【ヨット】格上相手に、価値ある1勝

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◇第39回総合関関戦前哨戦◇6月11・12日◇新西宮ヨットハーバー◇

【470級】
0勝8敗1分
トータル 関大117-75関学大
【スナイプ級】
1勝8敗
トータル 関大113-77関学大
【総合結果】
関大230-152関学大

2年ぶりの開催となった総合関関戦。両クラスともに1日目は5レース、2日目は4レース行われ、合計9レースの着順がそのまま得点となる今大会。1レースにつき各校3艇ずつ出艇し、レースごとに勝敗を決めるほか、両クラス得点の合計でより低い方が優勝だ。昨年度470級インカレ王者である関学大に、どこまで食らいついていけるかが勝敗の鍵となる。

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1日目は晴天に恵まれるも午前中は風が吹かず、レースは午後から開始となった。開始直前にヘッドコーチから声を掛けられてから、選手がレースに臨む。第1レースではスナイプ級の花島・金子組が途中まで1位で走行するも、相手2艇に妨害されたことでオーバーしてずれていき、最終順位は5位に落ちる。470級も、粟根・小道組が僅差で抜かれ、相手が上位を独占。第2レースは470級、スナイプ級ともに最高順位が3位にとどまり、第3レースでも470級で粟根・小道組が2位でフィニッシュしたが、他の関大勢の順位が奮わず敗北。だが、第4レース、スナイプ級で浦田・石田組が奮起。応援団の声援を背に受けながら加速し相手をリード、本大会関大勢初の1位に輝いた。調子を保ちたいとなった第5レースでは470級、スナイプ級ともに関学大が1,2位フィニッシュ。点差が大きく広がったまま初日を終えた。

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2日目最初の第6レースでは、スナイプ級花島・金子組が終始2位に食い込む大健闘を見せる。続く第7レースは、スタート直前に関大のヨットが転覆するアクシデントに見舞われる。だが、時を同じくして相手がペナルティを課せられたこともあり、470級では2艇が2,3位でフィニッシュ。しかし第8レースは相手からリードを奪えず、上位に食い込むことはかなわなかった。しかし、最終となる第9レースで関大が意地を見せる。相手のミスの隙をつき、花島・金子組と堀・浦田組が1,2位で折り返す。そのままリードを保ったままフィニッシュし、関関戦を初勝利で締めくくった。

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しかし「相手のミスではなく実力で1,2位を取れるようにならなければならない」(石田主将)と、まだまだ満足はしていない。目標である全日本インカレ入賞へ向け、いっそう飛躍することを誓った。【文:三浦優泉/写真:三木勇人】

▼福田監督
「(関大ヨット部は)学生の気質が変わり、ここ10年で覇気がなくなってしまっている。対して、関学の方はあまり変わっていない。この面も勝敗に出ているのではないか。けれどその中でも選手たちは、昨年度470級インカレ王者である関学大に一矢報いたいという思いを持って臨んでくれたのではないか。みんな素材は悪くないので、一皮むけるのが大切。インカレ予選までに、どんどん成長していってもらいたい。(レースについて)チームレースでもあるため、相手のトップを蹴落とすための駆け引きが重要。風も波もある中で、どこまで自分を高めていけるか。それを踏まえて、今回の結果はふがいないと思った。ヨットを操縦するとき、きつい姿勢になってしまう場面もあるが、もっと体を反って耐えられたはずだし、そうして欲しかった。そしてそれは、決して難しいことを言っているわけではない。ヨットレースにおいて、トップになるか最下位になるかはちょっとしたことで決まる。メンタルの問題も大きく、トップになれば少しのことでも自信がつくし、その逆もある。だからすぐに諦めてしまうようなことはしてもらいたくない。もっと声出しを頑張りながら、時に楽しく時に苦しく励んでいってほしい」
▼石田主将
「(1日目は)スピードがまだまだ関学に対応できていない。また、スタートも出遅れること多かった。特にスピード面に関しては、11月に行われる全日本インカレのためにもより強化する必要があると感じた。(レースでは)スナイプ級第4レースで3番艇が1位をとり、なかでも浦田がとてもよく頑張ってくれた。これが本人にとって今後の自信につながっていければ、さらにより良い結果につながると思う。関学の部員はセレクションが多く、対して関大は初心者が多いが、素人ながら見返させられるように声を出して頑張っていきたい。
(2日間通して)やはり関学との実力差が出た。ルール面、スケール面でも、追いつけるようになりたいと強く感じた。部員の中でも、花島の調子がよくなく、良い成績が出なかった。次のレースには調子を戻せるように、練習を重ねてもらいたい。だが、クルーの金子はよく声を出して盛り上げてくれていた。練習の士気も高めて、目標の全日本インカレに入賞できるように、まずは関学のレベルに追いつきたい」