【コラム】KAISERSと出会えて

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「自分のせいで勝てないんじゃないか」。今年は特にそんな気持ちになることが多かった。3年生になり、カンスポ最後の年。今まで以上に張り切って担当班の取材に挑んだ。でも、思い描いていた春とは違い、悔しいインタビューの日々。足取りが重い帰り道は数えるときりがない。

そんな時、カンスポの先輩にある言葉をかけられた。「広報の力で後押しするしかないんじゃない?」勝った時は他のメディアにも取り上げられるが、負けたときに寄り添えるのはカンスポしかいない。だからこそ、時には厳しい言葉を連ね、嫌がられても悔し涙する姿にカメラを向けた。その悔しい思い出を残すことで、少しでも選手たちのやる気につながれば。その思いで根気よく試合に足を運んだ。

秋に入り、どのクラブも終盤に差し掛かる。悔しい姿を見てきたからこそ、喜ぶ姿は選手以上に嬉しかった。サッカー部の試合で、けがが多かった4年生たちが得点して活躍する姿には思わず涙が出た。4年生と少しでも長く試合がしたいと、チームが一丸となって勝利を求める姿、1部昇格を果たせず悔しい思いをしたチームが全国大会2位まで上り詰める姿。たくさんの感動を記事に、カメラに収めることができた。「野村さんで良かった」。「部員の一員です」。担当クラブの選手やスタッフの方にもらった最高の言葉。たくさんの人に、感動に出会えたのは、私の人生の中で最高の思い出だ。

△たくさんの歓喜の瞬間に出会えました

この3年間で私は、KAISERSの背中を押せただろうか。 カンスポ生活を振り返ると、大変なことはいくらでも挙げられる。授業中でもPCとにらめっこ。ほぼ終電で帰る編集期間。大雨の中でもシャッターを切り続けた試合。記事に追われる日々。それでも最後までやり切れたのはKAISERSがいたからだ。これから歩む人生の中で壁にぶつかった時も折れそうな時も、KAISERSと過ごした3年間はきっと私の背中を押してくれる。【野村沙永】


△弓道部が昨年1部昇格した時の力作の1枚


△毎試合この光景を見ることが楽しみでした