【ボクシング】キャプテンの意地。藤井が1勝もぎ取った!目指すは最終節勝利

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◇第70回関西学生リーグ戦第4節対大商大◇6月5日◇関西大学ボクシング場◇

関大1-8大商大

リーグ戦も後半を迎え、対する相手は昨年関大を1-8で下して準優勝となった、強敵大商大だ。優勝は狙えなくなったが、1つでも多く勝ち取って順位を上げていきたい。

応援

B級の1枠とL級の2枠が不戦敗のため、出場する6人のうち5人が勝たなければならない。最初はLF級の上木原。相手に攻められ、先に打つことができない。2Rではワンツーを決めるもボディを入れられる。3Rは左が決まり出し、コーナーに追い込んで狙うが1度ダウン、判定負けとなった。

上木原4

1敗し、もう後がない状況で登場したのはF級・加藤。最初は攻め込まれるが、右ストレートを決められて火が付いた。ワンツーも入り出し、追い込んでいく。相手の失格並みの低い姿勢に苦戦しながら狙うが、3Rで顔面にストレートを受け、TKO負けを喫した。

加藤4

「キャプテンが負けたら終わりやと思ってる」(藤井主将)。関大の敗北は決まってしまったが、主将・藤井がリングに上がる。相手はよく話す仲でもある山本だ。1Rで早速ダウンを奪うが組みつくことが多く、打たせてはもらえない。相手の手数も増えて劣勢になってしまう。2Rからは距離が近くなるのを生かし、アッパーを入れていく。しかし、一発頭に食らったストレートのダメージが効いてきた。それでも最後まで組み付きながら、的確にボディを決めていく。試合終了のゴングが鳴ると、互いの健闘をたたえて笑顔で抱き合った。判定の結果、藤井の勝利。主将の意地を見せた。

藤井4

LW級の李は大きい振りでフックを決める。相手の流れではあるが、軽快な動きでボディにワンツーを入れた。しかし、低姿勢での頭の動きを注意され、3Rで惜しくも失格となった。

李

続いてW級は、いつもより1つ階級を上げた日野。チャンピオンクラス相手にはじめから互角の勝負を繰り広げる。相手の重い一発を受けても、すぐに返して連打まで浴びせる。ワンツーからの一本も決め、最後の10秒では互いのパンチが止まらない。ポイントも26-30、29-27、28-28と最後が同点に。なかなか判定が下されなかったが、レフリーが相手の腕を上げると、会場からも悔しい声があがった。

日野7

最後はM級の宮本。今回は体の大きい相手に苦戦する。重いパンチを入れ込まれるが細かいボディで応戦。3Rでは組み付きながらもプレッシャーをかける。だが、2Rに連続で浴びたのが響き、リーグ戦初の判定負けとなった。

宮本2

人数も少なく、けが人が多い中でも粘りを見せた関大。最終節は万全の状態で挑み、一花咲かせてほしい。【文:谷満梨奈/写真:三木勇人】

円陣 (1)

▼市川監督
「上木原はよく頑張った。今までで一番いい試合だった。自分から仕掛けられなかったのが反省。積極的に行けていたら勝ってた。加藤の相手は何回も注意されていたのに直そうとしなくて、失格になってもおかしくなかった。(けが人が多く)これ以上部員が減ったら困る。藤井はよく勝ってくれた。1Rのダウンがすべて。ムキになって相手と同じリズムで打ち合うから後半心配だったけど、なんとか頑張った。李は試合中に周りの声をしっかり聞ける選手。頭を下げる癖で失格になってしまったけど、1R、2Rやったことを次につなげて欲しい。日野と宮本は、合格点。相手も強敵やったけど、勝ったと思った。特に日野はチャンピオンクラス相手に大善戦。本人も自信になった試合やと思う。けが人だらけでみんなどこかしら痛いとこ持ってる。最後の同志社戦で勝ったらきれいに終われる。しっかり乗り切って一花咲かせて終わろう」

▼藤井主将
「キャプテンが負けたら終わりやと思ってる。相手は強いけど今まで当たったことなかったんで、ついに当たったなと。前に出てくるタイプやったから離れてやりたかったけど、僕も同じタイプなんで打ち勝とうと挑んだ。ボディが上手いこと入ってくれてよかった。(良かった選手は)日野。相手強くて、いつもは1階級下で戦うから不安やったけど、勝ったと思った試合やった。(次に向けて)関大の意地。気持だけでもあきらめないでいきたい。僕は最後なんで、来年後輩が頑張ってくれるような試合を見せたい」