【ハンドボール】春リーグの決着戦! 関大ハンド復活!

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◇第39回総合関関戦◇6月18日◇関西大学中央体育館◇

【前半】関大15―15関学大
【後半】関大13―9関学大
【試合終了】関大28―24関学大

昨年の関西王者が今シーズンは苦しんでいる。3連覇を目指して挑んだ春季リーグではまさかの6位。勝負どころでの決定力に泣いた。しかし、リーグ最終節の関学大戦では残り4分で4点差を追いつきドロー。最後に意地を見せ、浮上のきっかけをつかんだ。今日は春リーグの決着戦、そして8年ぶりのKAISERS総合優勝に向けて負けられない一戦。宿敵関学大との試合が幕を開ける。

この日の関大は、メンバーを大幅に変更。ディフェンスの要となる真ん中のポジションに村上を抜擢した。

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関学大に先制点を許すも、チーム初得点を恩塚主将が決めて場内のボルテージは加速。主将自らがこの試合に懸ける気持ちをプレーで見せ、開始15分間で4得点とチームをけん引する。

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両大学の意地と意地がぶつかり合う白熱した試合展開となり、一進一退の攻防が続く。迎えた19分過ぎ、最初にリズムに乗ったのは関学大だった。7mスローを決められるとそこから相手に主導権を握られ、6連続ポイントを献上。一度失った流れを取り戻せない、今季の関大を象徴したシーンが続く。残り3分、このままリードを許して前半を折り返すかに思われたが、関大がタイムアウトを要求。気持ちを整えると、そこから選手がコートで奮起。中川監督が「4年生がここぞという場面で決めてくれた」と振り返ったように、春に苦しんだ4年生が確実にシュートを決める。上本のサイドシュートに、速攻も決まり同点。流れを引き寄せ、15-15に持ち込んで前半を折り返す。

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「今日の試合は本当に勝ちたかった」(恩塚)。勝負の後半で、その気持ちを選手がプレーで体現する。スピードで相手を翻弄する重岡や、エースの田辺も確実に得点を重ねる。

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春季リーグ2位の実力を誇る関学大も簡単には譲らないが、後半はスピードで勝った。21分過ぎからは関大の武器であるディフェンス力がさえ渡り、7分以上も得点を与えない。GK衣笠のビックセーブが幾度となく続き、ディフェンス力を支える永川に村上も堂々としたプレーで相手の攻撃陣を封じた。

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最後は場内から復活の白星に向けたカウントダウンが沸き起こり、試合終了を告げるブザーが鳴り響く。その瞬間、選手たちに笑顔の輪が広がり、春リーグの決着戦に終止符を打った。

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試合後、恩塚は「今日の勝利はうれしいし、ほっとした」と安堵の表情を浮かべ、確かな手応えを口にした。7月7日から開幕する西日本選手権では、インカレ予選決定戦に回ることになったが、昨年大逆転優勝を目の前で決められた中京大との対戦が決定。因縁の相手を破らなければ、インカレ出場は極めて厳しくなる。中川監督も「絶対にとらないといけない」と3週間後に迫った決戦を見据えた。厳しい戦いが予想されるが、関大持ち味の全員ハンドが復活すれば決して怖くない。ここから関大セブンの逆襲が始まる。【文:高橋良輔/写真;谷 風花・奥井健太】

▼中川監督
「久しぶりに勝てた。いいゲームができたと思う。新人戦のトーナメントで3年生以下がやればできるということを証明してくれて、自信を取り戻せたのが大きいと。そこに4年生が入って盛り上がってできた結果だと思う。今日の試合は、まさにそれを象徴していた。下級生も活躍して、春で力を出し切れなった4年生がここぞという場面で決めてくれた。速攻もずっと意識して練習してきたけど、結果として出せたと思う。でも、まだまだできるチーム。西カレも中京と同じブロックになって試練を与えられたと思ってる。でも、逆にそこに向けて気持ちが入っているので、これを継続したい。インカレは絶対に取らないといけない。今日みたいな試合を続けて、これにおごることなく引き締めて全員で頑張りたい」

▼恩塚主将
「本当に勝てて良かった。春リーグであんな形になってしまって細かいところ、関大らしいハンドボールというところを見つめ直してきた。下級生が新人戦で結果を残してくれてその流れに乗っていい雰囲気を継続できたのも大きいと思う。春リーグは4回生が空回りしていたけど、今日は機能していた。やっぱり上が中心となって払拭したいと思って今日の試合に臨んでいたので、結果が出てうれしい。まだまだ続くけど、ほっとした。ディフェンスから速攻が今日は多くて、得点につなげることができたと思う。西カレは、中京と同じブロックになって本当に山場だと思っている。でも、簡単にインカレを決められるような相手より、相手が強いほうが今後のためにもなる。負けたら終わりの中で、どれだけ自分たちの力を出し切れるか。みんなも気持ちが入っているし、プラスに捉えて頑張りたい。しんどいけど、その先の日本一が目標なのでここでもう一度自信をつけられるようにしていきたい。春は自分たちの力を出し切れずに終わっていたが、今日は違った。少しずつではあるし、まだまだ続くけど、チームは成長している。西カレ前に緊張した舞台で勝ち切れたことを次につなげたい。あと3週間。悔いの残らないようにみんなで話し合って1日1日を大事にしていきたい」