【テニス】竹元が2連覇!中村・矢多組は最後の個人戦制す!

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◇平成28年度関西学生選手権大会決勝◇9月1日◇靭テニスセンター◇

【男子シングルス】
○竹元 6-4 6-2 柴野●

【男子ダブルス】
○中村・矢多 7-6(6) 6-2 高木・長谷川(近大)●

今大会(夏関)の決勝に残ったのは、竹元、柴野、中村、矢多の4人。柴野にとっては初の舞台。チャンピオンを懸けた戦いが幕を開けた。

男子シングルスには大会2連覇を目指す竹元と関西初制覇を狙った柴野の顔合わせ。「ラリーしたら勝てないと思った。焦りと急ぎの気持ちが出て、攻め急いだのでミスが増えた」と柴野。序盤から竹元が3ゲーム連取でリードを奪う。だが、冷静さを取り戻した柴野が4ゲームを連取し逆転。竹元は「ちょっと焦りが出た」と振り返るが、好調のサーブを軸に流れを取り戻し、ゲームカウント6-4で竹元が第1セットを手にした。セカンドセットは自力の差で優位に立つ竹元がゲームを支配。「どうしてポイントを取ればいいのか分からなかった」(柴野)。2度のブレークを奪った竹元が勝利をつかんだ。関西の主要個人戦(新進、春関、夏関)では昨年の夏関以来、1年ぶりの優勝。さらに大会2連覇を飾った。敗れた柴野だったが、「やることをやってきてやっと結果につながってきた」と着々と実力をつけている。初の決勝の舞台に立つなど飛躍の大会となり、リーグ戦でも活躍が期待できそうだ。

1柴野スライス

2柴野がっくり

3竹元サーブ

4柴野バック

5竹元ストローク

6竹元ガッツポーズ

男子ダブルスには中村・矢多組が挑んだ。高木・長谷川組とは新進の決勝と同じ顔合わせとなった。ファーストセットは互いにキープが続く中で、第8ゲームで先にブレークを奪う。しかし、ブレークバックを許し少し相手に流れが傾いた。タイブレークでもその流れを断ち切ることができず、ポイント0-4と大きくリードを許す。そんな中でも、「気持ちで引かなかった」(中村)と攻めの姿勢を忘れなかった。中村がストロークにボレーにアグレッシブに動き、3ポイントを返す。その後、4-6とマッチポイントを取られるものの、矢多の気迫のこもったサーブで逆転。「うまく切り替えることができた」(矢多)。逆にマッチポイントを取ると、最後は中村の必死のボレーで相手のミスを誘い第1セットを奪った。こうなると流れは関大に。気持ちが切れかかった相手につけ込みいきなりブレーク。リードを保って迎えた第7ゲームでもブレークを奪い、勝利を近づける。最後のゲームは矢多がすべてファーストサーブを入れ、相手を寄せ付けず。中村・矢多組での最後の個人戦を優勝で終えた。2人とも「ほっとした」と口をそろえる。ベスト4に残ったダブルスは中村・矢多組だけという中で、関西に中村・矢多組ありというところを見せつけた。

7中村・矢多1

8矢多サーブ

9中村ボレー

10中村・矢多2

11中村・矢多3

今大会では、シングルスではベスト4をすべて関大が占めたが、ダブルスでは1ペアのみ。シングルスの強さは見せたが、ダブルスでの不安をリーグ戦に残した結果となった。それでも、単複を関大が取るという最低限のノルマは達成。リーグ戦では大会3連覇を目指し、まもなく開幕する。【文:林 亮佑/写真:庄田汐里】
竹元スピーチ

中村矢多スピーチ

集合

▼竹元
「2連覇を目指した大会だった。新進、春関と2回とも準優勝だったので、優勝の気持ちは強かった。柴野は(染矢、中村の)4回生2人を倒してきている。実力はある。しっかり自分のプレーをすることだけを考えた。試合に入って、最初は良かった。相手はディフェンスがうまい。3-0から自分のミスが出てしまって、ちょっと焦りが出た。それでも、サーブの調子が良かった。もうちょっとセカンドで取れたらよかったけど、ファーストでは流れがつかめた。悪い流れの中でファーストセントを取れた。その後、すんなり取れるこのパターンは勝てる場合が多い。優勝への思いが強かった大会なので、勝てて良かった。4回生2人が強いのでリーグ戦には安心して臨める。今年が終わっていないのでまだ話は早いが、来年に向けても柴野が出てきたので良かった。僕がしっかり引っ張れるようにしないといけないし、プレーでも引っ張らないといけない。調子は悪くない。昨年、一昨年と出ているのでその経験を生かして、勝たないといけない。個人戦とは違う雰囲気があるが、しっかり集中して王座に向けてしっかり全勝したい」

▼柴野
「緊張せず楽しくできた。格上だが、決して負ける相手だとは思っていなかった。一番強い先輩とできたのが良かった。でも、ショットの質や勝負どころで差を感じた。ラリーしたら勝てないと思った。焦りと急ぎの気持ちが出て、攻め急いだのでミスが増えた。序盤は自分のテニスができなかった。冷静になってペースを落としたら、だんだんと流れがきた。プレースタイルが特殊なので慣れられると厳しい。練習でもプレーしていたので、慣れられた。セカンドセットは相手が集中力を上げてきた。どうしてポイントを取ればいいのか分からなかった。格上の選手と試合をしてディフェンス力がついたと思う。攻撃とディフェンスのバランスが大事。やることをやってきてやっと結果につながってきた。準優勝は大きい。これをリーグ、王座につなげられるようにレベルアップしたい。リーグは、昨年はけがで出られなかった。今年はおそらくS3での出場になると思う。関大のシングルス3本は負けたらいけない。圧倒的な勝利で良い内容も求めて全勝したい」

▼中村
「ほっとしたというか安心したというか、でもうれしさが大きい。久しぶりに優勝した感じがする。サーブがちょっとだめなのでブレークされる覚悟はできていた。気にせず、またブレークしようと話していた。タイブレークで0-4とリードされたが、強気のプレーがセットを取ることにつながった。正直やばいかなと思ったが、気持ちで引かなかったのが取れた要因。タイブレークを逆転で取ったことによって一気にいけるかなと思った。相手は声を出していたが、どこかで気持ち的に沈むと思っていた。1、2年で優勝してしまったので、今日は頼むぞと周りから言われていて負けられない気持ちもあった。プレッシャーがあったので、個人戦が終わってすっきりした。最近はシングルスもダブルスも関大が優勝していたので、負けられなかった。リーグ戦では課題をクリアすることと頭を使って、簡単に勝てるところでは簡単に勝って、接戦では粘り強く勝ちたい。ダブルスで勝ってポイントを稼いで、シングルスで楽にできるようにダブルスでリズムをつかむようにしたい。チーム一丸となって戦っていきたい」

▼矢多
「(中村・矢多で)最後に優勝できてほっとしている。いつも通りに自分たちのプレーができるように心がけた。戦略的に決めにいく体制でいったり、どんどん動いて積極的に攻めていったりした。5-3でサービスゲームを抑えきれなかいところやタイブレークで0-4と出だしが悪いのが課題。でも、そこから取れたのはラッキー。うまく切り替えたので逆転できた。一本一本返して、声を出してしていたらいつかチャンスがくるだろうと思った。セットが取れて一気にいこうという感じだった。第2セットは良い流れでいけた。キープ優先で取らせるところは取らせてという狙い。(リーグに向けて)D1は負けたらだめ。決勝で当たった高木・長谷川も準決勝で当たった増尾・飯島も当たる。今回で勝てるイメージを持てるというのがいい。3年になって今までやってきたことが結果につながっている。良い方向に行っている。ダブルスではリーグ、王座で負けていない。僕たち(中村と矢多)で3勝を挙げられるように、ポイントゲッターにならないと。自分が勝って、チームの勝ちにつなげたい」