【卓球】大接戦も一歩及ばず 悲願の1部へ、挑戦は続く!

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◇平成28年度関西学生秋季リーグ戦第1節対京華大◇9月7日◇横大路運動公園体育館◇

【試合結果】関大3―4京華大

入替戦で敗れてしまったものの、春リーグで2位と躍進して悲願の1部昇格が見えてきた関大。ここ何年も目標止まりだった夢の舞台を、今季こそつかみとる。春より一回り成長した選手がコートに立った。

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秋季リーグの開幕戦は京華大。春は、最終ゲームの末に破った相手で油断は禁物だ。初戦から大きな壁が立ちはだかるが、そんな空気を一蹴したのが第1シングルスに登場した増田。粘り強く戦うプレースタイルは健在で、第1セット序盤の6連続得点で勢いに乗った。

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今季最初のセットを11―4と圧倒。田頭主将が「増田が勢いをつくってくれた」と振り返ったように、この日はサーブがさえ渡った。ミスなく落ち着いたプレーも光り、第1シングルスを3-1で勝利。チームに勢いをもたらす。

続く第2シングルス北岡も、この流れに続く。カットでラリーに持ち込み、隙をついたスマッシュなど積極的に仕掛ける。

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第1セット立ち上がりを6-1と完全に勢いづくが、ここから相手に猛攻を許す。逆転でこのセットを落とし、第2セットは気迫で奪い返すも結果的に第1セットを落としたことが後に響いた。完全に勢いを取り戻した相手に競り負け、ゲームカウントをタイに戻される。

第3シングルには1年生鈴木が挑む。強気で来る相手に一歩も引かない姿勢で応戦し、果敢に相手のコートにスマッシュを叩き込んだ。11―6で第1セットを取ると、第2セット以降もミスが少ない安定したプレーを披露。

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勝負どころの場面こそサーブで攻めるなど、強気な姿勢で相手を圧倒した。同学年北岡の雪辱を晴らすストレート勝ちを収め、ベンチ前でハイタッチ。

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フレッシュな鈴木が再びチームに勢いを与えた。

続いての試合はダブルス、南木、北岡ペアが登場した。勝って先に王手をかけたいところだが、相手も簡単には引き下がらない。二人の息の合ったプレーや南木のサーブで得点を積み重ねるが、すべてのセットでデュースにもつれ込む大接戦。

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しかし、軍配は京華大に上がる。最後は無情にもピンがネットにかかり、試合は再び振り出しに戻る。

接戦をものにし、息を吹き返した相手の猛攻をしのぎたい第5シングル松本。幸先よく第1セットから得点を重ね、9-4とリードを奪った。

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このままセットをものにしたいところだったが、ここからまさかの7連続ポイントを献上。そのまま第1セットを落とすと、最後まで試合の主導権を握ることはできなかった。これでゲームカウントは2-3。リードしていた状況から一変して王手をかけられてしまった。

しかし、ここから意地の逆襲が始まる。第6シングルスはダブルスでのリベンジに燃える南木。持ち味の力強いスマッシュ、バックハンドがさえ優位に立った。ミスも多かったが、しっかりと立て直し、最後まで強気でスマッシュを放ち続ける。南木の意地でつかみとったゲームで再び同点。

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勝負の行方は最終シングルスに登場する主将の田頭に託された。全員がベンチから視線を送る中試合が始まるが、田頭のいつものプレーが影を潜める。「緊張してしまった」と振り返ったように、ラストシーズンに懸ける思いが裏目に出た。簡単に第1セットを落とし、勝利に向け暗雲が立ち込める。しかし、ここで修正するのが田頭。攻めるいつもの卓球ではなかったが、確実に相手コートに返し続けて試合は一進一退の攻防となった。

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勝負の行方は最後の最後に決着した。ベンチからはもちろん、スタンドからは男子部員が声援を送り、まさに全員が田頭を後押し。

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その期待に応え、最初にゲームポイントを奪った。このまま勝利を収めるかに思われたが、ここからまさかの4連続得点を奪われる。無情にも関大の勝利はすり抜けていった。

1部昇格に向けて何が何でもつかみかった開幕戦白星。試合後、田頭は「みんながつないでくれたのに、申し訳ない」と悔しさを抑えきれなかった。しかし、リーグ戦は始まったばかり。1部への道が閉ざされたわけでもなく、むしろ選手一人ひとりのゲームに春からの成長が凝縮されていた。明日に行われる第2節に向けて切り替えが第一。次こそ、全員で勝利をつかみ取る。【文:高橋良輔/写真:西井奈帆】

▼田頭主将
「前回の春で2位だったので、2部優勝で1部昇格と思って練習してきた。立ち上がりから増田が相手のエースに勝って勢いをつけてくれたけど、なかなかうまくいかなかった。でも、みんな春リーグの反省を生かして、1球1球集中してやっていた。点差が開いても食らいつく場面もあって、ベンチも盛り上げることができていた。勝ちたいという気持ちが出ていたからこそ、自分で勝ちたかった。後輩がいい流れでつないでくれたのに、緊張もあっていつも通りできなかった。申し訳ない気持ちでいっぱい。もう少し攻めることができたら流れは変わっていたと思う。ずっとミーティングでも、みんなのために頑張ろうと言っていて、みんなの応援は届いていた。本当に悔しいけど、明日からも試合が続くので、気持ちを切り換えて頑張りたい。まだ残り全勝すれば1部の可能性は残されている。今日は春より一体感を出せたと思うので、自信を持ってまた頑張りたい」