【ハンドボール】勝負強さ光った! 関関戦連勝記録伸ばす!

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◇第39回総合関関戦◇6月18日◇関西大学中央体育館◇

【前半】関大11-12関学大
【後半】関大11-5関学大
【試合終了】関大22-17関学大

春季リーグでは、関西2強の大教大を倒し、創部初の準優勝に輝いた関大。7月初旬には、西日本選手権が控えており、優勝も狙える位置につけている。「西カレにいい形でつなげたい」(古賀主将)。選手の気持ちをひとつにし、KAISERSの8年ぶりの勝利を懸けた総合関関戦が幕を開ける。

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関学大との試合は、毎回緊迫したゲームとなる。春のリーグ戦では、開幕戦で激突し、関大が勝利を収めて勢いに乗った。逆に相手は、出鼻をくじかれ最後まで波に乗り切れなった分、今日の試合に懸ける気持ちは計り知れない。また、古賀が「例年より多くの人が来てくれてうれしかった」と振り返ったように、会場は多くの観客で埋め尽くされた。白熱したゲームとなるのは必須。両校の意地と意地がぶつかり合う試合は、関学大のスローオフからスタートした。大歓声で包まれる観客席とは裏腹に、立ち上がりは両大学ともにスローペース。開始15分間は両者一歩も引かない展開となった。しかし、15分過ぎに片山愛が2分退場で数的不利になると、そこから徐々に離される。「前半は空回りしていた」と寺内監督が振り返ったように、春リーグからの課題であるシュート決定率も上がらず、苦しい時間が続いた。しかし、その中でも4年生コンビの古賀、川﨑がプレーで引っ張る。

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終盤に2人で4得点を重ね、11-12と追い上げて前半を折り返した。

今年のチームは鉄壁のディフェンスが特徴だ。ハーフタイムで今一度ディフェンス面から見直し、勝負の後半に突入する。早く追いつきたい関大だが、相手も簡単には引き下がらない。一進一退の攻防を打破できない中、迎えた13分過ぎ。積極的な攻撃が持ち味の川﨑のワンプレーから、試合が大きく動く。

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この日は前半から厳しいマークを受けていたが、それでも果敢にディフェンスの間を突破。この思い切ったプレーが相手の反則を誘い、数的有利となってチャンスが訪れる。まずは7mスローを篠崎がきっちりと決め、ここから一気に畳みかけた。

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GK清水のロングパスからの速攻やサイドからの得点も決まり、勝負どころで驚異の5連続ポイント。コートの選手はもちろん、ベンチ、会場も大歓声に包まれ、相手の息の根を止めた。また、GK清水、1年生藤村を中心とした安定した守備も光った。後半は相手の得点をわずか5点に封じ、最後は22-17で試合終了。接戦を見事に勝ち切る強さを見せつけた。

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今日のゲームでは、春には見られなかった攻撃のバリエーションも繰り出し、さらなるチームの進化を印象付けた。古賀、川﨑を中心とした4年生がプレー面はもちろん、精神的支柱としてチームを支えていることも今年の強さを物語っている。試合後、寺内監督は「西日本大会では、優勝も狙える位置」ときっぱり。決勝では、学生チャンピオン大体大と激突することが濃厚だ。関大が誇る『楽しんで勝つハンドボール』をコートで存分に発揮すれば、怖いものはない。一味違う今年の関大が、西日本の舞台でも快挙を成し遂げる。【文:高橋良輔/写真:谷 風花・奥井健太】

▼寺内監督
「西日本大会がある中で、この試合をどう捉えているか。学生のみんなにそこは任せていたけど、ここに向けて気持ちを持ってやっていたと思うし、今日も関学相手に勝てた。決して楽な試合にはならないと思っていたけど、選手たちが跳ね返してくれて、そこは今年の強さなのかなと思う。前半は苦しかった。気持ちが入りすぎてディフェンスで空回りしている部分があった。それでもハーフタイムで言ったことを後半は徹底して修正できてリズムに乗れたのは良かったと思う。4回生の存在感が大きいのは間違いないけど、それぞれがもっと持ち味を出して欲しい。みんなで底上げをしていく意識を持っていきたい。次は西日本。優勝しか狙っていないけど、まずは1回戦から。足元を救われないよう頑張りたい。もっと全員でレベルアップすれば、もっとチームは良くなると思う。楽しみにしているし、西日本大会で結果を残したい」

▼古賀主将
「西カレが控えていて、久しぶりに本気の実戦ができる舞台。西カレにいい形でつなげることができるように思っていた。前半は問題があったわけではないが、ディフェンスが少し機能していなかった。相手のセンターを自由にしていたので、そこをやられていたけど、ハーフタイムで修正して後半はできていた。今日のゲームは一昨年より多くの人が応援に来てくれていて、楽しくできた。ホームの雰囲気を感じながら自分たちの目指すハンドボールができたかなと思う。春リーグと同様にディフェンスからと言っていたし、相手に速攻を走らせないということはずっと言っている。これが関大らしさだし、今年のチームの持ち味。相手のミスに付け込めていたし、GKとも連携していたので良かった。攻撃面でも春リーグより、徐々にバリエーションを増やせて、今日はロングボールからの展開もできた。でも、シュート精度はまだ改善できる。西カレまで修正したい。(西カレでは)目標は高く、優勝したいけど、やっぱり目の前の一戦一戦。やるべきことをやって、チームが一体となって練習で自信をつけてその日を迎えたい」