【アイススケート】全日本インカレ2日目。市橋、本田、須本共にSP通過!

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◇第92回日本学生氷上競技選手権大会2日目◇1月6日◇日本製紙アイスアリーナ◇

[7、8級男子SP結果]
2位 須本光希(政策1) 66.54
3位 本田太一(経3) 65.37
21位 市橋翔哉(安全4) 45.63

全日本インカレ2日目は、7、8級男子ショートプログラム(SP)が行われた。今年は、昨年も出場した本田、市橋に加えて、新星・須本も出場。全員で力を合わせて挑み、躍動した。

最初に登場したのは本田。

△本田

「朝から調子が良くなくて」。直前の6分間練習でもトリプルアクセルに苦戦。スピードに乗せて勢いよく飛び上がり、何とか着氷する。その後はしっかりと立て直し、残る2つのジャンプ、3回転トーループ+3回転トーループと3回転フリップを鮮やかに決める。スピンやステップも質の高いものを披露。一つ一つの音をしっかりと捉え、力強く男らしい滑りを見せる。「うまくまとめられたので良かった」。演技終了後は安堵(あんど)の表情を浮かべ、SP2位と好スタートを切った。

続いては須本が登場。

△須本

今回はトリプルアクセルを組み込まず、全日本選手権大会とは違った構成で挑んだ。「アクセルをやらないから、チャレンジしてみようと思って」。冒頭に組み込んだのは3回転ルッツ+4回転トーループの大技のコンビネーションジャンプ。惜しくもセカンドジャンプが回り切れずに両足着氷となってしまう。それでも、「どうなっても諦めずに滑り切ろうということを考えていて」。加点の付く質の高さで残りの要素を決め、しっかりとカバーする。持ち味の伸びやかなスケーティングでダイナミックな演技を披露。初出場の全日本インカレながらも首位でフリー進出を決めた。

第5グループには、市橋が登場。

△市橋

「今シーズン最初の試合で、全然試合に出てなかったのですごく緊張しました」。シングルで試合に出場するのは昨年の全日本インカレぶりという市橋は、昨年と同様の大好きな「君の名は。」の曲で今大会に挑んだ。冒頭に組み込んだ3回転ルッツでは回転が足りず、両手をついてしまう。しかし、続く3回転トーループ+2回転トーループを見事着氷。スピンも質の高いものを披露し、観客からは歓声が上がる。「僕が悪い演技をすると三葉と瀧君が出会えない、そう思って。2人が出会えるようにと思って今日は演技をしました」。気持ちのこもった滑りで最後まで滑り切り、演技終了後はガッツポーズを見せた。21位でフリーへの出場権を獲得した。

見事3人全員がSPを通過した関大。「団体で上位に入れたら」(本田)。昨年の団体成績を超えるため、フリーでも選手それぞれが力を発揮する。全国の強豪たちが集う学生最高峰の大会で、関大の名を轟かせてくれるはずだ。【文:竹中杏有果/写真:森本明日香】

▼本田
「アクセルでオーバーターンしてしまったんですけど、他はうまくまとめられたので良かったんですけど。全体的に演技が小さくなってしまったのは反省です。アクセルは朝から調子が良くなくて、嫌な感覚で本番を迎えたんですけど、ある程度は点数の残る失敗の仕方だったので。他もエレメンツ自体は良いものが出せたので良かったかなと。最後のスピンでレベルを1つ落としてしまったんですけど、許容範囲かなと。でも、もっと細かいところでも点を取っていきたいので、そこは来シーズンの課題にしていきたいと思います。(今日意識していたことは)全日本選手権の時に、アクセルを失敗した後に全体的に力が入ってしまっていたのを後からみて感じたので。アクセルがどうなろうと他でミスをしないように、思い切っていくというのを思っていました。そこはできていたかなと思うので、良かったです。(試合が続いているが疲れとかは?)なくはないですけど。全員がしんどい試合なので。その中でいかにできるかっていうのは、年末年始の取り組み方ももちろんそうですけど、シーズン中にやってきた積み重ねも出てくると思うので。そこに関してはある程度出せたかなと。(今年の関大男子のメンバーについて)自分的には去年は優君(=中村優(政策4))で今年は光希(=須本)だと思っているので。自分は光希の足を引っ張らないように、去年は優君の足を引っ張らないようにって感じだったんですけど。今日は2位3位に光希と僕が入れて、翔哉(=市橋)もSP通過できたので。やれることはできたので、他の大学との兼ね合いもありますけど、明日も頑張って団体で上位に入れたらなと思います。特にインカレは内容より順位が大事だと思っているので、どんな内容になろうとも光希と僕で上位を狙って、翔哉もペアとの両立は難しいと思いますけど、最後まで粘ってくれたらと思います」

▼須本
「悔しい気持ちもなく、嬉しい気持ちもなく。結果は2位で、結果だけで見たら良かったかなと思います。(緊張は)全然。緊張するほど調子が良かったわけではないので。緊張よりは不安の方が大きかったです、どうなるか分からなかったので。トリプルアクセルはずっと調子が悪くて、入れるのをやめました。(3回転+4回転については)アクセルをやらないから、チャレンジしてみようと思って。ルッツ降りた時は、「これいけるかも」と思ったんですけど、まあそんな甘くもなく。(初のインカレですが?)インカレっていう感じはそんなになく。いつもの試合という感じでした。(今日)どうなっても諦めずに滑り切ろうということを考えていて。転倒はしなかったので。体力的にはしんどかったですけど、思ったほど後半でスピードが落ちることもなかったので。失敗しても、ちゃんと滑り切ろうという気持ちはやっぱり大きかったです。自分が勝たないといけないというのは正直ないんですけど、誰にも負けたくないという気持ちは大きいので。でも、今回は自分のためではなく大学のために。太一(=本田)とも、表彰台には上がりたいねっていう話はしていたので。大学で表彰台に上がりたいっていう気持ちが大きいです。(明日のフリーは)SPと同様、最初から最後まで気を抜かずに滑り切って。個人はあまり考えず、団体のことを考えて滑りたいなと思います」

▼市橋
「今日はとりあえず全部のジャンプを締めれたので、良かったかなと思います。今シーズン最初の試合で、全然試合に出てなかったのですごく緊張しました。(緊張は演技に響いた?)響いたというよりも、ジャンプを跳ぶのが怖くて。それにプラスで緊張していたので、滑れなかったです。トーループとアクセルは最近よく抜けてしまっていて恐怖心があって。スピードを出して跳ぶことができなくなってしまっていて。それが演技にも出てしまいました。(久しぶりに「君の名は。」を滑った感想は?)やっぱりこのシーンはすごく大事なところで、三葉と瀧君の2人が初めて会うので。2人が会うために僕が演技をしていると思っていて。僕が悪い演技をすると三葉と瀧君が出会えない、そう思って。2人が出会えるようにと思って今日は演技をしました。(2人は出会えた?)今日は最初の(3回転)ルッツが終わった後に、このままでは片割れ時が早く終わってしまうと思って。このままでは2人が出会えないと思って、そこで少し冷静になれました。その後はちゃんとまとめられたので、片割れ時もちゃんと進んで、2人は無事出会えました。(明日のフリーは)濱田先生とか岳斗先生とも相談して、とりあえずショートを通過しないといけないということがあったので、ずっと練習はショートをしていました。でも、体力的にも問題はないしまとまっていると思うので。そんな不安はないです。フリーの後半は「スパークル」のサビの部分が入っていて、すごく僕が好きな曲で滑れるので。自分が瀧君になったような気持ちで滑りたいなと思います」