【コラム】KAISERSとともに

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 カンスポとの出会い。私は関大の付属高校に通っていたこともあり、同期の誰よりも早くカンスポを目にしていたはずだ。自ら何かを作り、それを人に発信する。そんなことを将来仕事にできたらな、と思っていた私にはぴったりだった。しかも報道する内容はスポーツ。中高ともに剣道部で熱を注いできた上に、スポーツ観戦も好きだった。直感で「関大でこれやるわ」と、親にも公言した。

 時は流れ、無事関大に入学。たくさんの部活やサークルがある中、心に決めた通りカンスポの新歓に行き、入部を決めた。そして迎えた今年の総合関関戦。どの試合会場に行っても他の部活が応援に駆けつけていた。外競技で急な雨が降ろうとも、それを感じさせない声援。選手だけでなくその場にいる全員がKAISERSを背負って戦っている。体育会全部活が統一のチーム名にしているのは日本で関大だけ。同じKAISERSを名乗れる素晴らしさと心強さを実感した。

 しかし、入部から3か月が経った今、活動はさらっと「関大でこれやるわ」と言えるほど簡単なことではないと痛感している。新聞作成やインタビュー、記事を書くことなどすべてが緊張とわからないことだらけの日々。それでも、取材に行く度に「もっとうまく伝えたい」「もっとうまく撮りたい」と思い、同時にKAISERSを好きになっていくのだ。

 サッカー部、3年ぶりの関西選手権優勝。この場面にカンスポとして立ち合い、写真に収めることができた。スタンド、選手一体で分かち合ったあの喜びは、一生忘れないだろう。次は、サッカー部の目標とする「日本一」もカンスポとして見届けたいと思っている。サッカー部だけでなくたくさんの部活の取材で、この短い期間に悔しいもうれしいも体験した。選手に近いところで、一喜一憂できることがカンスポの魅力でもあるだろう。

 600試合。カンスポのHPが2015年4月にリニューアルされてから、現在までに掲載されてきた記事の数だ。この1試合1試合の記事に、スポーツと全力で向き合った選手とチームの喜びや感動、悔しさが詰まっている。そして、その試合の数だけ、先輩方が情熱を持って「伝える」ことをしてきたというのも忘れてはいけない。「大学生活はあっという間だ」と、よく耳にする。後悔はしたくない。だからこそ、誰よりも情熱を持って「伝える」をやり遂げたい。関西大学体育会の広報として。KAISERSとともに。【西井奈帆】