【重量挙】本木、白草が優勝!西日本王者に輝く

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◇平成28年度第55回西日本学生個人選手権大会及び第15回西日本女子学生選手権大会◇7月1~3日◇はびきのコロセアム◇

【女子69㌔級】
3位 下原 トータル171㌔

【男子56㌔級】
1位 本木 トータル247㌔

【男子62㌔級】
番場 トータル0㌔

【男子77㌔級】
1位 白草 トータル293㌔
橘 トータル215㌔

【男子94㌔級】
多月 トータル229㌔

先の関関戦では快勝をおさめ、好調ぶりを見せた関大。本大会でも表彰台を目指し、選手たちが躍動する。

最初に登場したのは、数々の大会で優勝を誇る本木だ。スナッチでは、同階級の選手がすべての試技を終えた後、壇上に上がった。1本目で選択した107㌔を一息で持ち上げ、次いで大学新記録である112㌔を選択。持ち上げる前に短く息を吐き出すと、うめきながらもしっかり頭上に差し上げた。さらに3回目では、日本記録に迫る117㌔に挑戦。立ち上がる際に苦しそうな顔を浮かべるが、両足で踏ん張り挙げ切る。大きな拍手が観客席から起こった。続くジャークでも、1回目の125㌔を難なく成功させ、2回目の130㌔は、より慎重に試技を行うがしっかり頭上に差し上げた。3回目は一気に重量を増加し、138㌔に挑んだ。観客が固唾を飲んで見守る中、試技を開始する。歯を食いしばりながらバーベルを持ち上げ、クリーンは成功したものの、ジャークで差し上げの姿勢をキープできずバーベルを落とす。「成功したかった」と悔しげに語ったが、2位と36㌔も差をつけて同階級を制覇した。
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次に行われたのは男子62㌔級。関大からは番場が出場した。スナッチでは95㌔を最初に選択していたが、「調子が良かった」ため、97㌔に変更。しかし、1回目は後ろに落としてしまう。2回目も同じく、重さに耐え切れず失敗。後がない3回目、頭上に差し上げることはできたが、審判の白旗は上がらなかった。スナッチは記録0㌔になったが、気を取り直してジャークに挑む。今度は慎重に重量を選択し、115㌔を選択。クリーンで苦しむも気迫で乗り切り成功させ、続く2回目も118㌔をきっちり頭上に差し上げる。だが、3回目では「スタミナが切れてしまった」。クリーンは成功したが、ジャークで重みに耐えきれず、膝から崩れ落ちる。トータル記録なしの結果に、悔しさをにじませた。
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2日目は白草、橘、多月が出場した。
77㌔級の橘はスナッチで1回目に上げられなかった95㌔を2回目でしっかりと成功させた。3回目の100㌔は持ち上げることができず、記録は95㌔で留まる。クリーン&ジャークは、2回連続で成功させるも3回目の125㌔を前に落としてしまい、すべて成功とはならなかった。スナッチと合わせ、トータル215㌔となった。
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白草はスナッチの1回目の前にすべての選手が試技を終えており、3連続での挑戦となった。まさに、自分との戦い。しかしすべてきっちりと決め、スナッチベスト133キロで首位に立つ。クリーン&ジャークでも着実に記録を伸ばし、3回目に自己ベストとなる165㌔に挑戦。惜しくも落としてしまったが、「さわれたので、次は取れるように」と意気込んだ。トータル293㌔で西日本優勝を果たした。
94㌔級の多月はスナッチで2回目に失敗した104キロをラストチャンスで上げきり、104㌔を記録。クリーン&ジャークでは2回目に129㌔に挑戦するも、最後の差し上げで落としてしまう。3回目も深呼吸とともに上げようとするが失敗。トータル229㌔となった。
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3日目には女子種目と男子85㌔級が行われ、今大会では関大勢唯一の女子選手である下原と、期待の1回生植が出場した。
女子69㌔級の出場となった下原は1回目、2回目ともに無理のない重量を選択。難なく成功し、3回目に73㌔を選択する。バーベルを肩まで持ち上げるが、しばらく立ち上がれずしゃがみ込む。しかし、ゆっくりと立ち上がりそのまま頭上に差し上げた。73㌔を記録し、安堵の表情を浮かべる。ジャークでも安定した試技を披露。トータル171㌔を記録し、3位で表彰台に上った。6本すべての試技を成功させ、「ここまでさわれると思っていなかった」と笑顔を浮かべた。
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関大勢最後の出場となった植。スナッチでは、まず115㌔を選択し1回目は失敗するも、くじけずさらに重量を増加。116㌔をきっちり挙げ切る。3回目は失敗に終わり、次いでジャーク種目へ移った。スナッチと同じく、1回目の145㌔は失敗したが2回目で重量を増加し、146㌔を選択。壇上に上がり、仲間から大きな声援を受けながら大きく深呼吸。クリーンを成功させると呼吸を整え、一気に頭上に差し上げた。トータルで262㌔を記録したが、「普通に取れる重量をセーブに使ってしまった。今後はもっと上にいけるように」とさらに精進することを誓った。
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選手の欠場もあったが、本木や白草を始め、好戦績をおさめた選手たち。しかし、まだ選手たちは満足しない。昨日より1㌔でも重いバーベルを上げようと、日々鍛錬を重ねる。【文:三浦優泉、笠井奈緒/写真:笠井奈緒、松浦智】

▼本木

「減量して体が重たく感じ、調子は悪かった。自分の思った通りにできない部分もあったが、スナッチ117㌔は絶対上げようと思っていた。ジャークは138㌔を落としてしまったことが悔しい。無理に上げたが、どうしてもとりたかった。(スナッチに関しては)今までは日本新記録を狙って挑んでいたが、3本とも全部失敗したこともあったので、今回は初めから大学新記録狙いでいった。(大会に向けて取り組んだのは)去年インカレで肩を怪我したため、関節まわりの筋力強化をシーズン中意識していた。118㌔の日本新記録を上げられるようにしたいが、それ狙いではきっと上げられないので、120㌔を上げられるよう目指して頑張りたい」

▼番場

「課題が残る試技。3本ずつやり通すだけのスタミナがなかった。スナッチは元々95㌔でいっていたが、調子がよさそうだったので97㌔に変更した。だが、安定感に欠けすべて失敗してしまった。ジャークでも足が弱く、練習で足腰を重点的に鍛えていたが、さらに内容を濃くする必要ある。現在は記録停滞気味なので、6本すべて取れる試合をしていきたい」

▼白草

「練習は調子が悪かったので、やばいなと思っていたが、試合では思ったよりいけた。スナッチはスタートリストに差があったので、3連続になるかなと思っていた。自分のペースでいけた。ジャークは165㌔がベスト。優勝できるかなと思っていたので、挑戦した。でも重たかった。力負けした。ベストにさわれたので、これから取れるように。スナッチで手の皮がめくれた。体に力が入って手に負担がかかったせいなので、力が入らないように意識していく。春最後の大会で完全優勝できた。次の国体まで2カ月あるので、時間を大切に練習していきたい」

▼下原

「試技すべて成功したのがとても大きい。大会前は、スナッチ72㌔、ジャーク95㌔までいけたらと考えていたが、ここまで重量をさわれると思っていなかった。怪我をした影響で、直前に練習をつめられていなかったので、自分としては期待以上の成果。ただ、スタート時のスナッチ重量低かったことと、ジャークでは100㌔をさわれるだけの体力がないことが反省点。次の試合では、今日3本目の重量を2本目で挑戦したい」

▼植

「スナッチ、ジャークともに悪かった。普通に取れる重量を取れなかった。普段の練習ではスナッチ、ジャークのほか補強種目で体つくっていて、今日も調子は悪くなかったが、肩が普段とは違う位置にはまってしまったことが、思うようにいかなかった原因。こういうことがないように、体をもっと大きくして、全日新人戦で優勝できるように調整していきたい」