【コラム】スポーツ記者という夢に向かって

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私の現時点での将来の夢はスポーツ記者である。私がスポーツ記者になりたいという明確な夢を持ち始めたのは、高校3年生の頃だ。大学受験をするにあたり、せっかく大学に行くのであれば、将来の夢をしっかりと持った上で大学受験に挑みたいという気持ちを高校3年生の初めに持った。この頃、スポーツに関係する職業に就きたいという漠然とした夢を持っていた。私にはテニスを幼稚園から高校3年生まで続けていたが、大成しなかった過去がある。つまり運動神経が良くない私は、スポーツ選手にはなれないと思った。そこでスポーツをするのではなく、伝えることであれば私にもできると思い、スポーツ記者になりたいという具体的な夢ができた。

将来の夢が明確になると学部も明確になる。元々文学部志望だったが、大学のパンフレットにふと目をやると「社会学部」という文字が目に飛び込んだ。大学を詳しく知らなかった私にとって、社会学部は初耳だった。社会学部メディア専攻では、記者になるためのノウハウを学ぶことができると知り、大学に行くことが楽しみに思えてきた。さらに高校の先生から「将来記者になるのであれば、大学でそういった経験ができるクラブに入っておいた方が良い」というアドバイスがあり、「関大スポーツ編集局(以下カンスポ)」を知る。4月10日野球の体験取材に行った私は、カンスポが想像以上に自分のやりたいことができる素晴らしいものだと感じ、入部を決意した。入部して約4ヵ月。野球・バレーボール・陸上競技・アメリカンフットボール・卓球・ハンドボール・水上競技・サッカー・バスケットボールの取材をした。取材したことでさらに興味が湧いたスポーツもあれば、新たに魅力に気付いたスポーツもある。

初めて記事を書くことになったのはカンスポ273号の「関大の星」だ。「関大の星」とは、体育会の活躍している、もしくはこれから活躍が期待される1・2年生を取り上げる連載企画である。私は、野球部の古川陸さん(商2)にインタビューさせていただいた。取材で先輩が質疑応答をされている姿を見ることはあったが、自分で取材するのはこれが初めてだった。事前にいろいろと質問を考えたが、記事に使えるのは10個程度。記事を書いているうちに「ここをもう少し詳しく聞いておけば、内容を膨らませることができたのに」と後悔する点があった。こういう失敗があってこそ良い記事が書けるようになっていくと実感した瞬間でもあった。カンスポでは、写真を撮ることも自分たちで行う。今まで一眼レフに触れたことが無かった私だったが、選手の笑顔の写真や自分が撮った写真が記事に使われるとうれしかった。しかし、写真を撮る技術も記事を書く技術もまだまだ未熟だ。

9月からは担当するクラブが決まる。今まで自分が触れたことのない競技を取材することもあるだろう。視野を広げるためにも担当班に決まった競技は、ルールを知りしっかりと取材したい。この気持ちは、取材を重ねていくにつれて選手の競技に対する熱い気持ちを知ることができて生まれたものだ。今まではスポーツを一観客として見ていたが、スポーツ記者を目指すにあたって、競技の魅力やその試合のターニングポイントに対する選手の気持ちを伝えなければならないという感情が芽生えた。この気持ちは、カンスポに入部してさらに強くなった。カンスポの知名度は、体育会員にはある方だと個人的には思っているが、一般生に対する知名度はさほど高くないように思う。カンスポに入部したからには、カンスポの知名度を上げ、みんなに読んでもらえる記事を書き、新聞を作りたい。記事を読んでくれた人がそのスポーツに興味をもったり、記事をもっと読みたいと思ってくれれば本望だ。取材した選手から感謝の言葉をもらえれば、これもまたうれしい限りだ。先日のフレッシュマンキャンプで体育会員の競技に対する熱い思いを知ることができた。全力で競技に取り組んでいる体育会員がいるのだから私も全力で取材する。そして、記事を書く。体育会員あってのカンスポだということを心にしっかりと刻み、私は日々精進していく。【奥井健太】