【ボクシング】最終節1勝で幕を閉じる

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◇第70回関西学生リーグ戦最終節◇6月26日◇関西大学ボクシング場◇

関大1-8同大

ボクシングのリーグ戦は春だけのため、現在のメンバーで戦うのは今回が最後となる。「今日はいつも以上に勝ちに来た」と、市川監督。去年から順位は下がってしまったが、4年生の最終戦を勝利で飾って終わりたい。

まずはLF級の上木原。連打を浴びるが、2Rでストレートが入ると調子を戻す。だが、3Rでは狙い過ぎ、先手を打たれて敗北。続くF級、野条は細かいジャブで攻めるが、ダウンを2回奪われてTKO負けを喫した。

▽上木原
上木原2

▽野条
野条

1勝欲しいところでB級の藤井主将がリングに上がる。1Rはボディも決まり、相手を倒してリード。重い一本が顔面に当たり、ふらつきながらも角に追いやると連打を入れた。しかし、2R序盤、3発連続で決められたのを皮切りに相手のパンチを次々に浴びる。「気合いが入り過ぎて空回りした」(藤井)。ラスト10秒にコンビネーションを入れられ、ゴングが鳴った。逆転をかけて挑んだ3R、組みつきが多いなか連打で攻めるが2Rでの劣勢が響き、最終戦を勝利で飾ることはできなかった。

▽藤井
藤井5

L級で既に1人不戦敗のため4敗となり、もう負けられない状況で平出が登場。大黒柱の敗北に動揺が走ったが、気持ちの入った攻めで再び関大を盛り上げる。始めは手数が少なくワンツーを入れられるが、2Rに右ストレートで相手にダメージを与える。そのまま流れをつかみ、近距離でも確実に決めていくが、あと一歩及ばなかった。

▽平出
平出

応援

関大の負けは確定してしまったが、続いて今年度リーグ戦初出場の4年生、高須。リングに一発打ち込み、気合十分で挑んだ。序盤から先手を欠きながらも、相手の攻撃を上手くかわす。大きな振りで左を決めるが、2回倒され自身の最終戦を終えた。

▽高須
高須2

高須

LW級は日野。2Rに重い一本でダメージを与えたが、アッパーを入れられる。ラスト10秒、一度グローブを付け直すと連打で攻め込んだ。3Rでは先にワンツ―を決めるが、反撃は間に合わなかった。

▽日野
日野2

次はW級・相原。1Rでは連打を浴びせるが、1本が決まらない。2Rからは接近戦が多い中、細かくパンチを打っていく。3Rで右ストレートを決めると流れに乗った。ワンツーからの一本も入り、試合終了。関大の観客席からも笑顔が見え、1勝目かと思われたが、惜しくもポイントが及ばず悔しい敗戦となった。

▽相原
相原3

最後は「全敗で終わるのか1勝でもして終わるのか求められていた」と、M級の宮本。
始めは決めたら決め返され、互角の戦いを見せる。だが、左のアッパーを決めてダウンを奪う。試合が再開されるとすぐにもう一度アッパーを入れ、再びダウン。開始2分23秒で見事なTKO勝ちを収めると応援は大盛り上がり。全員の雪辱を果たした。

▽宮本
宮本2

毎試合一番声をあげ、選手をサポートした

▽菅原(左)、森本(右) 4年生マネージャー
mg

セコンドで一番近くから選手を支えた

▽市川監督(左)、松下(右)4年生主務
松下

この試合をもって4年生が引退。今年はけが人が多くて人数も少なかったが、「応えてくれた選手達に感謝」(市川監督)。藤井主将は「この後輩達ならやってくれる」と、来年での勝利を託した。【文:谷満梨奈/写真:新潟瑞葵、西井奈帆】

▼市川監督
「今日はいつも以上に勝ちに来た。最大の誤算は藤井。2Rで予想外の展開だった。納得がいってないのは平出と相原。一つ一つの試合が選手にとって大事な試合。個人としてはいい試合やったし勝ったと思う試合もあったけど仕方ない。みんなどこかしらケガしてる中で最後のリーグ戦に一生懸命調整して出てくれたんで、結果は残念でしたけど感謝してます。最後頑張ろうって言って、気持ちが折れかけたこともあったけど、応えてくれた選手達に感謝。来年もう一回頑張って出直して今年より上の成績出さないといけない。高須は無理を聞いて出てくれた。大学から(ボクシング)始めてしんどい時期もあったと思うけど最後まで4年間やってくれて感謝してる。藤井は全部を一生懸命こなしてチームをまとめながら僕のわがままにつきあってくれた。いろいろ喧嘩したけどおつかれさまでした。あいつやったからやってこれた」

▼藤井主将
「ケガとか多くて足を使われると追いつけない。後輩には申し訳なかった。強い相手でした。全力で行って全力で負けた。相手が上手かった。最後だからやったろっていう気が大きすぎて、気合いが入りすぎて空回りした。(宮本が1勝したこと)頼りになる後輩。日野はケガで迷ってたけど、最後だからって出てくれて感動した。全力でできたんですっきりはしてる。キャプテンが勝たんとっていう気持ちがあったから、勝ちたかった。(ボクシング部を振り返って)関大に入って良かったなって思う。1年生からリーグ出てて、先輩後輩同期が期待してくれ、支えてもらったからさみしい。いい人たちに出会えた。(後輩へ)近大も芦屋もいるし、レベルが上がってきてるけど諦めずに戦ってほしい。この後輩達ならやってくれる」

▼宮本
「みんなケガが多くて万全ではなかったけどチームワークが良くて、みんなで応援し合って選手が頑張れた。最後で全敗で終わるのか1勝でもして終わるのか求められていた。勝ったかと思ったけど負けた試合もあったから、先輩の分も頑張ろうと思った。(4年生に一言)藤井さんはキャプテンとしてチーム引っ張っていって、みんなの憧れ。高須さんはあまり練習できないながらも、自分を全力で追い込んでて誇りに思う。国体予選は自分との勝負。負けないように頑張る」