【柔道】男子3位、女子2位でともに全日出場権獲得!

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◇第65回関西学生優勝大会及び第23回関西学生女子優勝大会◇5月17日◇ベイコム総合体育館◇

男子は1試合5分の7人制、女子は1試合4分の3人制で出場した今大会。昨年の男子初戦負け、女子3位という結果を超えて、全日出場を決めたい。

男子の初戦の相手は龍大。先鋒・坂本は序盤から積極的に足をかけにいく。相手をなかなか倒せず引き分けた。次鋒・栃原は前に前に出て攻める。互いに技をかけることができず、終盤は焦った相手の必死の猛攻に耐え引き分け。五将・澤井は1回生ながらメンバー入りする。中盤、3人の審判が協議を行う場面もあったが、結果引き分けに終わった。中堅・荒木も澤井と同じく1回生でメンバー入り。相手に何度も倒されるが抑え込みに耐え引き分けた。三将・村井は前半に投げ技を仕掛け、相手を投げて一本勝ち。副将・又場は昨年関西個人3位の実力を見せる。投げ技を何度も仕掛けるが、一本が決まらない。それでも、有効を2つ取り勝利した。大将・小寺は、相手を捕まえるも技を決められず、押される場面も多かったが、なんとか引き分けに持ち込む。2勝5分で誰一人負けることなく、2回戦へと駒を進めた。

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2回戦は近大との対戦。先鋒・栃原は開始1分で一本を取られた。次鋒・澤井も、前半に一本を取られてしまう。五将・小寺は、指導を2回もらうが、相手に指導が4回入り。自動的に一本勝ちとなった。中堅・村井は、初戦同様の力を出せず引き分け。三将・田中の相手とは、少し体格差があった。相手のほうが大きく、抑え込んでもなかなか技が入らない。中盤に投げられ一本負けを喫した。副将・荒木も、相手に食らいつく姿勢を崩さなかったが、有効を1つ取った相手に敗北。この時点で、1勝4敗1分と負けが決まった関大。しかし、大将・又場は気持ちを切らさなかった。中盤に技ありからの抑え込みで一本勝ちを収めた。男子はベスト4で試合を終えた。

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女子の初戦は佛教大との勝負。先鋒・大辻、次鋒・酒井が勝利し、大将・斉藤が引き分け、2勝1分で次に進む。2回戦の神大戦は、先鋒・大辻が相手を抑え込み一本。次鋒・酒井は有効を取り、大将・斉藤は不戦勝で3勝として、準決勝に挑む。

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決勝を懸けて戦うのは、3年連続準決勝で負けているびわこ大。先鋒・酒井は不戦勝。次鋒・斉藤は有効2回を取り勝利する。大将・大辻は中盤に一本取られて負けてしまうが、2勝1敗で雪辱を晴らした。

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決勝戦は芦屋大との対戦になった。先鋒・斉藤は互角の戦いを繰り広げ、引き分けとする。次鋒・大辻は開始直後に技を仕掛けられ、技あり一本を取られて敗北。大将・酒井も、序盤に倒され、持ち直すかと思われたがまた抑え込まれそのまま一本となってしまった。0勝2敗で準優勝に終わる。

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今年は監督・コーチ陣が一新し、生まれ変わった関大柔道部。応援の声も選手に奮起を促し、男子3位、女子2位と結果を残した。出場選手だけではなく、全員で戦った結果だという気持ちが選手にはあった。6月の全日まであと1ヶ月。さらなる成長を遂げる柔道部は、全員で日本の頂点へと駆け上がる。【新潟瑞葵】

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▼山城監督
「2月から合宿をやってきて、4月にあった寺島杯でも優勝して、今年のチームはここ数年で1番力のあるチーム。自信を持って戦おうと声をかけた。女子については、主将がしっかりしているから、みんなで力を合わせて頑張っていこうと言った。男子の初戦は、失点をしないというのが大原則で、誰も負けなかったのがよかった。先鋒、次鋒がチームの試合の流れをつくってくれた。2回戦も、負けてはしまったけど、試合内容としてはこちらが有利に進められていた。今までの近大と比べると、力の差が縮まってきたと思う。女子は、4回生2人が取るとこしっかり取って、守るところは守って、斉藤も自分の仕事をして、3人全員が自分の仕事をしっかりできた。あと少し、ほんの少しの差が、結果的に大きな差になっている。日々の生活の仕方から、練習に取り組む姿勢とか。ちょっとしたことだが、投げたときに手を離してしまうとか、試合に出てしまっている。そういうちょっとしたことをちゃんとしていこうと言っている。韓非子の『螻蟻潰堤(ろうぎかいてい)』という言葉がある。小さな蟻の穴からでもダムが決壊するという意味で、ほんの少しの油断が大きな差につながるということを、去年のこの大会で負けたときから選手に言い続けている。それがちょっとずつ解消されてきたとは思うが、まだ小さなところができていないから、引き続き『螻蟻潰堤』を言っていく。もうワンランクレベルを上げないと全国でも通用しない。全日に向けてあと1か月、今持っている力をもうワンランク引き出せるようにやっていきたい」

▼市来コーチ
「試合に向けて、個を高めるだけではなくチーム力を高めるという意味での雰囲気づくりを監督、コーチ一丸となってやってきた。観客席に応援で回った選手も含め、7人の選手と共に『全員柔道』で戦えることができたというのは、関大柔道部らしさが出せて良かったと思う。しかし、試合を想定した稽古内容、メニューを指導する側は考えないといけない。個々の選手の実戦を想定した練習への取り組みというのにも意識改革をしていきたいと考えている。1年生で試合に出た2人に関しては、ジュニア強化担当としては、もう少し挑戦者の姿勢で思い切りやってくれても良かったように思える。全日に向けて、明日からやれることはすべて行っていきたい」

▼新谷コーチ
「メンバーが体格的にも小さいので、それぞれが相手によって自分の役目をしっかりと果たすように、しっかり考えて守るとき、攻めるときというのを判断するように言っていた。試合としては、びわこ大との試合で過去に敗北した経験があった。今年は相手大の人数も少ないので狙えると話していた。このときに中堅で出ていた斉藤がきっちりと勝ってきてくれたのが一番大きくて、これがなければ決勝戦には行けなかったと思う。しかし、決勝では重量級の相手がいて簡単に負けてしまった。これを克服していかないと全国ではやっていけないので考えていきたい」

▼池本主将
「歴代のキャプテンはこの試合に出場していた。しかし、僕は一番軽い級なのでメンバーに入ることができなかった。しかし、主将としてこの大会に向けて練習では一番元気を出して、試合には出ないが出場選手とギャップを作らないように柔道部全員で日々頑張ってきたつもりだ。1回戦では失点もなく1人1人が役割を果たして頑張っていた。4回生が1人しか出場しておらず、下級生には迷惑をかけてしまった面もあるが、また反対の意味で次の全日、来年のこの大会へもつながったのではないだろうか。試合ではあと少し、あと少しということが多かった。練習でも意識的にあと少しということに取り組んで克服していきたい。全日では関西大学として試合に出場するので、関大生という自覚を持って、全員で試合に臨んでいきたい」

▼又場
「試合に出るからには思い切り本気でぶつかろうと思っていた。1試合目は情けない試合をしてしまったが、2試合目では自分のペースで攻めることができて、自分の柔道ができてよかったと思う。最後の試合では、チームとして敗戦が決定していたが、自分は負けてはいけないので、勝つ気持ちをしっかりと持って試合に向かった。この試合でわかった課題は、体力がないこと。これを全日に向けて改善していくためにランニングトレーニングなどをして頑張っていきたい」

▼酒井女子主将
「去年とメンバーがガラッと変わり、チーム全体の体つきが小さくなったから、勝ちたいけど不安の方が大きかった。自分が全然ダメだったけど、他のメンバーがカバーをしてくれたし、応援の声もすごく聞こえて力になった。出場選手だけではなくて、みんなで戦えた。3年連続で、準決勝でびわこ大に負けていて、1回生の時からずっと負けていたから、4回目で絶対に勝つとみんなで言っていた。その大きな壁を一つ越えられたのはよかった。大きなチームじゃないから、誰かが取られたら誰かが取り返さないといけない。カバーし合えるように。去年は関西3位で全日ベスト8だったので、今年は関西2位で、全日もベスト8を越えられるように頑張る」