【陸上競技】インカレ最終日。100mHで中村が準優勝!

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◇天皇賜盃第85回日本学生対校選手権大会最終日◇9月4日◇熊谷スポーツ文化公園陸上競技場◇

【女子100㍍ハードル準決勝】
1組2位 中村 13秒74 →決勝進出

【女子100㍍ハードル決勝】
2位 中村 13秒59

2日間連続表彰台に上がった関大。最終日の出場は1名だが、メダルに期待だ。

関大勢最終競技、女子100㍍ハードルには2日目に予選を勝ち抜いた中村が出場。6月上旬の日本学生個人選手権では3位となり、日本一を射程圏内に入れる。その後、下旬に行われた日本選手権にすべてをかけて練習してきた。しかし、前日の練習中にケガをしてしまい、試合に出られず。「ハードルを見るのも嫌になった」と1ヵ月グラウンドに行くことができなかった。だが、小学2年生から跳んできて14年目。自分にはハードルしかないと感じ、インカレに向けて立て直してきた。

ハードル応援

今回がケガをしてから初めての試合となったが、2日目に行われた予選を組で1位通過。午前中の準決勝でも1組2位となり、危なげなく決勝進出を決めた。

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2ヶ月前は出場が考えられなかった決勝の舞台。ピストルの合図で飛び出すと、課題にしていたアプローチも遅れることなく1つ目のハードルを越える。3つ目で少しばらけ、2番手に中村を含めた3人が横一線に並び、そのままフィニッシュ。2位から4位が同タイムで記録され、写真判定が行われる。その間も電光掲示板を見つめ続け、2位に名前が映し出されると、中村の目からは涙があふれた。「日本一苦しんで、日本一時間をかけて、日本一努力してきた」(中村)。中学時代から共に戦ってきた3位の福部(日体大)と抱き合うと、互いの健闘をたたえ合い、トラックを後にした。

ハードル 決勝

ハードル ゴール後

最終日まで盛り上がりを見せてくれた関大陸上競技部。次は駅伝の季節となる。今回上位にはランクできなかった長距離パートも活躍を見せてくれるだろう。【文:谷満梨奈/写真:川﨑恵莉子、谷満梨奈】

▼中村
「日本選手権にピークを合わせていたのに前日にケガをして、試合にすら出ることができなくて、一切試合に出ずに挑んだインカレだった。日本一苦しんで、日本一時間をかけて、日本一努力してきた。日本一にこだわって生活してきた。夏もずっとグラウンドにいて、全部犠牲にして、日本一取るつもりで来た。予選から試合の感覚を取り戻すのに時間がかかったけどアプローチが上手くいけば勝てると思ってた。苦しんできた自信がある。立て直すことができたのが奇跡。(練習は)関大は同じパートがいなくて、アプローチ(1つ目のハードルまで)の練習ができない。自分の感覚で走ってる。(ケガをして)一から精神力、体作りに時間がかかると分かった。失ったものが大きかった。立て直してからはブレずに。精神的にも参ってしまった。全日本も諦めようと思ったし、ハードル見るのも嫌になった。けれど、自分の場所はここだと思ってやってこれた。(日体大の福部とは)中学からのライバル。プライベートでも東京に遊びに行ったりして、支えになった。(感謝しているのは)家族。グラウンドでは小松先生が炎天下の中、共に苦しんでくれた。今シーズンはこれで終わり。つらかったからしばらく休みたい」

▼大森主将
「入賞した3人は本当によく頑張ってくれた。全日本は関東が強いのはわかってるけど、ここで経験したことは大事になる。2部落ちの危機を経験して次の主将だったから、チームを一つにしたいと思って一年間やってきた」

▼武田駅伝監督
「表彰台3人も優勝も久々で良かった。主力が4回生だから来年が厳しい年になるかもしれない。今回は廣瀬が1位を狙っていただけに悔しい。まずはインカレに来れる人の数をもっと増やしたい」