【アイススケート】須本、大健闘の8位。中村、本田も手応えつかんだ

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◇全日本フィギュアスケート選手権大会 4日目◇12月22日◇代々木国立競技場◇

[男子フリー]
8位 須本 147.47
19位 中村 119.00
21位 本田 111.86

[男子結果]
8位 須本 220.28
16位 中村 193.39
22位 本田 173.08

関大から出場した、中村優(政策4)、本田太一(経3)、須本光希(政策1)の3名。全員がショートプログラム(SP)で24位以内に入り、フリーに進出するも、それぞれに思いの残る結果となった。

第1グループには本田が出場。SP20位でフリーへと進み、惜しくもSP落ちとなった昨年の思いを晴らした。「2年分の思いをぶつけて笑顔で終わりたい」と、強気の姿勢で挑んだ。冒頭のトリプルアクセル。公式練習から苦戦していたが、堪えながらも本番では何とか着氷。予定では2本目のジャンプもトリプルアクセルを組み込むはずだったが、「アクセルの2本目が無理だと思ってしまった自分がいて」と、急遽、ダブルアクセル+3回転トーループに変更。

その後も、ジャンプは成功させるものの、スピンやステップシークエンスなどで精彩を欠き、納得のいく演技とはならなかった。それでも、「自分の成長を感じられたので、いい1年だった」と、好感触を得た。


▲本田

中村、須本は第3グループに出場した。SPで10位につけた中村は、最初のジャンプで4回転サルコーに挑戦。「最近では調子が悪くなくコンスタントに決めれていたので、今回入れられなかったのは悔しい」。勢いよく跳び上がったが、惜しくも転倒してしまう。

その後のジャンプでも、回転が抜けてしまうなどのミスが多発。スピンやステップでレベルの取りこぼしが響き、点数は伸び悩んだ。それでも演技後のインタビューでは、「集中を切らさず滑りきれたことに対しては、成長できた」と話し、手応えも感じていた。


▲中村

中村に続いて出場した須本。公式練習ではなかなかジャンプが決まらず、4回転を入れない構成に変えて本番に挑んだ。冒頭の大技、トリプルアクセルをなんとか成功させると流れに乗る。基礎点が1.1倍になるラスト3つのジャンプ全てをコンビネーションに。そして、スピードに乗せた美しいコレオシークエンスで会場を魅了。観客からは大きな歓声が上がった。

「練習してきた構成とは程遠いものになってしまったので正直悔しいですけど、その中でも大きなミスなく終えられたというのは良かった」。2年ぶりの大舞台で、大きなミスのない演技を披露し、高得点をマーク。シニアデビューのシーズンながらも、8位と大健闘した。


▲須本

熾烈な戦いが繰り広げられた全日本。男子の中で鍵になるのは、やはり4回転ジャンプだ。中村、本田、須本も4回転の習得に励んでいる。来シーズンの全日本では、高難度のジャンプを組み込んだプログラムを見せてくれるに違いない。【文:竹中杏有果、森本明日香/写真:竹中杏有果】

▼本田
「もっとやり切って終われたら良かったんですけど、実力不足かなと思います。(トリプル)アクセルの2本目が無理だと思ってしまった自分がいて、そこからいろいろ構成を変えながらやりました。去年と違って、この1年間できることは全てやってきたので、悔いはないです。夏場、長期間自分一人で練習するというのを経験して、自分のスケートを見つめ直す良いきっかけになりましたし、自分の成長を感じられたので、全日本の演技は良くなかったですけど、いい1年だったなと思います。今年1年間は、試合でもいいものが重ねられていたので、来年も全く変える必要はないと思いますし、自分を信じて、周りを信じてやっていきたいと思います」

▼中村
「ジャンプの失敗のほうはあったんですけど、最後まで気を抜かずに楽しんで滑ることができました。練習のほうでは、4回転サルコーがその日の調子によって失敗したり、成功したり、波があったんですけど、最近では調子が悪くなくコンスタントに決めれていたので、今回入れられなかったのは悔しいですけど、その他は集中を切らさず滑りきれたことに対しては、成長できたかなと思います。(以前使った曲を選んだのは)自分が一番大好きな曲だったので、それを全日本でもう一度披露したいという思いで選びました。(去年のフリーと比べて)4回転ジャンプを組み込むことによってその他の部分が難しくなるというのは、自分でもわかっていたことなんですけど、やっぱり後半、スタミナ的にも少しきつい部分がありました。でもシーズン序盤と比べたら少しは改善できたかなと思います。(次の試合では)とにかくその試合できっちり滑りきることが今の自分の目標だなと思うので、順位や点数とかではなく、一つ一つの要素をしっかりやって、自分のスケートをしたいと思います」

▼須本
「練習してきた構成とは程遠いものになってしまったので正直悔しいですけど、その中でも大きなミスなく終えられたというのは良かったのかなと思います。今日の朝構成を変えようと決めました。朝の練習が終わった時点で先生と話す前に自分ではもう、この構成にしようと決めてたんですけど、そのあと先生とも話しました。今シーズン、10数試合こなしていくのはやっぱりモチベーションを保つのもすごく難しかったですし、SPはあまり良くなかったですけど、フリーは今自分ができることを全てできました。今回は、もう少し緊張したり、空気にのまれるかなと思ったんですけど、2年ぶりの全日本だとあんまり実感なく終わりました。去年と比べたら、体力も付きましたし、体力がついたからこそ、そのことを気にせずに自分ができる最大限の演技ができるようになったので、そこは成長したと思います。メンタルの部分はまだ全然。2年前は、勢いで全試合こなしてきたという感じなので、今年はその勢いがない分頑張らないといけなかったかなと思います。この1年は10数試合あって、正直しんどかった、疲れたなというのは思います。でもこの連戦で体力がついたのもあるし、今回あまり緊張しなかったのは、多くの試合をこなしてきたからだと思うので良かったです。全日本インカレが年明けすぐにあるので、休まず、しっかりそこに合わせられるようにしていきたいです。高校生のときのインターハイでは、3年間3位だったので、インカレでは、できれば1位。表彰台は絶対乗りたいという思いがあるので、表彰台を目標に頑張りたいです」

【世界選手権日本代表選手会見での宮原のコメント】
「今回も世界選手権に選考していただいてラッキーだと思っているので、自分のできる全ての力を振りしぼって頑張りたいと思います」