【ボクシング】強豪相手に2勝!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第70回関西学生リーグ戦第3節対近大◇5月22日◇関西大学ボクシング場◇

関大2-7近大

近大が1部に帰ってきた。それでも「一発びっくりさせたろか」(藤井主将)。強豪相手に全員が勝つ気で挑む。

最初に登場したのは1年生のLF級・上木原。序盤でストレートを決めるも2Rではワンツーを打たれたのを皮切りにボディに連打が入る。迎えた3R、コーナーへ追い込み一発決めるが判定負けとなった。

続いてはB1級の藤井。相手は井上。「高校生のチャンピオンだったのでビビってた」(藤井)。開始直後から井上のパンチが止まらない。要所で1本決めるが、顔面に連続でくらってしまう。攻められないまま始まった3R、相手がバテた隙に狙ったワンツーが流れを引き寄せる。左ボディも決まると、残り30秒から互いに連打が始まった。最後の10秒には双方空振りながら試合終了。判定の結果、藤井に軍配が上がると「近大に勝った」と会場をどよめかせた。

藤井

盛り上がる中登場したのはB2級・加藤。大きな振りを生かした力強いフックに苦戦。攻められない加藤に相手は余裕の表情を見せる。しかし、2Rからは右ストレートで徐々にダメージを与えていく。状況が逆転した3Rには、ワンツーからのボディも決まるが惜しくも判定負けとなった。

L級の李は相手の速さのある低いパンチに圧倒され、手が出せない。右ストレートを決めるが、連打されて焦ってしまう。「いつも通りに」と藤井が叫ぶが、流れをつかむことができず、2RでTKO負けを喫した。

あと一敗で負けが確定してしまうなか、気合十分でLW級の日野がリングに上がった。1Rからいきなり攻めこみ、ボディ、ストレートを決める。2Rからは手数は多いものの、上体が高く空振りが増えてしまう。要所で重い1本を入れられ、敗北となった。

関大の負けは決まってしまったが、闘志を燃やして登場したW級・相原。重いパンチにガードではなく、自ら打って攻める姿勢を忘れない。だが、意識が上に行き過ぎて、空いていたボディに攻め込まれる。3Rでは右ストレートを決めるが、判定負けとなった。

最後に出場したのは1年生のM級・宮本。熊本出身である宮本の相手は、九州で優勝していた一つ年上の神崎。九州対決となった。最初は手数の多い神崎に対応することができない。ペースを握れずセコンドに帰ると「どっちが九州で強いか決めてこい」と市川監督から一喝。2Rからは目の色が変わり、どんどん攻める。左ストレートを決めると、連打を押し込んでいき、相手を圧倒。判定の結果、宮本の腕が上がると会場が沸いた。

宮本

強豪相手に最後まで全員が燃える試合をした関大。次の試合に向けての2週間、しっかり調整していきたい。【文:谷満梨奈/写真:多田知生】

▼市川監督
「結果の割に内容は良かった。相手の戦力が充実している中で、みんなよく頑張ってた。それぞれの試合も差があったとは思ってない。負けたのは悔しいけど、納得している。これからしんどい試合が続くから、1週間休ませてリフレッシュさせたい」

▼藤井主将
「相手が高校の時のチャンピオンだったので、ビビってたけど勝てた。キャプテンのプレッシャーはあったけど、後輩に感じてもらえるような試合ができたと思う。みんな諦めないで試合できて良かった。(近大について)一発びっくりさせたろかと勝つ気満々で挑んだ。次の試合まで2週間あるので、もう1回鍛え直していきたい」

▼宮本
「近大は強かった。選手層も厚かったけど、それに負けないくらい練習してきた。セコンドから声をかけてくれたのが励みになった。勝てたのはみんなのおかげ。今回は上体が高くならずに、下から打てた。(関大の敗北が決まってから出場したことについて)負けたからって気を抜くわけにはいかない、これが将来の自分との戦いと思って挑んだ。あまり練習ができていない中で、主将が燃える試合をしてくれた関大はみんな仲良いからチームワークで勝っていきたい」