【アーチェリー】関西インドアは上位の壁を感じる結果に

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◇第24回関西学生インドア選手権大会決勝◇12月21・22日◇近畿大学記念会館

【予選ラウンド】
男子リカーブ部門
(上位32位以上が予選ラウンド通過)
9位 中川光造(商2) 572点
27位 上田唯斗(情3) 560点
40位 石井伸明(人3) 542点
52位 中尾優希(情3) 535点
59位 一樂直寿(商1) 528点
65位 幅研人(化生3) 517点
66位 熊野裕(経3) 517点

女子リカーブ部門
(上位16位以上が予選ラウンド通過)
23位 小川万諒(人2) 542点
26位 中塚菜帆(シス理2) 531点

【1/16イリミネーション】
中川●5-6光永(同大)
上田●3-7堀(近大)

今年を締めくくる関西学生インドア選手権大会が行われた。1日目の決勝・予選ラウンドでは、11月の大会予選を勝ち抜いた、男女合わせ9名が出場。2日目進出を目指して的を狙ったが、関西上位校の壁は厚く中川と上田唯の2名のみが2日目に進む結果となった。

18㍍先の小さな的を狙う、インドア競技。1エンドに3射ずつ行射する。関大勢ではじめに矢を放ったのはA組の上田。「前半は緊張した」と振り返ったが、徐々に得点も安定し、後半には堂々たる行射で、2日目に駒を進めた。女子選手の出場は中塚と小川の2人。B組の中塚は「最近調子が上がらなくて」と不安を見せたが、秋の定期戦で場数を踏んだことでインドアにも慣れ、やり切った表情を見せた。


△中塚


△上田唯

C組には中尾、熊野、小川の3選手が名を連ねた。中尾は目標にあとわずか届かなかったが、年明けの記録会でのさらなる成長に期待がかかる。熊野はけがの影響で得点が伸びなかった。「せっかく決勝にこれたのに悔しい」。3月のリーグ戦に万全の状態で臨めるよう、療養にはげむ。小川は10点を狙いすぎて、本来の「9点を取り続ける」という目標を見失いかけていた。後半ペースを取り戻し、最終エンド直前で30金を出すも、ボーダーには届かなかった。


△中尾


△熊野


△小川

幅、一樂、中川、石井はD組。幅は「練習通りに悪かった」と、不調を挽回できず、得点を出すことは出来なかった。一樂は大学で初のインドアの大会となったが、上級生の中でも臆せず打ち続けた。石井は「練習時間が少なすぎた」と、反省をにじませる結果に。リーグ戦へ向けて調整を始める。そして中川は572点と1日目を9位で終える好成績。目標の575点には及ばなかったが、「良くもなかったけど、悪くもなかった」と振り返る。2日目「マイペースに頑張ります」と、落ち着いた様子を見せた。


△幅


△一樂


△石井


△中川

2日目のイリミネーションはトーナメント戦。近大や同大といった強豪校の選手がずらりと顔を並べるなか、関大からは2人がベスト8を見据え、臨んだ。中川は同大の光永と対戦。インカレでは勝利している相手に4立ちまではリードする展開も、5立ちで追いつかれシュートオフに。「緊張が出てしまった」とシュートオフでは精彩を欠き、惜しくもここで敗退となった。


△中川

上田唯は近大の堀と対峙(たいじ)。「調子が良くなかった」と序盤から相手にリードを許し、3立ちが終了して4ポイント差に。あと1ポイント奪われると敗戦が決まるなか「リラックスして打った」と4立ちで2ポイントを獲得する。ここから反撃したいところだったが、相手の技量が上回った。


△上田唯

試合後、「課題が多く見つかった」と話したのは中川。強豪校の選手の壁はまだまだ厚かった。それでも、来年のリーグ戦では王座出場を懸けて争う相手。「どちらが来ても勝てるように」とジャイアントキリングを匂わせた。すでに新チームがスタートし、主力を担っている上田唯と中川。さらなる成長を遂げ、チームを王座に必ず導く。【文:北島大翔・勝部真穂/写真:勝部真穂、宮本晃希】

▼一樂
「最近全然できてなくて、点数も出る感じしなかった。その通りの試合になってしまった。練習しないといけないなと。インドア自体はあまり得意ではない。インドアが終わったのでリーグ戦に向けて射形をきれいで安定する形にしていきたい」

▼中尾
「ここ最近打ててなかった。その割にはいつも打っていた時と同じくらいの点数を取れた。年明けにもう1度試合があるので、そこでしっかり打って、点数出せればいいかなと。今回は普段通りの点数が出せたので、悪かったけど、良かった。インドアは近距離なので、狙いこんでしまう。そういう難しさはあるが、インドアにはインドアの良さがある。みんなこの大会が終わると、ショートに切り替えるが、自分はもう少しインドアを頑張ろうと思う。ショートでリーグ戦もあるのでそれも頑張りたいけど。1月は記録会がある。そこでゴールドメダルを取りたい。あと15点足りないので、練習して越えれるようにしたい」

▼熊野
「直前に右足首の靭帯を断裂してしまったので、今日はつらかった。そのせいでの今週全く練習していない。せっかく決勝残って、インカレに行きたかったから悔しい。ギブスを巻いてて足の高さも違った。今週全く練習できていなかったというのが一番大きい。今後は、とりあえずは療養。大きな大会もしばらくないので、練習に励みたい」

▼上田唯(1日目)
「最初の方緊張していて、あまりいい点数が出なかった。でも、なんとか普段より少し低いくらいで済んだので、なんとか耐えたかな。後半は逆に緊張感がなくなったことで最後点数落としてしまった。2日目は緊張せず、のびのび打てたらいいなと思う。インドアは的が小さくて狙いづらいので難しい」

▼小川
「前半、9点しか入らなくて点数は良かったが、10点取りたいなと思ってしまった。後半は狙い混みすぎて8点とかになってしまうことが多くて。終盤に、今日の目標はずっと9点に入れることだったと思い出した。それで後半9立目で30金を出せた。だから今日良しとします。満足です。リーグ戦に向けてショートに切り替えていきたい」

▼中塚
「1週間くらい前にめっちゃ射形変えて、調整がうまくいってないなと思っていた。でも、やることだけ決めて、それだけはという感じで。ほぼ意地。あんまり緊張もしていなかったし、予選絶対通ってやろうという気持ちでもなかった。インドアはあまり得意ではないから気合いで。でも、秋の定期戦に多く出させてもらったから緊張せずに打てるようになってきたかなと思う。次はリーグ戦。去年全然出られなかったので、出たい。出て活躍したい」

▼中川(1日目)
「575点以上取ればレッドバッチがもらえる。今日はそれを目標に。でも、途中で外してから前半やばいなと思った。そこから切り替えて後半挑もうと。後半も3立目くらいから外れ出したが、気持ち的には焦りはなかった。終盤になって、自分の中では頑張れていたつもりだったが、なんでかわからないが、外れてしまって、やばいなと思った。たぶん、集中力が切れていた。今回は良くはなかったけど、悪くもなかったという感じ。18㍍は苦手だが、今年の572点は自分の中ではわりかしいい得点。今回で1点でもあげたかったが。1点の差がめちゃめちゃ大きい。特にこれくらいの点数にはみんなが集中するから、1点でも多く取らなければいけない。自分でも当てなければならないという気持ちがあった。でも、その気持ちをどれだけ抑えれるかが大事。抑えて自分のことをどれだけ考えれるか。そこは最近結構成長したなと思えるところ。前に目標点数目前で、目標に届きそうだったのに、当てなければならないという気持ちが出てしまい、結局点を出せなかった。気持ちの面で左右されていた。変えないといけないと思って最近すごく、気持ちの面で意識していた。それから結構動揺しなくなった。気持ちの整理をしっかりできて、外しても落ち込まずに切り替えてできるようになった。そうすると試合が楽しくなっていった。前まではうまくいかず、萎えることが多かったが、今は楽しいとか悔しいとか素直に思えるようになった。だから今は次の試合で絶対出すという風に思う。基本的には今は18㍍を毎日打っている。マイペースに頑張りたい」

▼石井
「練習時間を確保できてない中で試合を迎えたが、思っていた通りの結果になった。インドアは得意だったが、やはり練習時間が少なすぎた。うまく発揮することが出来なかった。リーグ戦に向けて、今のところ厳しい状態だが、全員がやることをしっかり意識してやっていければまだ間に合うと思う。頑張りたい」

▼幅
「ダメでした。練習もイマイチで、練習通り悪かった。右打ちだったのを今年の4月に左に転向した。それで初めてインドアの試合に臨んだ。もう少し得点出るかなと思ったが、思ったより悪かった。左打ちがいいというよりは右打ちが悪すぎるから、やめようと。頑張ります」

▼中川(2日目)
「18㍍自体が中高大と続けてきたなかで一番嫌いな競技だった。けど、昨日と今日は自分のなかで試合に対して気持ちを強く持とうというのを意識し出してから強い人相手でも自分のやることができるようになった。そういう面を気づけたのは成長できたと思っている。でも、負けてしまったのはめちゃくちゃ悔しい。昨日も目標点数に近づいていたが、越せれなかったんでまだまだやなと。今日もシュートオフまでいって、緊張してしまった。ただ、そのなかでどれだけ自分のいつもの打ち方をできるかという競技なのでそこが難しかった。(光永選手は)夏のインカレでも1回戦であたっていて、その時は勝った。今回も勝ちたいなと思って強い気持ちで臨んだが、自分がしたいことはできたけど、自分ができなかったこともあった。課題が多く見つかった。3月以降アウトドアも始まるのでそれに向けて調整して、近大でも同大のどちらの強豪校相手にも勝てるように修正したい」

▼上田唯(2日目)
「今日は調子が悪かった。普段の実力が出せなかったのは本当に残念。(インドア)は的が小さいので少しでも緊張してしまうと大きく点数を落としてしまう難しい競技。4立ちはそれまで緊張で震えていたので、リラックスして打とうと思っていた。それが結果に繋がったのかな。相手の方がやっぱり実力が上だったと感じた。落ち着き具合というか、それを見て逆に緊張してしまった。まだインドアはインカレが残っているので、そこに向けて練習をしていきたい」