【ヨット】髙野リオ五輪へ!壮行会で決意語る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇ヨット部髙野芹奈選手 リオデジャネイロ五輪2016出場壮行会◇6月29日◇関西大学凛風館1階学生ラウンジ◇

あとわずかに迫ったリオ五輪。現役の関大生で、セーリング競技49erFX級に出場する髙野の壮行会が関西大学千里山キャンパスで開催された。「自分の学校でこんなに盛大にやってくれて嬉しい」。250名の来場者に拍手を持って迎えられ、笑顔を見せながら壇上へと上がった。

応援団の指揮による学歌斉唱を終え、学長挨拶へと移る。「関西大学の魂を心に秘め、大海原を疾走してもらいたい」と楠見晴重学長から言葉を受け、神妙な面持ちでうなずいた。池内啓三理事長挨拶、体育会本部学生挨拶と続き、川原好恵体育会本部長からは「2400人の体育会員が応援している」と力強いエールを受ける。その後、花束贈呈の場面で関大生からの応援メッセ―ジが書かれた日の丸が手渡され、喜びをあらわにした。

IMG_3003
IMG_3080
DSC_8571

選手挨拶では緊張しながらもしっかりした口調で五輪への思いを口にする。「金メダルを目指している」と言うと、会場中から大きな拍手が起こった。
DSC_8436

応援メッセージでは、竹山修身堺市長や関大OBでロンドン五輪陸上競技出場選手の東佳弘のほかに、フィギュアスケートで冬季五輪に出場した織田信成、髙橋大輔から激励の言葉が届く。髙橋大輔からの「緊張してなんぼ」という言葉に、和らいだ表情を見せた。さらに、在校生ですでに世界で活躍している宮原知子からもメッセージが送られ、宮原とは同学年ということもあり「1度会ってみたい。メッセージをもらえて嬉しい」とはにかんだ。
IMG_3365

質疑応答では体育会員3名から質問を受け、それぞれ丁寧に答える。ナショナルトレーニングセンターではどんな練習を積んでいるかという質問に対し、「練習はベーシックなもので、特別なことはしていない。けれど、トップの人々が集まっているのでその雰囲気の中で練習するととても意識が高まる」と回答。また、緊張解消方法を問われると、「緊張は消せないもの。だから緊張をいい方向に持っていくように心がけ、いつも通りのルーティンを作り積み重ねることで自信に変える」とアドバイスする。親からの反対は受けなかったかという問いには、出席していた髙野の母本人から「『やりたい』という意思が顔に出ていて、反対する余地がなかった」と回答があった。それを受け髙野も、「一から十まで周りの人々が環境を整え、自分と同じく100%の力で考えてくれている。本当に感謝していて、それを表すにはいい成績を残すこと、いつも笑顔でいることが大事だと考えるので、サポートしてくれる人の前では、笑顔で明るく競技することを心がけている」とコメント。
DSC_8810

吹奏楽、チアも交えた応援団より盛大な応援を受け、壮行会が締めくくられた。関大生始め周りの力強い応援を一身に受け、ブラジルへ乗り込む髙野。笑顔でフィニッシュする姿を期待したい。【文:三浦優泉/写真:水野 真】
IMG_3387

▼髙野選手

「(リオ五輪出場について)決まった当初は単純に喜ぶだけだったが、今は落ち着いてものを考えられるようになってきて、リオへ向け目標が明確になった。風に乗りやすくするために体格はしっかりしている方がいいので、体重の増加や、筋力つけることを49erFX級に乗り換えてから特に懸命に取り組んできた。2,3時間練習で乗っているだけで、1000キロカロリーくらいすぐに消費してしまうので、意識してたくさん食べるようにし、現在は目標体重に到達したのでそこから落ちないようにする必要がある。また、海外選手と比べると、やはり向こうの方が体格も立派で、パワーもある。その分自分たちは、技術をより精巧に上げていくことができれば(総合的な)バランスも取れるはずなので、1歩でも2歩でも先を行きたい。

初めは、乗った瞬間止まることなくスピード全開になる感覚にはまり、楽しいからやりたいという気持ちが大きかった。けれど上達したいと思うようになるにつれ、周りの協力がどんどん必要になってきて、そのたびに周りとの関わりや協力してもらえることに感謝の気持ちを持つことが大切だと強く感じた。

五輪に出場したいと思ったきっかけは、高1のときに五輪出場選手の吉田愛さんとお話したこと。とても強く五輪に憧れるようになったが、実際出場できるところまでこれたのは、自分自身の努力もあるけれどそれ以上に周りの協力大きい。和歌山でコーチが練習のため良い環境を作ってくれたこともそうだし、周りに恵まれて本当に自分は運が良かった。

(競技について)帆にきれいに風を当てて艇を進ませる。もちろん、速いスピードだととんとん拍子に進む。だが、怪我しないこともとても大切。風の勢いで飛ばされ、船から落ちそうになってしまうこともあり、大変危険だ。毎回注意して乗っている。リオは風が風速5メートル、時速だと10ノットくらいの1番乗りやすい風が吹くといわれていて、実際練習してもとてもやりやすかった。自分たちの雰囲気に合っていると思う。最下位になったり、良い順位取れたりレースによってまちまちだけれど、良い空気で取り組めている。

目標は金メダルと言いたいけど、ペアの方ともしっかり話し合った結果、入賞を目指し挑戦する。運も必要になる競技なので、ミスせず確実に、プレッシャーを力に変えてしっかり自分の成果出したい。経験や知識がとてもものを言うセーリングなので、(18という自分の年齢は)やはり年若い。次の東京五輪へ向けてリオ五輪では雰囲気しっかり学び経験して、つなげたい」