【アイススケート】「練習でもしたことがないような失敗をしてしまった」。宮原、表彰台逃す

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◇第88回全日本フィギュアスケート選手権大会 3日目◇12月21日◇代々木国立競技場 第一体育館

[女子FS結果]
6位 宮原知子(文4) 121.32

[女子結果]
4位 宮原 191.43

演技終了後、困惑した表情でリンクを後にした。公式練習や本番直前の6分間練習ではほとんどのジャンプを着氷。調子が悪いわけではなかった。「途中からちょっとおかしくなって、どうしたらいいかわからなくなってしまいました」と、「ミス・パーフェクト」と呼ばれる宮原。いつもの演技は影を潜めた。

ショートプログラム2位で折り返した宮原。強豪が集まる最終グループに登場した。落ち着いた表情でジャンプのコースを最終確認し、コールされると、リー・バーケルコーチの言葉に大きくうなずいてスタート位置に向かった。

静かな曲調で始まった宮原の演技。冒頭のダブルアクセルを流れるように決める。続けて、3回転ルッツ+3回転トーループのコンビネーションジャンプも、セカンドジャンプが回転不足と判定されたものの、着氷に成功した。しかし、「ループで、練習でもしたことがないような失敗をしてしまった」と、3回転ループが2回転になる。そして、そこから焦りが見え始める。

直前の練習で入念に確認し、何度も成功させていた3連続ジャンプ。だが、ファーストジャンプで着氷が乱れた。なんとかコンビネーションジャンプにしたもののすべて回転不足に。単独の3回転ルッツでは転倒してしまった。

ステップシークエンスではさすがの表現力で観客を魅了したが、最終結果は4位。表彰台を逃した。悔しい結果となったが、「一からやり直せるタイミングではある」と、前向きな言葉を残した宮原。今大会の経験を成長の糧にし、さらに上を目指して走り始める。【文:森本明日香/写真:竹中杏有果】

▼宮原
「最初は良くて、強気でいけてたんですけど、ループで、練習でもしたことがないような失敗をしてしまって、その後、スピンの前にバランスを崩してしまったところからやばいと思い始めて、どうしたらいいかわからなくなってしまいました。ここまで自分でもわからない試合は今までなかったです。もう絶対失敗できないということばかり考えていました。あれだけ練習でできていたのになんで自分はこんなに本番でできないのかなと思いました。グランプリシリーズの時と比べてすごく落ち着いてできていたとは思うし、だんだんよくなってきている感覚はあった中で今日のような演技になったので、少し残念です。去年までとはまた違う新しい気持ちで挑めた試合だったので、気持ち的には前向きに取り組めました。技術的には少しずつ良くなってきている感触はあるので、精神的な面ですね。まだまだできることはあると思うので、これからまた見直して頑張っていきたいと思います。まずは自分ができることを試合でやれるように戻したいと思います。一からやり直せるタイミングではあると思うので、表現力もそうですけど、ジャンプの方もまた練習して、本番力を付けたいと思います」