【コラム】髙野芹奈、リオ五輪凱旋インタビュー!

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◇ヨット部髙野芹奈選手◇リオ五輪凱旋インタビュー◇

先日幕を閉じたリオ五輪に出場した髙野芹奈選手(人1)。髙野選手が出場したのは、今大会から新しく採用されたセーリング競技49erFX(フォーティーナイナーエフエックス)級。日本に帰国後初のインタビューに応じてくれました。

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——リオ五輪出場が決まってから、どのようなトレーニングと調整を行いましたか。

とりあえず増量をしようと思って、1日5食などしてお腹の空いた時間がないようにしてました。でも、増量しすぎて動きが鈍くなってしまったので、主に筋力トレーニングで増量を3〜4キロ抑えてました。

——五輪期間中、リオでの暮らしはいかがでしたか。

セーリング会場が選手村から遠かったので、会場の近くにアパートを借りましたが、3日程は、選手村で過ごすことができました。錦織選手ともツーショットを撮ってもらったのですが、オーラが一人だけ全然違いましたね。他にも、選手村の飲食物は全て無料なので、(敷地内の)マクドナルドでオーダーしてもお金を払わなくていいっていうのはなんか変な感じでしたね(笑)

——リオの治安はどうでしたか。

五輪期間中の警備はやっぱり凄かったです。拳銃を持った警察官みたいな人がたくさんいました。外で携帯電話を使って写真を撮ろうとした瞬間に取られてしまうので、外では絶対に携帯電話は出さなかったです。また、これは遠征などでよくあることなのですが、コンテナに艇や荷物を入れて鍵を閉めていたにもかかわらず、自転車を盗まれました。

——レースを振り返ってみてどうですか。

いつも通りにやろうと思っていて、緊張などはありませんでした。第1レースでは、スタート地点で近くにいた集団がガンガン前に行くチームだったのでそこに混じっていたところ、いつの間にかラインを飛び出て失格になってしまいました。けれど、それは気にせずに切り替えていこうとペアの方と話していました。リオは弱風と聞いていて、もともと弱風の中競技をするのが得意だったので、もしかしたらメダルレースに進めるかもと思っていました。でも実際はレースのほとんどが強風でまさかって感じでしたね。結果は20位で、自分の技術不足がはっきりわかりました。

——オリンピックに出場して感じたことはなんですか。

海外のトップ選手は命がけでレースに臨んでいるのが、目に見えて分かりました。
艇の調節など、全てのことにおいて完璧でした。自分との気合いや、試合に対する覚悟の違いも感じ、これもリオに行ったからこそわかったことだと思います。

——これからの課題と今後について教えてください。

フィジカル面や筋力をもっとつけたいと思います。また、海外のレースにもどんどん参加していきたいです。次のいわて国体で宮川恵子さん(和歌山セーリングクラブ)とはペアを解消し、今後は現在高校2年生の山崎アンナさん(青学高)とレースに出場します。もう練習も始めていて、若さとやる気で東京五輪を目指していきたいです。

——最後に、今後への意気込みをお願いします。

東京五輪でのメダルを目指し、全てのことに覚悟を持って、頑張りたいです。
また、もっと色んな人にセーリングの楽しさを広めたいです。

今回の五輪では、満足いく結果とはいかなかったものの、すでに次の目標に向かい走り出している髙野選手。一つ一つの質問の答えに、セーリングに対する熱い思いが感じ取れました。4年後、東京の地で輝く高野選手に期待です!

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【文:西井奈帆/写真:髙野芹奈提供】