【サッカー】天皇杯出場だ!JFL・FC大阪に完封勝利し大阪選手権優勝!27日にJ2・清水に立ち向かう!

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◇第21回大阪サッカー選手権大会(第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会大阪府予選)決勝対FC大阪◇8月21日◇J-GREEN堺・メインフィールド◇

【前  半】関大 0-0 FC大阪
【後  半】関大 2-0 FC大阪
【試合終了】関大 2-0 FC大阪

準決勝では関西学生選手権決勝で対戦した大体大とまたも大接戦の末にシーソーゲームを制した関大。無念の総理大臣杯2回戦敗退を吹き飛ばした勝利から4日後、決勝でFC大阪と対峙した。FC大阪はJFL(Japan Football league)のチーム。大阪から3番目のJリーグ参入を目標に掲げ、選手が集まっている。昨年の天皇杯ではセレッソ大阪を破っており、関大にとってはまさにチャレンジャー精神で挑むに相応な相手だ。

 

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今季、初めて公式戦で全国のチームと戦うFC大阪に対し、関大は関大らしい試合を展開する。6分にはFW加賀山がペナルティエリア内右側からシュートを放つ。その3分後にもMF森主がゴール右側深くから鋭い弾丸を放つが枠を捉えられない。しかし、試合の勢いは関大が引き寄せてきている。15分にはDF黒川、MF藤村、FW竹下と巧みなパスが通り、相手を翻弄。最後には藤村から森主へとボールが渡り左サイドをあがろうとするところで相手がたまらずファール。フリーキック後にコーナーキックを獲得。このセットプレーでは藤村がゴール前に中央に落としたボールをMF石井がヘディングシュート。しかし、これは相手GKの手中に入り、先制とはならない。その後も果敢な攻めを見せる関大。GK前川からDF諸石、黒川、藤村とつないだボールを左サイド奥にいた竹下が一度、石井に戻す。このボールが戻る瞬間に加賀山がゴール前へと駆け込み始める。石井はその姿を確認するとボールをゴール前へとループパスで放つ。加賀山の周りにDFはいない。このまま、ゴールかと思われたがタイミングが合わず得点には至らない。0-0で前半終了ながらも着実に流れを自分たちのものにし、後半での得点に期待がかかる。

 

 

後半開始早々2分に加賀山が右サイドペナルティエリア手前からFC大阪守備ラインを突破しGKと1対1の状況に。突き進む加賀山にGKは豪快にゴールを阻止する。しかし、これが主審に著しい不正行為と取られ一発レッドカード。関大は数的有利な状況をつかんだ。PKを蹴るのは加賀山。落ち着いてゴール内左に沈め先制を決めた。この得点で関大は試合支配を決定づけた。10分には加賀山からのアシストに塩谷が反応しシュート。これが相手GKの股を抜くゴールとなり塩谷は喜びを爆発させた。その後も徹底して攻めの姿勢を見せる関大。交代で出場したFW吉井やMF清永らも攻撃的なプレーで相手にボールを渡さない。最後まで関大らしいプレーを出し続けた関大はこの大会で優勝を果たした。

 

 

この大会の優勝で関大はプロチームも出場する天皇杯の出場権を3年ぶりに獲得。1回戦は8月27日に清水エスパルスと対戦が決まっている。会場は清水の本拠地・IAIスタジアム日本平。関大のチャントが会場に鳴り響くまであと数日しかない。静岡の地で関大の名を全国に轟かすための勝つ準備を整え、清水を圧倒したい。【文:水野 真/写真:嶋健太朗】

 

 

▼前田監督
「今日のいい立ち上がりは前回の悪さの改善点。この前のあまりにもひどい立ち上がりの反省なのでまだまだ。ただ、今日に関してはよかった。試合の狙いをそのまま選手がピッチで表現できていた。ただ、0-0で折り返した。それは結果に結びついていない。FC大阪はボランチの横にスペースができる。ボールと逆サイドのMFがそのポジションをとって効果的な攻撃に繋げていく。また、それのためにまずは背後を狙ってスペースを広げることをやっていた。石井のコンディションが良くなってきている。セカンドボールを取るというところでは彼の動きはレベルが高い。清水戦はうまくいかないこともたくさんあると思う。大阪府代表として自分たちの力を出し切るということをしたい。Jのクラブにアマチュアは全力でぶつかるということをしていきたい」

▼石井主将(静岡県・常葉学園橘高校出身)
「前半からアグレッシブにハードワークができた。みんなが集中してできたと思う。傾向として前半が良いと後半が良くないということがある。でも、今日はどっちとも良い形だったと思う。準決勝のセカンドボールをできなかった分、意識して取り組んでいた。天皇杯はレベル高いチームと戦うことができる。自分たちの成長できる場だと考えている。自分たちの強みを活かしたプレーをしていきたい」

▼前川
「関大らしく前線からプレッシャーをかけられた。そのことがPKにもつながって先制できた。そこで、GKが退場して相手の人数が減って試合が決定的になった。全体でプレッシャーをかけ続けたことで格上のJFLのチームに勝てたと思う。準決勝の大体大戦はセットプレーからやられていたので、そこを改善した。一失点が命取りになると思っていたので全員で守れてよかった。総理大臣杯の敗戦を引きずっていた部分もあったが、しっかり切り替えて新たな目標に挑めたことが結果につながった。清水エスパルスはJ1でも十分戦えるチーム。自分たちのサッカーを100㌫ぶつけたい。相手がどうであれ、頂点目指して頑張っていきたい」

▼1点目を決めたFW加賀山
「前半いい流れだったので、後半うまく入れば勝てると思っていた。意図通り前線からのプレッシャーでGKのコントロールミスを誘えた。PKはGKが右に動いたのであとは逆に流し込むだけだった。総理大臣杯の順大戦はプレスをかけられなくて、準決勝の大体大戦もプレスが甘かった。相手の人数が減ったときに裏一辺倒にならなければ、もう少し点を獲れたと思う。清水戦はJリーグのチームとガチンコでやれる貴重な機会。関大の強みを出して勝てらなと思う。今日はPKの得点だったが、得意のワンタッチやクロスからゴールを決めたい。清水は守備も堅いと思うが、自分の得点で勢いづけたい」

▼2点目を決めたMF塩谷(静岡県・ジュビロ磐田ユース出身)
「FC大阪は格上のチーム。チャレンジャーの気持ちを持って、関西学生代表として学生らしいプレーを心がけようと思った。前半は自分たちのサッカーはできていて、そこで点が入らないのは今後の課題。ただ、無失点はポジティブに考えている。後半は運動量は強みだと考えているのでしっかりと上げていこうと話していた。1点目が加賀山のPK。次の2点目が大事だと思っていた。瞬間では竹下選手のクロスから加賀山が触った。この辺にこぼれたら、と思っていたらこぼれてきたのでふかさないようにだけ気をつけて打った。そうしたら、GKの股抜きになった。ラッキーだったと思う。後半はもっと動けるようになったと思う。自分は清水エスパルスの本拠地に近いところに住んでいて応援しているチーム。ただ、中学高校とジュビロ磐田のユースにいたのでエスパルスというのは絶対に負けられない相手。エスパルスにはいまは一緒に戦っているMF森主がいる。高校時代はエスパルスには負けなしだった。ただ、これはユースの話で今回の相手はプロ。静岡の地で自分の成長した姿を見せたい」

▼FW竹下(静岡県・ジュビロ磐田ユース出身)
「大体大戦は前半が悪くて、後半からという形だった。今日は前半からという話をしていた。ハーフタイムには裏抜けて角を取られるのを(FC大阪が)嫌がっているという話が合った。また、パスで取られるのではなくてシュートで終わるようにということもあった。毎試合1ゴール1アシストくらいはしてほしいと監督に言われている。FWの仕事として点を決めることは優先順位として一番高い。シュートをコンスタントに打っているが、今後は決めきる力も高めていきたい。天皇杯1回戦は自分がジュビロ磐田ユースということもあり、対戦する清水エスパルスとは静岡ダービーで絶対に負けてはいけない相手。関大の選手ではあるけど、ジュビロの血が流れているので清水に負けたくないという気持ちはある。勝てたらいいなではなく、絶対に勝つと意気込んでいきたい」

▼MF森主(静岡県・清水エスパルスユース出身)
「個人的な思いとしてはこれに勝てばエスパルスとの戦いだった。そういった思いもあった。関大の長所として90分戦った勝つというのがあると思う。前半は内容が悪くなかった。このままいけば後半で得点するのも時間の問題だと思っていたので落ち着いてできたと思う。自分の長所は運動量。相手に勝るくらいに走れていたと思う。(清水との対戦について)自分が6年間お世話になったチーム。こういった形で清水のホームに立てることは大変光栄なことだと感じている。自分を応援して下さった方々に成長した姿を見せたい。そして、いまは関大の選手なのでエスパルスをたたくということをイメージしながら、今週良い準備して臨みたい」