【レスリング】全力尽くすも上位進出ならず

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◇平成28年度全日本学生選手権1日目・2日目◇8月25・26日◇金岡公園体育館◇

全国の猛者が集結するインカレが開幕。1日目と2日目はグレコローマンスタイルと女子レスリングが行われた。関大は、グレコローマンでの上位進出を期待された大川将が欠場。例年上位を席巻する関東勢を相手にどれだけ力が通用するかに焦点が当たる。

まず初めに登場したのは71㌔級の山岡。桃山大の早川を相手に序盤から猛攻を見せ圧倒していく。最後は豪快な投げ技からフォールにつなげ難なく1回戦を突破した。
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続いてマットに上がった66㌔級・大川慧も桃山大の選手と対戦。試合開始から相手を完封する。返し技で先攻すると、バックに回りローリングの連続攻撃で試合にピリオドを打った。

しかし、66㌔級の小山は早大の宇井に、85㌔級の脇田は専大の与那覇に、71㌔級の松下は日体大の松橋に敗れた。3選手続けて関東の壁に阻まれる。流れを変えるべく初戦に臨んだのは、71㌔級の一瀬だ。グレコローマンを得意とする一瀬に大きな期待がかかる。対峙したのは立命大の安江。昨秋の西日本学生選手権で同階級3位に輝いた実力者だ。投げ技で4点を先制された一瀬だが、ローリングで反撃し同点に追いつく。だが、第2ピリオド(P)に入ると流れを一気に相手に渡してしまい終始劣勢に。最後も簡単にバックを許しテクニカルフォール負け。この結果により、2回戦進出者は山岡と大川慧の二人だけとなった。

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2回戦で大川慧が対戦したのは、昨年の全日本大学グレコローマン選手権で同階級3位の実績を持つ福大・菅原。序盤から圧倒される大川慧だが、「2回戦は相手が強かったが、悪くない内容だったと思う」と語ったように、粘りのレスリングを展開。2点を返すなどし、食らいつく。テクニカルフォール負けを喫したものの、経験の少ないグレコローマンで収穫のある一戦となった。
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続いて2回戦に挑んだのは山岡だ。警告で失点を与えて迎えた第1P中盤。「普段やらないような技をやったらかかった」(山岡)。咄嗟の判断で繰り出した投げ技が決まり4点を奪い逆転。このまま試合を決めたいところだったが、攻めきれない場面で隙を突かれ失点。試合終了間際にもバックを奪われ突き放され試合終了。今大会で準優勝を果たした青学大の大山と互角の戦いを見せたが一歩及ばなかった。

2日目に登場したのは女子58㌔級の西村。1回戦の相手は今年4月のJOC杯ジュニア女子59㌔級3位の実力者・河内(日体大)だ。序盤にタックルで倒され4点を奪われる。フォールを狙われるが、粘って回避。だが、西村はさらに2点を失う。第2Pは「柔道の経験を生かせる」と取り組んできた投げを仕掛けるも不発。相手に突き放されテクニカルフォール負けを喫した。
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グレコローマンスタイルと女子レスリングでは、上位進出がかなわなかった関大。フリースタイルでの躍進を誓う。高くそびえる関東勢の牙城を是が非でも崩したい。【文:嶋健太朗、吉見元太/写真:吉見元太、柴村直宏】

▼山岡
「減量がしんどかった。6㌔落とさなきゃいけない中で軽量前日までに2.5㌔残っていてうまく体が動かなかった。1試合目は相手が弱くて実力差があったと思う。2試合目は普段やらないような技をやったらかかった。その後、投げにいったときにリスクだと思っていききれなかったが、そこまでリスクじゃなかった。自分の判断の甘さを実感した。全体的にくじ運が悪かった印象。フリーは全然練習していないので、リーグ戦の時のように力技で勝てたらと思う」

▼大川慧
「1試合目はレベルの差があって勝てた。グレコは最近練習してなくて経験を積むために出場した。チャレンジャーの気持ちでやろうと思っていた。2回戦は相手が強かったが、悪くない内容だったと思う。後半まで粘れて、次につながる試合だった。(新人戦で負傷した肩の具合について)治ったが、グラウンドの防御で怖さがあって100㌫でできない。フリーは去年ベスト16だったので、今年は越えられるように頑張りたい」

▼西村
「第2Pまでいけたのは良かった。タックルが下手だったので今年の4月くらいから投げ中心の戦い方に変えた。そのほうが柔道の経験を生かせると思う。強い相手にも第2Pまで粘れることが増えたので、合っているのかなと思う。女子選手は体勢が低くて、それを崩せないと投げられない。崩し方はこれから勉強していく。次は10月の全日本女子オープン。しっかりポイントを取って勝ちたい」