【柔道】男子100キロ級の荒木、関西で優勝!

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◇第35回関西学生体重別選手権大会及び第28回関西学生女子体重別選手権大会◇9月4日◇天理大学杣之内第一体育館◇

【男子60キロ級】
立川 2回戦敗退
松井 2回戦敗退
村田 1回戦敗退

【男子66キロ級】
伊藤寛 3回戦敗退
仲田 2回戦敗退
石山 2回戦敗退

【男子73キロ級】
坂本 4回戦敗退
出村 3回戦敗退
竹田 3回戦敗退

【男子81キロ級】
山本 ベスト8 →全日本大会出場
門阪 3回戦敗退

【男子90キロ級】
鈴木 4回戦敗退
田中尚 3回戦敗退
小寺 3回戦敗退
又場 2回戦敗退

【男子100キロ級】
荒木 優勝 →全日本大会出場
村井 ベスト7 →全日本大会出場

【男子100キロ超級】
澤井 ベスト6 →全日本大会出場
東阪 4回戦敗退

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【女子52キロ級】
田中夏 2回戦敗退

【女子57キロ級】
中務 2回戦敗退
斉藤 2回戦敗退
吉島 2回戦敗退
横幕 1回戦敗退

【女子63キロ級】
稲葉 1回戦敗退

【女子70キロ級】
田中愛 1回戦敗退

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今夏に行われたリオ五輪では、過去最高の12個のメダルを持ち帰った柔道代表。日本のお家芸復活に、列島全体が歓喜に沸いた。そして9月4日、この五輪で金メダルを獲得した男子73キロ級・大野将平の出身である天理大学で、関西一を決める大会が開幕する。

昨年は全日本出場者が男子100キロ級の村井、ただ一人。団体戦である関西学生優勝大会で3位に輝いているにも関わらず、悔しい結果に終わってしまった。今年は団体だけでなく、個人でも強い関大を証明したい。

男子81キロ級の山本は1回戦、38秒が経過したところで一本勝ちとなる。ここから4回戦まで試合間隔が短いながらも勝ち進み、迎えた準々決勝。試合序盤から相手に押され気味で、なかなか攻撃することができない。後半からは相手を投げ込むなど、とにかく積極的に攻め続けたが、残念ながら勝つことはできなかった。それでも結果はベスト8。全日本行きを決めた。

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準々決勝で敗れ出場決定戦へ回った澤井は、龍大の村田と対戦した。軽快な動きで相手を翻弄し、最後は豪快に投げて一本。全日本を決めて、普段は見せないガッツポーズも飛び出した。

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男子100キロ級・村井は2、3回戦を一本勝ちで勝ち進んでいく。しかし、準々決勝はGSにまで及び、非常に長丁場となった。疲れが見える中、最後は抑え込まれ、一本負けを喫する。惜しくもベスト4には進出できなかったが、その後の出場決定戦で全日への切符を手にした。

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同じく男子100キロ級、荒木の初戦。危なげなく一本を決め勝利。3回戦へ進出した。その3回戦は、持ち味の粘り強さで相手の指導を誘い優勢勝ち。続く準々決勝も、近大の浅野から大内刈で有効を取り勝ち上がった。準決勝はお互いに組み合って、攻撃の隙をうかがう。そして1分半後には有効でポイントを得た。攻める戦術がはまり、決勝進出を果たした。相手は龍大の北山。序盤からどんどん技をしかけ、相手に付け入る隙を与えない。最後は、試合途中に相手に出ていた指導により、僅差で勝利した。畳から降りた後仲間から祝福された荒木は、少しほっとしたような表情と、とびきりの笑顔を見せた。

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関大勢がこの大会で優勝するのは3年ぶり。さらに、100キロ級では初の快挙となった。それでも荒木は「ここで満足はできない」と勝って兜の緒を締める。10月1、2日に行われる全日本大会まで、あと1カ月。「全員上位に上がる力は持っている」(山城監督)。まずは4人の戦士が、武道館に集う猛者たちに立ち向かう。関大の名が全国に轟く日は、もう近い。【文・写真/谷 風花・宮西美紅・柴村直宏】

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▼山城監督
「去年のこの大会は惨敗で、全日本学生にも1人しか出られず、入賞者もいないという非常に不本意な結果だった。今年の夏も学生はよく練習していたし、結果的には優勝1名ということで喜ばしい。だが、本来勝たなければいけない選手が勝てなかったということで、諸手を上げて喜んでいるという状態ではなくて、もうちょっと勝てたのにと、嬉しい気持ち半分、反省半分という気持ち。優勝した荒木は今2年生だが、1年生の後半くらいに少し練習に集中していない時期があった。同級生の澤井がしっかり頑張れよというふうに、色々声をかけていたりしたのもあって、2月くらいから柔道に真面目に取り組むようになった。試合が終わってからいつも反省文を出させているが、それも荒木はいつも1番初めに出してくるし、非常に的を射たことを書いている。試合での失敗を2度と繰り返さないので、試合の度に強くなってきている。本人の努力の成果だと思うが、試合の度に強くなった結果が、今ここまできたのかなと。荒木はまだまだ強くなる可能性を秘めている。荒木が決勝戦で対戦した龍大の北山は、村井が(準々決勝で)GSで長時間戦って体力がなくなっていた。そんな援護射撃をしてくれた副キャプテンの村井は、本来であれば優勝するくらいの実力があり、荒木と同じくらいの実力なので村井にも注目している。100キロ超級の澤井も、非常に一生懸命トレーニングしている。パワーがすごいので、澤井にも注目している。81キロ級に出場した3年生の山本は、練習試合などでは負けることが多かった。ようやく柔道を分かってきたというか、自分がどうすれば強くなれるかというのを分かってきているところである。(全日本学生では)全員上位進出が期待できる。全体としては、初戦敗退した2人はシード選手と当たったので、正直くじ運が悪かったかなというのもある。(全日本体重別団体選考ポイントについて)各階級の1番よい成績ばかりで点数を決めて、チームとして何番かというものであるが、それで関西3位ということだった。今回は4位以上を目指そうと言っていたので、トータルで見ればそこは最低限クリアできた。全日では、全員上位に上がる力は持っている。あとちょうど1ヶ月あるので、もう少しレベルアップして、全国でも上位に進出できるように頑張りたい」

▼荒木
「優勝はしたが、ジュニアの時より絶好調というわけではなかった。でも、トーナメント表が出た時から、優勝できるような気はしていた。決勝では粘り強さを出せた。勝因は、粘り強く組み手ができたこと。自分の持ち味は組み手で、そこから相手を崩していく。準々決勝も指導3をもらってしまったが、そこから諦めずに勝てた。2試合目も結構危なかった。去年の関西学生で引き分けになった相手だったが、今回は勝ててよかった。来週も全日本ジュニアの試合があるし、ここで満足はできない。学生のうちに全日本選手権に出るという目標もある。しっかり練習していきたい」

▼澤井
「全日本に行けるから良かったが、今回のトーナメントはあたりが悪かった。予想通りの相手で負けてしまった。荒木とSFで入ってきてから、2人で一つみたいなところがある。一緒に頑張ってきて良かった。得意技の大外刈がはまった。結局は本戦で勝つかどうか。関大の名前を有名にできるように、自分が活躍したい。(全日本ジュニアでは)昨年負けた相手とすぐあたる予定なので、リベンジしたい」

▼村井
「苦しい戦いだった。準々決勝ではどっちが勝つかわからないところで気持ちを変えた。昨年は惨敗で、今年は優勝する部員がいたし、目標だった全国に行くことができた。ただ、体力面での課題が見られた。全国は1年の時から出場していて、ベスト8まで進んだ。今回もそれを目指したい」

▼山本
「大学では初めて、個人での全国進出を果たすことができて、印象深い大会になった。昨年は全国には1人しか行かなかったが、チーム全体として関西学生選手権での借りは関西学生選手権で返そうという意気で、関大柔道部から全国出場者を増やそうことを目標とし、目標を達成することができた。日頃から練習時間を増やしたり、チームワークを深めるために合宿を行ったりもした。今日はその成果も出た」