【漕艇】メダル獲得ならずも、女子シングルスカル・山本や男子エイトが健闘!

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◇第1回西日本選手権大会2日目◇6月12日◇大阪府立漕艇センター

【女子シングルスカル準決勝1組】
2着 山本 8:34.39→決勝進出
3着 甲田 8:41.97→順位決定戦

【女子シングルスカル順位決定戦】
1着 甲田 8:53.21

【女子シングルスカル決勝戦】
4着 山本 8:54.71

【男子舵手つきフォア準決勝2組】
4着 7:00.95→順位決定戦

【男子舵手つきフォア順位決定戦】
関大 棄権

【女子舵手つきクォドルプル決勝】
4着 7:40.24

【男子エイト決勝】
4着 6:46.83

初日を終えて全クルーが予選を通過した。

女子シングルスカルの準決勝には甲田と山本が同組でスタートした。上位2艇が決勝へ進める中で、好スタートを切った山本とミスが出てしまった甲田。甲田は中盤で順位を2つ上げて3番手に躍り出たが、首位争いを繰り広げる山本には及ばない。上位クルーを捉えることができずに、3着で決勝進出を逃した。一方の山本は、終盤のスパートでオールの操作にミスが出てしまい1着とはならなかったものの、2着で決勝へ。

シングル準決勝

順位決定戦に進んだ甲田は「しんどかったが、出し切ろうと粘ろうと思った」と、スタートで相手に出られたことをものともせずに、中盤で逆転しそのまま1着でフィニッシュ。成長を実感する大会となった。

甲田

女子シングルスカルの決勝には山本が挑んだ。中盤付近までは必死に食らいつくが、テンポを上げた他のクルーに離されて4着のゴールとなった。しかし、予想していたよりも引き離されることはなく自信に。苦手な印象のシングルだったが、「まさか決勝に行けると思っていなかった」という舞台でも上位クルーを肌で感じ、貴重な経験を得た。

山本

男子舵手つきフォア準決勝では、予選、敗者復活でも良かったというスタートで決勝進出圏内の3番手につける。そこからは「レートが低すぎた」(八尾)と振り返るように逆転を許し、決勝進出を逃してしまった。順位決定戦は棄権したが、予選から通して理想的なレース展開ができて、手ごたえを感じることができた。

フォア蹴り出し

フォア

女子舵手つきクォドルプルは予選を勝ち抜き、決勝を迎えた。スタートこそ成功したが、さすがは決勝。そう簡単にはリードを奪えない。4番手からなかなか順位を上げられず、追いついても離されという繰り返し。一時は半挺身差まで詰め寄ったが、最後は突き放された。レース後、リーダーの中山は「力負け」と肩を落とした。

クォド蹴り出し前

クォド

トリを飾るのは男子エイト。敗者復活で課題に挙げた粘りを意識してレースに挑んだ。スタート直後から上位の3クルーと下位の3クルーの差が開く。関大は下位で激しい4番手争いを繰り広げた。抜いては抜かされてという展開から最後に抜け出したのは関大。「気持ちで勝つことができたと思う」(丸尾)。課題の粘りを克服し、敗者復活で負けていた神戸大に競り勝ち4着。試合後は、メダルを取れなかった悔しさとし烈な4位争いに勝った喜びがまじり合った複雑な表情だった。それでも、関大の中では2番手のセカンドクルーでこれだけの結果。次の大会に向けて、セカンドクルーの実力アップが1番手の対校クルーのレベルアップになることは間違いない。

エイト蹴り出し

エイト

メダルを獲得したクルーこそいなかったものの、女子シングルスカルでは初の公式戦となった山本や男子エイトもセカンドクルーながら4位と健闘を見せた。次に控えるのは関西選手権。舞台も同じ浜寺だ。調整期間も今回よりも長く、最高のコンディションで最高の結果を目指す。【文:林 亮佑/写真:松浦 智】

▼女子シングルスカル・甲田
「(準決勝では)同じ組の他の人が良いタイムできえいたので、出られるかなと思っていた。スタートでまっすぐ進めず、無駄な部分があった。抜かされないようにと漕いでいた。決勝に行けなかったことは悔しいけど、それはそれで頑張ろうという気持ちだった。順位決定戦では最初は出ることができなかったが、2位と競りながらの展開。しんどかったが、出し切ろうと粘ろうと思って漕いだ。シングルでは初めてだったが、思っていたより頑張れた。そこは成長を実感できた。スタートが弱い。まっすぐ進めれずロスになっている。普段からまっすぐ漕げるように練習したい。2000㍍漕ぐのは大変。体力つけて接戦でも伸ばして勝っていけるようにしたい」

▼女子シングルスカル・山本
「スタートから出れて、隣の速い人は見れていた。1500㍍付近で(応援の人から)差せると言われたが、相手につられてオールが切り込んでしまった。最後にばててしまったのは課題。まさか決勝に行けると思っていなかったのでびっくりした。自分で考えていた通りのレースができた。決勝では1000㍍くらいまでは付いていけたが、阪大に後半で伸ばされて負けた。もっと離されると思ったが、付いていけて自信になった。最後はメンタルの甘さが出た。(今大会を振り返って)まさかシングルで出るとはという感じだった。シングルは苦手なイメージで不安があった。今回の結果で自信になったし、良い経験になった。2000㍍漕ぎきる体力と技術を身につけて自分に甘くならないようにしたい。次の関西選手権では対校のクォドに乗れるように練習したい。身長を生かして大きく漕ぐことを意識して取り組んだ。技術を身につけたらもっと戦えると思う」

▼男子舵手つきフォア・八尾
「レースを重ねるごとに良くなってきているところはあったので、水を固定して押し切ること、リズムを出すこと、スタートで出て相手の展開を見ながらレースを進めることを意識した。スタートは今日も良くて、速い相手に最初から食らいつけたのでそこは収穫。ただ、レートが低すぎた。1本1本で進める感じは良かったが、今回は練習量が足りなかったかと思う。リギングという船の高さや漕ぎを調整する金属部分を変える作業がぐちゃぐちゃでバランスができなかった。また、改めてパワーの必要性も感じた。理想的なレース展開ができたので収穫は大きかったし、最後のレースも楽しかった。それでも、勝ちにいかないといけないので悔いが残る。次は関西選手権という大きな大会なので良い調整になった。出場する全クルーがメダルを取れるように練習頑張っていこうと思う」

▼女子舵手つきクォドルプル・中山
「全力出し切ることと、中盤で伸ばすというところと後は気持ちということをクルーで話していた。中盤の勝負所で3位のクルーに艇差を付けられた。途中で半挺身くらいに迫ってきていたが、追いついて逃げられての繰り返しでどんどん離された。悪い方に予想していた通りのレース展開になってしまった。パワーや1本の伸びが相手よりも足りなかった。後は止まらずに船を進めるという技術だと思う。今日はスタートで成功したけど、出られてしまった。悪くはなかったが、力負けかな。(関西選手権では)個人的にはクルー選考でしっかり結果を残してクォドに乗って与えられた場所で自分の役割を果たしたい。チームとしては関西選手権ではクルーを固定して練習するので、勝負をかけてやっていきたい。優勝を目標に、基礎体力とスタート、スピードを強化していきたい」

▼男子エイト・丸尾
「昨日と一緒でスタートで出て、昨日は粘るところで粘れていなかったので、中盤を意識した。昨日負けた神戸大学にも勝って良かった。(4位争いでは)ずっと競っている感じはあって、途中の1000㍍くらいで出られていたが、ラストで抜き返したという感じだった。昨日はスパートでばたついていたが、今日は全員で声を出して合わせるところを合わして、整調からいい感じのリズムが伝わってきて合わせやすかったのでうまく決まった。4位争いには勝ったが、3位との差が開いてしまった。次に向けて根本的な体力で負けていると思うので練習で補っていきたい。元気出してやっていこうというクルー。その部分で、最後に気持ちで勝つことができたと思う。1本1本のドライブの強さが対校クルーよりも弱い。そういったところをどう補って勝つか。根本的に1本1本のドライブあげていきたい。(次の関西選手権に向けて)4年生なので最後の試合になる。あと1か月半くらいしかない。練習も一つ一つ丁寧にやっていって悔いのないように全力で頑張りたい」