【アイススケート】2年ぶりに7、8級男子団体優勝!

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◇第92回日本学生氷上競技選手権大会3日目◇1月7日◇日本製紙アイスアリーナ◇

[7、8級男子結果]
2位 須本光希(政策1)208.35
3位 本田太一(経3)190.39
21位 市橋翔哉(安全4)122.49

[7、8級男子結果]
優勝 関大 64点

2年ぶりの快挙だ!関大男子が強さを発揮し、見事に男子団体で表彰台の頂点に立った。「今年は団体優勝を狙っていた」(本田)。全員が力を合わせてつかんだ、目標の団体優勝。試合終了後、選手たちには笑顔があふれていた。

第1グループには市橋が出場。冒頭の3回転ルッツは惜しくも失敗。「本当は最初の一本しか予定していなかったんですけど、中途半端な感じで終わりたくないなって思ったので、思い切りいくことにしました」。続く2本目のジャンプでも3回転ルッツに挑戦。着氷時に手をついてしまったものの、しっかりと回り切る。その後も大きな声援に後押しされながら要素をこなしていく。

コレオシークエンスでは美しいイナバウアーを披露し観客を虜(とりこ)に。フリーでも大好きな映画『君の名は。』の劇中歌を使用した市橋。前日のインタビューでは「すごく好きな曲で滑れるので。自分が瀧君になったような気持ちで滑りたい」。その言葉通り、情感たっぷりの演技を披露。会場からは大きな拍手が送られた。


△市橋

そして最終グループには、前日のSPで2位につけた須本と、3位につけた本田が登場。須本は直前の6分間練習で4回転トーループの着氷に成功し、いい流れで本番へと挑んだ。

音楽が流れ始めると、美しいスケートで観客をすぐに自分の世界へと引き込んでいく。そして冒頭の4回転トーループ。しっかりと回り切ったものの惜しくも転倒してしまう。それでも、続く3回転+3回転のコンビネーションジャンプは軽々と成功。この日も持ち味のダイナミックなスケートを見せる。「失敗しても最後までしっかりとできたというのは自分の中ですごい収穫」。演技ラストのジャンプにはダブルアクセル+3回転トーループを組み込み、会場を盛り上げる。初出場のインカレながら堂々の2位で関大の優勝に大きく貢献した。


△須本

「団体の優勝だけを意識していた」という本田。「アクセルが良くないからこそ他で挽回しなければいけない」。この日も6分間練習ではトリプルアクセルは調子が上がらず。それでもしっかりと回転を締め、何とか着氷する。続くダブルアクセル+3回転トーループ、3回転フリップは鮮やかに成功。勢いに乗る。

中盤の3回転+3回転のファーストジャンプでバランスを崩しかけたが、しっかりと立て直してセカンドジャンプへとつなげ、会場からは大きな歓声が上がる。全身を大きく使いながら、「フォレストガンプ」の壮大な曲を表現する。「応援はすごく聞こえました。すごい楽しくて、きつかったんですけど笑ってました」。仲間の声援を糧に最後まで滑り切り、大健闘の3位入賞を果たした。


△本田

ペアをメインで活動する市橋、団体優勝を経験したことのある本田、今季新たに関大アイススケート部に加わった須本。全員で力を合わせ、2年ぶりに奪還した王座。「めちゃくちゃうれしい」(本田)。今回は優勝を狙っていただけに、3人でつかんだ優勝は格別だった。市橋は今大会をもって学生大会から引退となるため、来年は新たなメンバー構成で全日本インカレに挑む関大。来年、再来年も強さを発揮し、関大アイススケート部の歴史を刻んでいく。【文:竹中杏有果/写真:竹中杏有果、森本明日香】

▼市橋
「最初の方はしっかりまとめようと思っていたんですけど、1つ目のジャンプをパンクしてしまって。その後からは楽しむことを優先しました。その結果、内容はボロボロだったんですけど、楽しかったです。昨日のショートはすごく緊張して、正直最後まで滑り切るので精一杯だったんですけど、今日は全然緊張しなくて。(3回転ルッツは)1つ目を失敗してしまって。本当は最初の一本しか予定していなかったんですけど、中途半端な感じで終わりたくないなって思ったので、思い切りいくことにしました。(団体優勝については)少しでも貢献できたらいいなと思って、今回も出場したので。ほっとしています。今日のフリーは、瀧君の名前を忘れたりとかで、すごく大変な道のりで(三葉に)会うのにすごく時間はかかったんですけど。映画の中で最後に電車がすれ違うシーンがあるんですけど、そこではお互いに相手のことを忘れていて。でも何か感じるものがあって、お互いがお互いの方に向かうんです。それで最後に会うことができるんですけど、僕もサビのイナバウアーをしているところでやっと、今日は僕は瀧君になったつもりだったんですけど、無事に三葉に会うことができて。幸せな時間でした。(ラストインカレでしたが?)去年が初めてで今回2回目だったので、そんなに思い入れは無かったんですけど。でも、今年もみんなで仲良く楽しくできて良かったなと思います。応援はすごく自分の力になるので、どんな試合でも必要だなと思います。(今後については)まだ自分でも今後どうなるかは全然分からないんですけど、やっぱりスケートが好きなので。続けていけたらいいなと思います」

▼本田
「自分の演技については、(トリプル)アクセルは相変わらず良くなくて。他をしっかりしたいというのは演技をする前からあって。アクセルが良くないからこそ他で挽回しなければいけないってなったんですけど、まずまずの演技ができたので。でも今日は自分の演技じゃなくて団体の優勝だけを意識していたので。そのためにも順位を落とさないようにっていうのを考えていたんですけど、何とか達成できてよかったです。(団体優勝に関しては)めちゃくちゃうれしいです。自分が1年生の時には中村優(政策4)くんと優勝できたんですけど、その時は2人だったので優勝を狙ってなくて。その時もすごくうれしかったんですけど、今年は団体優勝を狙っていたので。さらにうれしさがあります。今回は翔哉(=市橋)の点数があってこその優勝だったので。出てくれてありがとう。出てくれた上に良い演技もしてくれたので、本当に良かったです。(応援については?)応援はすごく聞こえました。SPよりも聞こえましたね。自分が最終滑走だったので、すごい楽しくて。きつかったんですけど笑ってました(笑)。(SPとフリーの総評は?)自分の演技としてはアクセルは全然だめだったんですけど、最低限というか。本当に順位しか意識していなかったので、内容は置いといて。個人表彰台、団体優勝っていう理想の形で終えられたので満足です。(今季はどんなシーズンだった?)全体的に良い試合が多かったので満足していますし、練習から本当に良い感じでできていたので。充実した1年だったかなと思います。(来シーズンがラストだとおっしゃっていましたが?)そうですね。試合で良い演技をしたいというのは昔からずっと続けていることなので、変わりなくやって。シーズンオフの期間に入っても、楽しんで練習するというのが目標というか(笑)。思い出作りってわけじゃないですけど、今日のメンバーたちと楽しく練習をしていけたらなと思います。」

▼須本
「スピンも取ろうと思っていたレベルは取れて。めっちゃ悪かったわけではないですけど、納得は全然していないです。4回転(トーループ)も6分間では降りれて、降りれるイメージしか逆になかったんですけど。やっぱり試合になると、ちょっとした軸のズレだったりタイミングがずれてしまうのかなって感じでした。失敗しても最後までしっかりとできたというのは自分の中ですごい収穫になって。今後も(4回転は)やっていきたいと思っているので、結果も悪くなかったですし挑戦もできたので良かったかなと思います。(演技ラストにダブルアクセル+3回転トーループを跳ぶのはもともと予定していた?)決めていたわけじゃなく、途中につけようかなとも考えたんですけど。一番楽に跳べるのがダブルアクセル+3回転トーループで。(最後に跳んだら)見ている人も楽しんでくれるかもと思ったので、最後につけました。(初めてのインカレで団体優勝はどんな気持ち?)団体優勝はすごくうれしんですけど、個人ではそこまで満足していないので。来年も出場できるかは分からないですけど、まず西インカレ頑張って来年も自力で出れるように。あとは、あまりインカレっていう感じはなくSPとフリーが終わってしまって。まあ来年になってみないと今年のインカレがどうだったかは分からないかなとは思います。(今シーズンは)試合良い悪いは関係なく、去年はシーズンを通して試合に出すぎました。後悔はしていないんですけど、すごくしんどかったシーズンで。まだ終わってないんですけど、調子が上がることも下がることもなく、ずっと点数も同じで演技の内容も同じで。2020年はそんなことにはならないように攻めて行ければいいなと思います」