【野球】土井、連日の殊勲打!接戦制し勝ち点1!

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◇平成28年度関西学生秋季リーグ戦第2節対近大3回戦◇9月12日◇皇子山球場◇

近 大 000 010 000=1
関 大 000 010 01x=2

(近)岡田、村西、伊波―山野
(関)吉川、濵田、水師、阪本大―久米

関大がしぶとくロースコアの接戦を制し、春に負け越した近大から貴重な勝ち点を手にした。

ラストシーズンに懸ける苦労人が、見事な勝負根性を見せた。1点を追う五回、1死三塁と同点のチャンス。打席には前日に適時三塁打を放った2番・土井が入る。初球、内角高めのスライダーを思い切りよく振り抜くと、詰まった打球が右翼手の前に落ちる。1回戦で抑え込まれた近大先発・岡田からの適時打に、土井はガッツポーズで喜びを表現した。

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七回には1死から土井が中前打で出塁。3番・古川が右翼線二塁打を放ち1死二、三塁と好機を広げると、続く4番・安井の一ゴロで土井が迷わず本塁に突入。処理を焦った一塁手の悪送球を誘い、勝ち越し点を奪った。

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投手陣は1回戦の雪辱に燃える先発・吉川が好投。六回まで4安打1失点と試合を作った。

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七、八回は2年生左腕の濵田が2三振を奪う完璧な内容で相手打線を封じる。

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九回は水師、阪本大のリレーで逃げ切り、濵田はうれしいリーグ戦初勝利を飾った。

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連日のヒーローとなった土井。入部当初は投手だった。イップスに悩み、「なんとかプレーでチームに貢献したい」と3年春に野手転向を決意した。今夏のオープン戦でアピールに成功すると、4年秋で初のリーグ戦メンバー入り。開幕から「2番・右翼」でスタメン出場を続ける。この日も初回にきっちりと犠打を決め、五回には同点打。六回の守備では右前に落ちそうな打球を飛び込んで好捕し、七回には早瀬監督も評価する足で決勝のホームを踏んだ。「偵察や練習補助を同期がやってくれている。試合に出ている4年生は少ないけど、自分はプレーで引っ張っていきたい」。仲間の思いを背負っている分、土井の活躍にはスタンドが一層盛り上がる。4年生の“新戦力”が、関大に大きな勝ち点1をもたらした。【文/写真:吉見元太】
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▼早瀬監督
「2、3戦目はバッテリーがしっかりしてくれて、競ったゲームをものにできたのは大きい。(土井について)身体能力が高くて足も速いし、変化球への対応を含めてバットに当てるのがうまい。2番にうってつけかなと思って使っている。オープン戦からいい結果を残してくれている。内容はどうあれしぶといのが彼の持ち味。(濵田について)昨日の山本といい、この1年で良くなっている。2人とも今までリーグ戦の大事な場面で投げたことがなかったので、これを自信にして次につなげてくれれば。左右で切れのいいボールを投げる投手が出てきて、楽しみが一つ増えた」

▼松山主将
「(近大先発の)岡田には初戦でやられていて、接戦になるのは分かっていた。先に点を取られたときに、チーム内で『後半勝負で最後まで集中を切らさなければ勝てる』という雰囲気があった。細かいミスはあったが、ロースコアの中で終盤に逆転できたのは、今までやってきたことを出せたからだと思う。(土井の同点打について)『初球いってくれ』と思っていたら振ってくれた。あそこで初球からいけるのが土井の良さ。(自身のスタメン復帰について)すごく緊張した。自分の役割はなんとか果たせたかな。(濵田について)まだ調子の波がある投手。今日はいいほうが出た。この調子を続けてほしい。変化球も真っすぐもいいけど、なにより気持ちが強いのでピンチでも抑える力がある。(次節に向けて)リーグ始まる前から同大戦がキーだと思っている。主将の白水を中心に雰囲気がいい。(第1節の)近大戦で2点取られた後に3点取って逆転勝ちしていて、実力も勢いもある。(春優勝の)立命大戦よりヤマ場だと思う。南港球場は難しさもあるけど、うちには足が速い選手が多いので球場を有利に使いたい」

▼土井
「(同点打について)変化球、直球に関わらず初球からいこうと思っていた。どん詰まりだったけど落ちてくれてよかった。積極的に振っているのが結果につながっている。3年春から野手に転向してまだ2年目。走るほうに自信があって外野手をやろうと思った。バントとかはうまいほうじゃなくて、今練習中。3年秋に初めてAチームに入ることができて手ごたえをつかんだ。(4年秋で初めてメンバー入りして)もう最初で最後。本当にうれしかった。偵察や練習補助を同期がやってくれている。試合に出ている4年生は少ないけど、自分はプレーで引っ張っていきたい。残りの試合は勝つことしか考えていない。自分の成績はどうでもいいので、チームの勝利につながるようにやっていきたい」

▼濵田
「オープン戦からリリーフでマウンドに上がることが多かったので、いつも通りまずは先頭打者を大事に抑えようと意識した。ひとつひとつ丁寧にアウトを取ればゼロで抑えられると思っていたが、うまくいきすぎた。自分は球速の出る投手じゃないので、直球の質や変化球の精度、打者との駆け引きを磨いて、同期の山本とは違うところで勝負できるように心掛けてきた。昨日は山本がすごくいい投球をしていて刺激になった。今日の初勝利は出来過ぎだけど、正直うれしい」