【馬術】関大馬術復活へ 夏学で総合団体V

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◇第59回関西学生賞典総合大会及び第41回関西学生複合大会◇7月2・3日◇三木ホースランドパーク◇

【総合団体】
1位 関大

【総合個人】
3位 福留・千翔組
4位 松水・千駿組
5位 黒川・千功組
14位 上原・千秀組
15位 中村・千豪組

【馬場競技B】
19位 渡邊・千雄組

【障害競技A】
1位 明石・千雄組
2位 野間・千宝組
7位 原・千騅組

春の全関西では惜しくも優勝を逃した関大。全日にもつながる今大会で好成績を残し、「強い関大を取り戻す」(黒川)。

総合競技は馬場、障害、クロスカントリーの3つの競技からなる。関大が狙うのは3年ぶりの団体優勝だ。はじめは馬場。上原・千秀組には少し乱れた様子もうかがえたが、各人馬が落ち着いた演技を見せた。続く障害、松水・千駿組、福留・千翔組が1つずつバーを落としてしまうも、抜群の安定感で完走。関大は大会1日目を団体2位で終えた。首位に立つのは強豪・同大、関大の後に続くのは現在総合団体2連覇中の関学大だ。翌日のクロスカントリーは距離が長く大きな減点がつくこともあり、いかに減点を抑えられるかで順位が大きく変わる。また、大会初日には馬場競技Bに渡邊・千雄組が出場し、19位となった。
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日が変わり迎えたクロスカントリー。最初に走行したのは黒川・千巧組。「後が安心して走行できるような安定した内容で帰ってこられて、チームの流れをつくることができた」(黒川)。昨年総合個人優勝の威厳を見せつける走行を見せ、減点0で完走する。2組目の松水・千駿組が少しペースを上げすぎたが、減点を0に抑えると福留・千翔組が登場する。「プレッシャーに負けずに走行できた。千翔もいい動きをしてくれた」(福留)。前2組に続いて、快走を見せ減点0で走行を終える。関大の中で成績トップとなる3位に輝いた。4組目の上原・千秀組は調子が上がらず46.4の減点となる。関大から唯一1年生での出場となった中村・千豪組は減点27.6終えた。このクロスカントリーで団体での減点を0とした関大が、3年ぶりとなる総合馬術団体優勝を成し遂げた。
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同日に行われた障害B。上原・千次郎組、福留・千騎組がオープン参加した。両組とも前半は快走を見せるも後半にバーを2本落とすなど、上原・千次郎組は減点9、福留・千騎組は減点8で終えた。続いて迎えた障害A。野間・千宝組が1度もバーを落とさず減点0で終えると、続く明石・千雄組も見事満点走行で関大勢がワンツーフィニッシュを決める。続く原・千騅組は2度バーに接触するもバーは落下せず、スタート直後の反抗による減点4で終えた。また、鈴木・千宝組は2度の反抗の後、1度はバーを越えるもその後再び反抗。3反抗で失権と悔しい結果となった。
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3年ぶりとなる総合団体優勝をかなえた関大。昨年まであと一歩で逃していた王座を手にし「強い関大」へとまた一歩近づいた。全日で王座を奪回するためにも、まずは2週間後の障害、馬場大会で関西の頂点を目指す。常勝軍団の復活はもう目の前だ。【文:庄田汐里・多田知生/写真:庄田汐里】

【競技説明】
馬場は基本的な歩き方を組み合わせた演技の正確さや美しさで勝敗を決定。障害飛越とは違い、得点率の高さを競う。
障害飛越は減点数の少なさで勝敗を争う。以下の行為により減点4が課される。
・バーを落下させる
・水濠の水に着水する
・馬が障害を拒否する(反抗)
また、制限タイムを超えた場合、4秒につき減点1が課される。さらに反抗が2回または3回あった場合や経路違反、障害間45秒経過は失権(減点500)となる。首位の個人成績の減点数が同じ場合、ジャンプオフ(決勝戦)を行う。
クロスカントリーはより自然に近い、長距離のコースを障害を越えながら進む競技。
総合は上記3つの競技の総減点で順位をつける。団体は各チーム上位3組の結果が団体成績に反映される。

▼黒川
「毎年総合ではいい位置に食い込んでいたけど、どうしてもケアレスミスで勝てなかった。昨年、一昨年と続いて去年は個人で自分が優勝して、一昨年も1位2位を関大が取っているのにそれでも勝てなかった。全体としてバランスが取れてきたのかなという感じ。チーム関係というものを持てたのではないかなとすごく思った。去年の全学、夏学、春学と負けていたが、久しぶりにこうやって関大の試合ができて強い関大を見せられた。2週間後の夏の大会にこのチームのチーム力というものを出せたらなと思う。総合に関しては信じながらも信じすぎないようにみんなにいっていた。また、今回デビューの若い騎手もいた中でみんなが無事にゴールを切れたことはすごくよかったと思う。個人での反省としてはクロスカントリーでチームの流れをつくれたことはよかったが、初日にちょっとしたミスで落下が出てしまったことが悪かったところ。去年できていたことが今年はできなかったというのは成長しているとは言えないと感じたのでそこは反省したい。馬の状態の変化に臨機応変に対応することができなかった。今年はみんながチーム一つに強い関大を取り戻すという目標を掲げて少し緩くなっていた部分にも厳しく目を向けていったので、昔あった強い関大を取り戻すために夏でまず勢いをつけて全学へ行きたい。絶対今年は強い関大を取り戻せると思うので、またしっかり全学で『うわ、また関大が今回も来たんか』といろんな他大学に見せつけてやれるように、夏、全学に向けてしっかり普段の雰囲気づくりからやっていきたい」

▼福留
「(個人の成績で上位入賞関しては)とりあえずうれしい。今まで流れが悪かったが久々に勝ててうれしい。(クロスカントリーについて)前の2人が減点0だったプレッシャーに負けずに走行できた点はよかった。反省点としてはもう少し馬に負担をかけることなく走行したかった。いつもはやんちゃな千翔がいつも以上におとなしく少し心配していたがとてもいい動きをしてくれた。次の全学では馬場では得点率60%を超えて、個人でも表彰台に上りたい」