【サッカー】『全員サッカー』はどこへ行った。関西制覇からはや3カ月、11位の同大に痛い敗戦。

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◇第94回関西学生リーグ(後期)第3節対同大◇9月17日◇高槻市立萩谷総合公園サッカー場◇

【前  半】関大 0-2 同大
【後  半】関大 2-1 同大
【試合終了】関大 2-3 同大

中2日の3連戦3戦目。開幕3連勝を飾りインカレ出場を確実なものへと近づけていきたい。対峙する相手は同大。リーグ11位の相手に負けることは決して許されない。関大高槻キャンパスからほど近い高槻萩谷の地で勝利をつかみたい。

 


前半、立ち上がりで同大にペースを渡してしまう。4分にはセットプレーから最後はヘディングで決められ失点。その3分後にもゴール前のボールを一度は関大が押し戻したものの、同大MFに再度戻され、その後に失点。0-2。勝利に向け暗雲が立ち込め始める。FW加賀山、FW竹下がコンビネーションで相手陣を駆け上がりシュートまで持ち込むも弾かれ得点には繋がらない。19分、20分には2度の失点危機となるも、これ以上の失点は許されない関大はなんとか持ちこたえる。35分にはゴール前MF清永がフリーキックで放ったボールをDF諸石が一度戻し、竹下がループシュート。これは左にそれ決まらない。直後にもDF石井からのロングパスが通り、それを受けたMF塩谷が右サイドを駆け上がる。コーナーからゴール前に出したパスは同大DF2人を抜き、ゴール前へ。しかし、加賀山、竹下のタイミングが合わずシュートへと運べない。前半は完全に同大優位の展開で折り返す。

 


後半早々から関大は仕掛ける。1分には後半から出場となったMF金沢が左サイドで竹下にボールをつなぎ、シュート。同大GKにはね返されたボールを再度金沢が蹴るもこれはゴール上へ。8分には塩谷が右サイドからゴール前へ出したパスをGKが弾き、それを加賀山が見逃さずシュートへと運ぶ。1-2とし絶対に勝たなければならない試合に光が差し始める。その後もコーナーキックで清永が出したボールにDF黒川が対応。ゴール前へとループパスを出すと混戦の中、石井がオーバーヘッドに近い角度でシュート。これも入らず、いよいよ敗戦色が濃厚となる。35分にはペナルティエリア近くでMF平尾が倒され副審は旗を振るもホイッスルはならず。直後には関大DFの枚数が足りない状況下で攻め込まれ同大に追加点を献上。その後、FW吉井のアシストから平尾が今季初ゴールを決めるも2-3。引き分けにも持ち込めず敗戦を喫した。

 

この状況は早急に改善しなければならない。関西王者に君臨してからはや3カ月。優勝校だからこそ、他大学は関大に勝とうという気持ちで試合に臨んでくる。その勝つための気持ちに関大は打ち勝たなければならない。失点数はリーグでもトップレベルの少なさの関大だが、この同大戦ではDFラインを突破されたりさらに失点する危機的状況が何度もあった。このままでは次節の立命大、次々節の大体大とリーグ上位チームとの対戦に不安が残る。この1週間でいかに立て直しができるのかに期待がかかる。
関大は『全員サッカーで日本一』を掲げるチームだ。出場選手のみならず全員で勝利を望まなければならない。今試合は応援にもバラつきが見られた。同大は応援スタンド最後列まで懸命さが見られ選手たちを鼓舞する姿が見られ、関大スタンドよりも「勝ちたい」という気持ちがあふれていた。次節、亀岡の地で勝利するには今節を全員で振り返なければならない。【文:水野 真/写真:林 亮佑】

▼前田監督
「難しい試合になるのは分かっていた。同志社は阪南や関学にもボールを持つ時間がしっかりとあった。特に立ち上がりで実際にそれがゴールに繋げられてしまった。もっともっと準備が必要だったと感じている。失点後はいつもとフォーメーションを変えて、ボールを前向きに奪おうとした。試合は負け試合の内容。必要最小限の失点に抑えられていたことは今後に生きるかもしれないが、勝ち点を積み上げないと意味がない」

▼石井主将
「3連戦だったが、インカレも連戦が続く。だから、それを言い訳にすることはできない。いつも通り関大らしさを出そうという話をしていた。順位に限らず、関大は関大らしい試合をしないと勝てない。前期や夏の大会を振り返ってもぎりぎりの点差で勝っている。自分たちらしさを出さないといけないように思っていた。自分たちが前から奪いに行くということをしていたが、相手のパス回しのうまさがあって、なかなかはまらなくてうまくいかずにバタついた。そういうところを修正しきれなかったと思う。次節も負けられない試合。練習から質の向上に努めたい」

▼加賀山
「守備がうまくできなかった。今シーズンで一番ばらついていた。ここまでは安定していたが、クリアするのかつなぐのががはっきりしていない。攻守ともに統一感なかった。自分たちの前でプレーするようにされた。立ち上がりは試合の中で大切なので、そこはないようにと試合後に監督から言われた。1本目のセットプレーからやられた。高い集中力を保たないといけない。失点の直後に失点を重ねるのはよくない。ここを改善しないとインカレに出れない。そこの部分が要因で負けたので、早急に改善しないといけない。収穫の少ない試合だった。改めて立ち上がりにどういうスタイルでゴールを奪うのかに気づけた。後半の最後は焦って自分たちの形がつくれていなかった。できることと気持ちが一致しないといけない。立ち上がりやセットプレーは高い集中力を保てば改善できる。個々ではなく、全員が声を掛けることが大事。(立命大は)つないでくるチーム。関大はここに課題がある。ポゼッションがうまいチームに対して、どういう守備をするのか。チームとしての意識の統一が大事」