【テニス】柴野がサウスポー対決制し、初の決勝へ!

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◇平成28年度関西学生選手権大会準決勝◇8月31日◇靭テニスセンター◇

【男子シングルス】
○柴野 6-2 2-6 6-4 中村●

○竹元 6-2 6-1 加藤●

【女子シングルス】
●沈 4-6 3-6 樋口(阪大)○

【男子ダブルス】
○中村・矢多 6-4 6-4 増尾・飯島(同大)●

男子シングルスは準決勝2試合ともに関大対決。女子シングルスでは1年生の沈が関学大のエース級の選手を倒し準決勝に挑んだ。男子ダブルスでは、相性の悪い相手との対戦となった。

男子シングルスはベスト4すべてが関大。手の内を知り尽くした中でどのような戦いができるか。まずは、中村と柴野のサウスポー対決が始まった。第1ゲームからいきなり柴野がブレーク。その後はキープが続くが、柴野が試合を優位に運ぶ。一方の中村はブレークのチャンスをつかみたいところだったが、思うようにプレーをさせてもらえず。ゲームカウント2-4で迎えた第7ゲームで再びブレークを許して第1セットを落とす。第2セット、今度は先に中村がブレーク。ファイナルセットへと持ち込んだ。体力勝負になると柴野の得意分野。「我慢できずに相手の思うつぼにはまってしまった」と中村が話すようにコートを縦横無尽に駆け回る柴野を止めることができない。ミスも増え、ゲームカウント2-5と後がなくなった。ここで中村が積極的に前にあがり、ボレーを仕掛けていき2ゲームを取り返すが、最後は柴野のサーブに押し込まれた。勝った柴野は初の決勝進出を決めた。

中村

柴野

柴野2

もう1試合は竹元と加藤。ダブルスのペア同士が決勝進出に向けて激突した。第1セット、竹元からのサービスで始まる。互いにミスが出てどちらがと取ってもおかしくない展開だったが、最後は竹元がサーブで相手のリターンがゆるくなったのをボレーで決め第1ゲームを奪う。第2ゲームも竹元がブレークし2-0とする。加藤もすぐにブレークバックし1-2。次のゲームも奪い2-2のタイに戻す粘りをみせたが、その後は竹元が4ゲーム連取し、第1セットは6-2で竹元が取る。第2セット、「風が強い中で強く打とうとする気持ちを抑えてコントロール重視でいき相手のミスを狙った」と竹元。言葉通りラリーで左右に打ち分けて加藤もそれに食らい付くも、先にネットにかける場面が多くみられた。狙い通りの展開に持ち込んだ竹元が安定感のあるストロークで加藤を圧倒し6-1でこのセットを取り、セットカウント2-0のストレートで勝利。大会連覇を目指す竹元が決勝進出を果たした。

加藤

竹元

竹元加藤

女子シングルスでは快進撃を続けた沈が登場。しかし、ぐいぐいと押してくる相手に積極的に攻めるが、4ゲーム連取される。3ゲームを取り返したが、サービスゲームでリズムが作れずセットを先取される。第2セットは先にブレークを2度奪いゲームカウント3-1とリード。だが、「今日は流れがつかめるところでダブルフォールトが出てしまった」(沈)との言葉通り、続くゲームでダブルフォールトから流れを手放してしまう。その後もダブルフォールトを連発してしまい、5ゲームを一気に奪われ敗北を喫した。決勝への進出はできなかったが、1年生ながらベスト4に食い込んだ。

沈

沈2

男子ダブルスでは中村・矢多組が開始早々にブレークでスタートさせる。ゲームカウント4-1とリードを広げたところで、食い下がる相手を振り払って第1セットをものにする。キープが続く第2セット。ゲームカウント3-3から中村がギアを上げた。力強いストロークでブレークを奪う。キープすれば勝利という10ゲーム目、1度はブレークチャンスを与えるが、鉄壁のディフェンスでピンチを脱して最後はボレーから得点。これまで分が良くない相手を下して決勝を決めた。中村は最後の個人戦。矢多は「勝たせてあげたい」と優勝を誓った。

中村複

中村・矢多

女子は唯一残っていた沈が敗れ、全員が敗退となった。次のリーグ戦では2年ぶりの王座を狙う。男子は、シングルスは竹元と柴野がファイナリストとなった。ダブルスも中村・矢多組が勝ち上がり、新進以来の優勝を目指す。【文/写真:林 亮佑・三木勇人】

▼竹元
「今日の試合は関大同士ということでのやりづらさは特になかった。ただペアを組んでいる加藤とこういう上の舞台で戦えてうれしかった。風が強い中で強く打とうとする気持ちを抑えてコントロール重視でいき相手のミスを狙いにいってそれが狙い通り今日はできたのが良かった。今日の試合はファーストサーブの確率が良くなくてセカンド勝負になってしまった。その点は上を見据えてしっかり強化していきたい。(決勝に向けて)なめているわけではないけどまさか後輩の柴野が決勝まで上がってきてまさかという部分もある。でも自分が何回も負けている先輩を倒して勝ち上がっているので確実に実力を上げてきていて自分と実力差もないと思う。連覇に向けて気持ちの部分でも技術の部分でも負けないようにしたい」

▼加藤
「今回初めてベスト4に入ってうれしかった。勝ちにいこうとしたけど相手の方が自分よりストロークが安定していてその差で負けた試合だったと思う。竹元みたいにストロークで押してくる相手は苦手なので今後はそういう相手には自分から仕掛けられるように改善していきたい。今日のサーブは調子が良くなくてファーストサービスの確率が悪かったのでそれでブレークされた。反復練習して強化していきたい」

▼沈
「春関では1回戦負けでインカレがいけなくなってしまった。タイブレーク、タイブレークという接戦で負けてしまった。その分挽回しないと、という気持ち。1回生なのでチャレンジャーの気持ちを持って、でも勝たないといけないという感じだった。ファーストサーブの確率が上がれば点を取りやすいが、昨日(準々決勝)の中盤から入らなかった。昨日は、セカンドサーブは深いところに入っていたが、今日は流れがつかめるところでダブルフォールトが出てしまった。大事なところで点を取って試合を展開するのができなかった。フォアの逆クロスが得意。今日の相手は、後ろで打たすだけでなくドロップなどを使ってコートを広く使われた。プレーの幅が広かった。ボレーとか前のプレーが課題。それはダブルスにもつながる。コーチからは相手の短いボールの処理ができていないと言われた。来年のインカレにはつながったと思う。ここが終わりではない。今年インカレに行けなかったことをこれからに生かさないといけない。(今大会では関学勢を3人倒したことについて)リーグもすぐにあるので関学にもプレッシャーを与えることができた。課題はまだまだたくさんある。筋肉がないのでトレーニングをしていきたい。今年は園田、関学を倒して王座に行きたい。大事なところで1勝取りたい」

▼中村
「柴野には0勝1敗と負けていた。フォアで攻めてポイントを取るということが課題だったのでそこを意識した。我慢できずに相手の思うつぼにはまってしまった。課題は見つかったが、フォアで攻めることを大会で試せた。フォアで攻めることもできた。ダブルスでは負けが続いている相手だった。いつも普通通りのプレーができていなかったので、ふつうにしようと言って試合に入った。夏関は1、2回の時に優勝していた。最後の大会だったので単複優勝して終わりたかった。明日はいつも通りのプレーを心掛けて、基本的なことをしっかりやれば大丈夫だと思う」

▼矢多
「シングルスでは4月の早稲田との定期戦やインカレなど良くなってきている。苦手なところが減って、自分のプレースタイルが分かってきた。シングルスはチャレンジャーの気持ちを持って積極的にできていたが、ダブルスは優勝しないといけないというのを思って消極的になっていた。今回はダブルスでベスト4が関大から1本しか残っていない。リーグでも優勝して当たり前という中で、1番でいるためにはシングルスもダブルスもどっちも勝たないといけない。明日は積極的に動いて、いつも通りのプレーをしつつ攻めて勝つ。(中村が)個人戦では最後なので勝たしてあげたい。新進の決勝でも同じ相手だった。どっちにしてもリーグで当たる。関大としても負けられない」