【バドミントン】関関戦敗北も、成長の証し見えた!

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◇第39回総合関関戦◇6月19日◇関西大学千里山キャンパス東体育館2F第1体育室◇

【男子】関大0-5関学大
S1 中嶋 1(20-22、21-10、14-21)2
S2 山﨑 0(14-21、16-21)2
D1 渡部・中嶋 0(15-21、18-21)2
D2 山﨑・田中 0(15-21、16-21)2
S3 渡部 0(13-21、14-21)2

【女子】関大2-3関学大
S1 和久 0(14-21、14-21)2
S2 藤田 0(20-22、18-21)2
D1 和久・岡村 1(13-21、21-18、11-21)2
D2 中屋・山田 2(21-13、21-9)0
S3 岡村 2(21-19、21-23、21-17)1

男女ともに3つのシングルスと、2つのダブルスを行う総合関関戦。昨年は男女どちらもストレート負けを喫した。その悔しさをばねに、関大バドミントン部は着実に力を付けている。関西のリーグ戦では2部で戦う関大にとって、1部の関学大は格上。しかし、粘り強い試合運びで接戦を演じ、大きな2勝をもぎ取った。

男子の第1シングルスには、1年生ながらリーグ戦でも大活躍だった中嶋が登場。最初のゲームこそ相手に献上したが、第2ゲームは要所でのスマッシュが冴えわたる。相手をわずか10ポイントに抑え、ゲームカウントを1-1とした。しかし、第3ゲームでは思い切りの良いプレーが不発。無念の敗戦となった。

その中嶋と同時進行で行われていた第2シングルス。エース・山﨑は、序盤から試合のペースが握れず苦しんだ。第2ゲームにはリードした直後から6連続失点。強力なスマッシュ、相手を揺さぶるラリーは健在だったが、勝ちきれなかった。

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試合の進行状況を考慮し、先に第2ダブルスが行われる。先ほどのシングルスに引き続いて出場の山崎と、つい先日入部した新戦力の田中のペアだ。始めは、田中のキレのある攻撃を中心にリード。しかし、一度ミスをするとずるずると相手に得点を許す。最後はレシーブをネットに引っ掛けて試合終了となった。

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続いての第1ダブルスは、渡部主将・中嶋ペア。この時点で男子の敗北は決まっていたが、応援は変わらず盛り上がりを見せる。それに応えるかのように、両選手も躍動。ネット手前に落とされたシャトルも確実に拾い、相手の隙を見つければスマッシュを叩き込んだ。しかし、サイドラインを超えるミスが多く第1ゲームを落とす。続いて第2ゲームでは、中嶋が3連続でスマッシュでのポイントを取り、会場内からも大きな歓声が上がる。ただ、あと一歩及ばず負けとなった。

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男子の最後を締めくくったのは、主将の渡部。相手を前後左右に振りミスを誘う。しかし、バックラインを超えるクリアーを返してしまうなど、渡部自身の判断ミスもあり最初のゲームを奪われた。第2ゲームでも試合は関学のペース。それでも、持ち前のジャンプ力を生かして、高い打点からのスマッシュを放つ。最終的には力及ばずストレート負けとなったが、粘りに粘って簡単に諦めない関大の底力を見せつけた。

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女子の試合は最初2面同時進行に行われ、第1シングルスには和久、第2シングルスには主将・藤田が登場。和久は第1ゲーム、スマッシュがネットに引っかかるなどプレーに精彩を欠き14-21で落とす。次のゲームも序盤から7連続ポイントを奪われるなど、14-21で落としてしまい敗北を喫した。一方の藤田は「(格上の関学相手に)とにかく食らいついていこうとチーム内で言っていた」と、第1ゲーム。始めは6-11で劣勢に置かれながらも気迫あるプレーを見せ、接戦に持ち込む。しかし、あと一歩のところで決めきれず、ゲームを失った。第2ゲームは、一進一退の攻防で一時は15-12とリードするも、そこからスマッシュのミスが続き4連続ポイントを奪われる。粘りを見せたものの、このゲームも取られて敗北が決まった。

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これで関大の2連敗となり関学に王手をかけられてしまう。しかし、ダブルスの中屋・山田ペアが流れを変えた。出だしこそミスと相手のスマッシュなどでリードを許すが、そこからは終始圧倒。二人が息の合ったプレーを見せ、1ゲームを取る。次のゲームも格上の関学に対して21-9の一桁得点に抑え、関大に勝利を呼び込んだ。

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ここまで対戦成績1勝2敗とし、次のダブルス和久・岡村ペアにつなげる。最初のゲームは落としたものの、続く第2ゲーム。和久が深いラリーで攻め、浮き上がったボールを岡村が仕留めるなどの連携プレーが決まり21-18とする。このまま押し切って逆転勝ちとしたい。応援もヒートアップする中始まった最終ゲーム。お互いにスマッシュを何度も拾ってフォローするなど粘りを見せるが、最後の最後に決めきれず力尽きた。これで1勝3敗と負けが決まってしまう。

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最後に登場したのは第3シングルス岡村。先に男子の試合もすべて終わっていたため、体育館中のすべての視線がこの試合に集まった。岡村がネット際の、取れるか取れないかのギリギリのショットを返すたびに、会場からは歓声が挙がる。また、岡村も応援の流れに乗って第1ゲームを取った。次のゲームも粘り強さを見せ、20-16としゲームポイントを握るも、ここから相手の驚異的な追い上げに圧倒される。5連続ポイントを許し、逆にゲームポイントを握られると、結局このゲームを落としてしまった。迎えた第3ゲームは相手を前後に揺さぶってから角度のあるスマッシュ。持ち前の粘り強さで主導権を握りゲームを優位に進めると、最後は相手のスマッシュがサイドを割りゲームセット。試合が終わると応援席の方へ駆け寄り、笑顔でハイタッチを交わした。

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男子は5戦とも敗北となったが、女子は2勝3敗。関関戦としては負けという結果になったものの、昨年の全敗と比べると明らかにこの1年での成長が見える試合となった。バドミントン部の次なる戦いは、関西選手権。インカレ出場権をかけての個人、またはダブルス戦となる。今回の関関戦で、格上にも対等な試合運びができることを自信に、選手権での良い結果につなげたい。【文:谷 風花・三木勇人/写真:柴村直宏・林 亮佑・奥井健太】

▼渡部主将
「関関戦に照準を合わせるというよりも、明々後日の関西選手権に向けて全員仕上げてきた。勝つつもりでやっていた。最終調整ではないけど、本番のつもりで。内容どうこうよりも、勝ちにこだわっていこうと言っていた。関関戦ということで大学も盛り上げてくれているし、いろいろな支援もある。いかに大学から支援をしてもらっているかを心に置いて、がんばろうと思った。試合前、関学からは2軍が来ると言われていて、勝機はあるなと思っていた。しっかり勝とうと言っていた。でも、いざ今日になってみたら1軍が来ていてびっくりした。それでも1軍・2軍関係なくやれる、勝つ気でやろうと伝えた。試合内容としては、1桁しか取れないような大差で負けたゲームが無く、点は取れていた。点差が無かったのはいいところ。あとは、自分からのミスが少なかった。応援がいつもより大きかったが、指示も通っていた。声援を力にしつつ、冷静にプレーできていたのも良かった。今度の関西選手権は、インカレの出場権を手に入れるチャンスがある。1人でも1組でも残れるようにしたい」

▼藤田女子主将
「今日はとにかく食らいついていこうという話をしていて、それが実践できていたことが良かった。点数も1桁得点で負けるとかではなくて、2桁得点取れてよかった。(去年と違った所は)勝ちにいこうという姿勢が全く違う。試合前から『いくぞ!』という声出しをみんなでしていた。応援も非常に良かった。いつもあれぐらいやって欲しい。岡村は期待している選手。今まで逆転負けばかりしていたが、今回は勝ちきってくれてうれしい。将来はダブルス、シングルスも出てほしい。今回の試合では先にミスをしないラリー力とショットの精度が課題になったので、そこを今後意識したい。関西選手権に向けてチームとしては全員1回戦突破、個人としてはベスト16以上(インカレ出場条件)を狙っていきたい」