【野球】同大に2連勝!雨中の激戦制す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇平成28年度関西学生秋季リーグ第3節対同大2回戦◇9月18日◇南港中央球場◇

同 大 000 001 000 =1
関 大 000 000 02X =2

(同)平尾奎、福島―山岸
(関)山本、阪本大―高橋、久米

やみかけていた雨が再び強くなってきた八回裏、関大の攻撃。1番・多田、3番・古川の活躍で逆転し、投手戦の大激闘を制した。

試合開始前から小雨が降り始める。しかし、そんな天気などものともせず、先発の山本は非常に安定した投球を見せた。四回表には2死三塁のピンチを招いたが、同大の4番・井手を中飛に打ち取り、無失点で切り抜ける。

_mg_0798

一方の打撃陣は、同大の先発・平尾奎に苦しめられ5回まで無安打。この回終了時点で0-0と、白熱した投手戦となっていた。

しかし、六回表。均衡していたゲームが動く。2死から1番・福原に2球目をレフトスタンドに叩き込まれ、同大に先制点を献上する。このままではいられない関大はその裏、先頭の9番・山本が自身のバットでチーム初安打。得点にはつながらなかったが、このヒットが仲間の闘志に火をつけた。

_mg_1049

雨足が強くなってきた八回裏。先頭の7番・松山は空振り三振に終わったが、続く代打・若泉が四球で出塁する。山本に代わり打席に入った西田もファウルで粘って四球を選ぶ。ここで、昨日4安打と好調だった多田に打順が回る。「打てるという気持ちで打席に入った」と、左前に同点打を放つと、塁上でガッツポーズを見せた。すると、同大はピッチャーが交代し福島がマウンドに上がるが、なおも関大のチャンスは続く。2死一、三塁でバッターは古川。遊撃手の前へ落ちる詰まった当たりだったが、内野安打に。その間に三塁走者の多田が生還し、見事に逆転に成功した。

_mg_1399

_mg_1404

_mg_1457

九回表からは阪本大がマウンドへ。1死三塁のピンチを招くが、中軸を2者連続で内野ゴロに打ち取って試合終了。雨の中の大激戦を制し、ベンチからは選手たちが拳を突き上げて飛び出した。

_mg_1497

_mg_1537

_mg_1571

少ない好機を生かして勝利を収めた関大。同大に2連勝し、勝ち点1をもぎ取った。次節は京大戦。「3点以上取る野球をして、投手を楽に」(松山主将)。ここを取りこぼしなく勝ち、2年ぶりの秋季リーグ優勝へ確実に前進する。【文:谷 風花/写真:嶋健太朗】

▼早瀬監督
「同大のピッチャーがよくて、なかなか付け入る隙がなかった。後半勝負というのは、オープン戦からこの秋まで言っていた。勝てたのは最後まで全力でやった結果で、偶然ではない。山本もホームランは酷だったが、いい風も吹いていたし気をつけないといけなかった。野手でなんとか早く助けてあげたかったが、そうじゃなくても良い投球を見せてくれた。本当に成長した。同大とこのような展開になるのは覚悟していた。競ったゲームをものにできているのは良かった。打撃陣をもう少し調整していけたらと思う」

▼松山主将
「ここが勝負と思って、全員すべてをかけて試合に臨んでいた。雨が降っていたのは相手も一緒。ただそれを言い訳にしたり、ペースを乱されたりしないようにと試合前に言っていた。後半勝負だとは思っていたが、試合の始めの方は相手に自由に投球させすぎた。チームで徹底して崩していくというのが、次までの課題になってくる。山本は本当にいいピッチングをしてくれた。1点や2点差のゲームでも、しっかり投げてくれる。これからは3点以上取る野球をして、投手を楽にしないといけない。オープン戦からワンチャンスをものにしていこうと言っていた。今までやってきていたことが試合で出せた。来週こだわりたいのは勝ち方。もう少し得点圏での1本、チャンスで点を取れるように戦っていきたい」

▼山本
「先に点を取られないようにと考えていた。投手戦になると分かっていたので、先制点を与えたのは課題。雨が降っていてボールが滑るので、高めにいかないように丁寧に投げた。(チーム初安打の場面について)1打席目にスライダーで打ち取られていたので、スライダーを待っていた。何としても勝ちたかったので、同期の多田と古川が打ってくれたのはうれしかった。(今後について)勝てる投手を目指して頑張っていきます」

▼多田
「相手の先発の平尾投手の球が走っていた。スライダーも切れていたので、1打席目入ったときに投手戦になるなと思った。なんとかチャンスをものにしたいなと思って、8回は打てるという気持ちで打席に入った。まっすぐで抑えられていたので、まっすぐ攻めで来ると思っていた。同期の山本が頑張って投げていたし、チーム初安打も打っていたのでおんぶに抱っこのような感じだった。同志社が山場になると思っていたので、チームの意識も高かったと思う。逆転勝ちはチームに勢いがつく。個人的には調子が良いので、継続していきたい。学校も始まるが、時間を見つけて自主練をして学校を言い訳にしないようにしたい。授業があって時間を合わせるのも難しくなるが、話し合って連携の確認をして、次節以降も一致団結していきたい」

▼古川
「とりあえず勝ててよかった。打ったのはインコース。詰まって落ちた瞬間も見ていた。もういけると思って走った。守備も後ろ寄りに守っていたので、センター返しを意識して打っていた。このリーグ戦は良くなかったのに、我慢して使ってもらっていたから打った。調子が悪かった分、どんな形でもいいから1点がほしかった。このオープン戦から、チームの調子はいい感じ。ただ、野手と投手の兼ね合いが取れていない。1週間しっかり練習する。そして最終的には、勝ち点5を取っていきたい。目立った選手はいないが、全員で粘り強く」