【野球】1安打で完敗 連覇の夢途絶える

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◇平成27年度関西学生春季リーグ戦第5節対立命大3回戦◇5月4日◇ほっともっとフィールド神戸◇

立命大 110 000 020=4
関 大 000 000 000=0

(立)桜井、東―小林
(関)石田、増村、阪本大―久米、高橋佑

秋春連覇に向け、前日の敗戦で後がなくなった関大。今日の試合は今節1戦目でも白熱した投手戦を演じた両エース・石田と桜井がマウンドに上がる。勝ち点を懸けた運命の一戦が幕を開けた。

「最初はストライクゾーンにボールを集めすぎた」(石田)。立ち上がりに立命大打線に捕まる。1、2回に1点ずつ失い、立命大に先行を許す苦しい展開となった。絶対に落とせない戦いだけに早い回に追いつきたい関大だが、桜井の前に打線が沈黙。「とにかく打てない。アウトの内容が悪い」と早瀬監督が振り返ったように、5回を終わって柿山の1安打だけに封じこまれる。

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石田は安打を浴びるものの、序盤の失点以降は立ち直りを見せる。本来の粘り強い投球がよみがえった。迎えた6回、粘投を続ける石田が先頭打者で四球を選び出塁。その後の打者が続き、2死三塁となって3番・湟打が打席に立つ。2ボール2ストライクからの5球目。内角に厳しい球が決まり、無情にも湟打のバットは空を切った。

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ここまで良いところがない関大は守りで見せる。一塁手・西田尚が素早いバント処理で三塁封殺を二度完成させる好守を見せ、相手に流れを渡さない。遊撃手・柿山も広い守備範囲でチームに貢献した。

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しかし、8回2死一、二塁でエースからバトンを引き継いだ左腕・増村が適時三塁打を浴び、重い2点が関大にのしかかる。しかし、ベンチからは最後の最後まで声が途切れることはなく、逆転を信じてナインに思いを託す。代打攻勢で、全員で戦う姿勢は見せたものの、反撃は届かず、4-0で試合終了。立命大の投手陣に1安打に抑えられる悔しい敗戦となった。

試合終了の瞬間、優勝の可能性が消え、それと同時に連覇の夢も消えた。監督、主将とともに悔しい表情で試合を振り返った。しかし、まだリーグ戦は終わっていない。関大は甲子園で宿敵・関学大との最終戦が控える。「期待されていると思うし、連勝で終えたい」と意気込んだ石丸主将。関学大も優勝戦線から離脱し、両大学ともに今季は厳しい戦いとなっている。悔しさを晴らすには絶好の機会である関関戦。秋の神宮大会に向けた挑戦は甲子園の舞台からスタートする。【高橋良輔】

▼早瀬監督
「タイミングが勝負と石田にはいつも言っている。バッテリーも意識して取り組んでいると思うけど、立ち上がりは振りに来た立命大の各バッターにストライクを取りにいってしまった。中盤は石田らしく粘りの投球をしてくれたが、残念。とにかく打てない。ここという場面で打てないし、アウトの内容も悪い。数少ないチャンスを生かせれば良かったけど、今日はうまくいかなかった。力不足ということ。今日の負けは痛い。攻撃面での課題が浮き彫りになったので、そこを今後どうしていくかだと思う」

▼石丸主将
「ヒットを1本しか打ってないというのが敗因。石田は頑張っていたが、疲れが出てきてしまった。今の力の最大限を出してくれたと思う。石田に頼らず俺が抑えてやるというピッチャーが出てきてくれたら。新チームでリーグ連覇を狙っていたが、それがかなわず悔しい。最初の京大戦に比べたら守備は良くなってきている。次の関学戦では2連勝するだけ。お客さんもたくさん来てくれると思うし、期待されていると思う。今日は課題が出たので1つ1つ見直しが必要。1球1球にもっと気持ちをこめて、守備もバッティングも改善していきたい」

▼石田
「疲れは無いこともなかったけど、それは相手も一緒。言い訳にはできない。初戦の方が気持ちは入っていたが、今日は3戦目だったし、各打者のイメージをしながら試合に入った。準備の部分ではしっかりできていたけど、勝てなかった。立ち上がりはストライクゾーンに集めすぎた。3回以降は平行カウントを意識して投げてなんとか抑えられた。本当に痛い敗戦。残りは全部勝てるように頑張りたい」