・近本の足に翻弄(ほんろう)される。内野安打をもぎ取られ、続く打者の時に盗塁。さらに、捕手・高橋佑の送球に対してベースカバーが遅れ、悪送球となり、一気に三塁を陥れられた。その直後に中前適時打を浴び、先制を許す。なおも、続く打者に連続四死球でピンチを広げ、吉川は降板。変わって、2年生右腕・阪本大がマウンドに上がった。吉川の悔しい思いを引き継ぎ、阪本大が奮起。ピンチに動じることなく、この回を2失点で切り抜けた。

重苦しい雰囲気が漂う中、関大は直後の攻撃で流れをつかむ。この回先頭の9番・塩田が四球を選び、続く多田も中前打で続きチャンス到来。ここで、この日スタメンに抜てきされた山下信が打席に立つ。普段は代走での出場が多い山下信だが、きちんと三塁側に犠打を決めた。さらに、持ち味の瞬足を生かして一塁を駆け抜ける。結果はセーフとなり、無死満塁の決定機を演出した。このプレーに関大ナインが燃えないわけはない。3番・西田尚が、押し出し四球をつかみ取り、まずは1点。関大にとって実に27イニングぶりの得点でさらにチームが勢いづいた。一度波に乗った打線はもう誰にも止めることはできない。関学大の2番手・中内が投入されるも、4番の副将・平岡の右前適時打で逆転。続く古川の適時打、手塚のスクイズなどでこの回一挙6点。関大の応援歌が球場中に響き渡り、スタンドも大いに盛り上がった。
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一度つかんだ流れを手放したくない関大は、3回途中からマウンドに上がった阪本大が関学大打線を手玉に取る。「チームにいろいろと迷惑をかけているので、感謝の思いを込めて投げた」。1年生捕手・高橋佑ともあうんの呼吸を見せ、得点を許さなかった。打たれた安打はわずかに2本。誰しもが認める圧巻の投球でリーグ戦初勝利を挙げた。チームもリーグ最終戦を完勝。秋に向け、確かな手応えを感じる一戦となった。また、これまで関大の優勝を阻み続けていた宿敵・関学大から2季連続勝ち点を奪取。選手、スタンドが一体となって逍遥歌を響き渡らせた。
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試合後、選手たちは早くも秋リーグを見据えていた。今季は優勝を目指して挑んだが、結果は3位。打線のつながりを欠き、悔しいリーグ戦だった。関大ナインが見据えるものはただ1つ。昨年、42年ぶりに返り咲いた神宮の舞台での優勝だ。攻撃面でのレベルアップを図り、日本一に向けた挑戦が再び始まる。【高橋良輔】

▼早瀬監督
「先制されたが久しぶりに点を取れた。勢いに乗れていい攻撃ができていたと思う。阪本は球数もいけるし、先発完投できる投手。タイミングを外す、いい投球ができていた。リーグ戦の課題でもあったが、安定した投球ができる投手が二人いないと勝てない。石田を中心にもう1人出てこないといけない。コンディション調整も含めてもう一度鍛えなおして秋に戻ってきたい。今日は打線を思い切って変えてみた。1番の多田もフライアウトが多かったので変えようか悩んだが、辛抱強く使った。いいものは持っているので、いいバッターになってほしい。高橋も久米とは違うリードでチームにいい刺激を与えている。今日で春リーグは終わり。秋に優勝できるように頑張っていきたい」

▼石丸主将
「最後に勝てて良かった。勝つのと負けるのでは秋につながるかが全然違う。大量得点が大きかった。ノーアウトからフォアボールで出て、ヒットじゃなくても得点のきっかけにできたことが大量点につながったと思う。阪本大はあまり調子が良くなかったと思うが、要所要所でいい球がいっていた。(これまで先発機会の多くなかったメンバーが活躍したが)ベンチ入りのメンバーも活気が出るし、スタンドにいる部員も『秋は自分がこうなりたい、活躍したい』と思うきっかけになる。監督にこういうオーダーを組んでいただいて、今後のプラスになる。(主将として1シーズンを終えて)難しい。まだ自分がどんなスタイルでやったらいいのかわからないところがあるので、秋までにどうにかしたい。それでも、平岡が副キャプテンとして、4番としてやってくれた。石田もそうだけど、平岡が秋もこんな風にチームを引っ張ってくれたら。秋に向けて力を入れて取り組みたいのは打撃。今日はつながったが、シーズン通して見たらわずか。長打力が他のチームに劣っているし、長打が少ないと大量得点にはつながりにくい。今後の課題として、練習からやっていきたい」

▼平岡
「(3回裏の適時打について)打ったのはインコースのストレート。なんとなく打つやろうなという感覚がしていた。1点取った後、もう1点取らないとというところで、後のバッターには『(自分が)打てなかったときは頼むぞ』と一応言っていた。古川も打ってくれると思っていたので、思い切って打席に立てた。4番はやりがいを感じるし、チームが勝つも負けるも4番の責任。勝ったときにどれだけ自分が4番として貢献できるかを考えてやっている。優勝はできなかったけど、今日勝ったことは秋に向けての一歩になる。これからチーム全体の底上げをしっかりして、誰が出ても結果を出せるチームを作っていけたらと思う。キャプテンが学生コーチで試合に出られないので、自分が副キャプテンとして試合に出ることが一番いい。 今季は関学大戦だけのスタメンだったが、秋は最初から試合に出られるようにやっていきたい」

▼阪本大
「初回からいける準備はしていたので問題なかった。気持ち的に1人目をしっかりと取ることをいつも心掛けている。今日は打たれたけど、そのあとは切り替えてストライク先行で投げることができた。点差もあったので、いろいろな球種も使えた。今日の収穫を今後につなげていきたい。大学では納得がいく投球ができていなかったが今日で初勝利。チームには私生活も含めて迷惑をかけていることが多い。それでも、今日も大事な場面で登板することができたし、信頼してバックが守ってくれた。チームのためにと思って投げたし、感謝の気持ちを込めて一球一球投げ込んだ。(今季リーグを振り返って)石田さんに負担をかける場面が多いリーグ戦だった。2戦目に投げる投手がもっと頑張らないといけない。自分も今日、ようやくスタートラインに立てた。みんなで競い合って、誰が投げても大丈夫な投手陣を目指して練習をやっていきたい」

▼多田
「今日は最終戦だったし、思い切ってやろうと思っていた。リーグを通してフライアウトが多かったのでゴロを打つイメージだった。1年の春から、全試合フル出場できてうれしいし、感謝の思いでいっぱい。経験を積ませてもらったので、これを練習から次につなげないといけない。(初めての関関戦を振り返って)延長戦もあったし、甲子園の舞台での戦いも経験できた。高校の時に甲子園は経験していたので、雰囲気は慣れていたけどやっぱり応援の数が多くて重みを感じた。少しでも期待に応えるようなプレーをしたかったが、思うようなプレーができなくて悔しい思いが強い。(今後の目標について)まずは定着が一番だが、チームを引っ張っていけるような選手になりたいし、ベストナインやMVP、100安打を目指して頑張っていきたい」